スマートフォンやタブレットが普及し、無線でネット接続する機器も多くなりました。ところで、皆さんはご自宅のインターネットを無線化したものの、電波が届きにくい場所があったり、電波状態が悪く、途中で途切れてしまったという経験はありませんか？

　今回は、そんな悩みを解消する事が可能だという、ハイパワーな無線LAN中継器をレポートします。

　パッケージを開封し、中身を確認します。中は説明書と本体だけという非常にシンプルな内容です。

　本体正面を見てみましょう。本体右上部に大きな丸いWPSボタンがあり、左側に各種ランプの表示があります。
　上からPOWERランプ、親機接続ランプ、子機接続ランプ、WPSランプの配置となっています。

　続いて本体の側面の確認をしていきましょう。WEX-733DHPはご自宅のコンセントに直に差して使う事になりますが、コンセント端子が本体の上の方にあるので、一般的な2口コンセントであれば、本製品を使用中も上段のコンセントは塞がないように設計されています。
　側面にはリセットボタンと、5GHz/2.4GHzの電波の切替ができるスイッチが配置されています。

　無線LANルータの親機と、WEX-733DHPの接続方法はいたって簡単です。まずはWEX-733DHPの電源を入れて、WPSボタンを約2秒間プッシュ、次に無線LANルータの親機のWPSボタンをプッシュすれば設定は完了です。
　元々使用している無線LANルータの設定を引き継ぐので、今まで使っていたスマホやタブレット、パソコンといったWi-Fi対応機器の設定を再度設定し直すといった必要はありません。
※写真はイメージです。実際は電源の接続が必要です。

　コンセントのある場所ならどこでも設置可能です。コンパクトな設計でケーブルも使わないので、コンセントさえあれば、階段の踊り場のような狭い空間や脱衣所や高い場所にもスッキリ設置。家の中で最適な中継地点を選んで設置できます。

　LEDが明るく光っているので夜でも目立ち、何処にあるのか一目瞭然です。またLEDの点灯状態で電波の強度が分かるため、最適な設置場所を探すことができます。
　LEDは右上のWPSボタンを押すと非点灯にする事もできます。

　我が家の無線LAN親機と20m程の距離がある部屋でのスマホの電波状況です。この部屋と親機との間にはトイレ、洗面所、キッチンがあり、壁やパイプなどにより阻害されている為か、電波がほとんど受信されておらず困っていました。

　WEX-733DHPを親機と今回電波が入っていなかった部屋の丁度真ん中付近の場所に設置しました。すると何という事でしょう、期待以上の結果が出ました!!
　設置前は全く電波を受信できていなかった状態だったのですが、WEX-733DHPの導入でWi-Fiを諦めていた部屋にも電波を届けることが可能になりました。

　今回実際に試用するまでは「こんなに小さな機器で本当に電波を中継できるのか？」と半信半疑でしたが、無線LANルータ親機を導入済みで、電波状況を改善したい方に最適な機器だと実感する事ができました。

　コンセントに直差しで簡単にどこでも設置でき、場所もほとんど取りません。壁面にしっかり取り付けできる設計なので、筐体が倒れたり、高所から落ちたりする心配なく安心してご利用いただけます。

　又、数ある無線LAN中継器の中でも、WEX-733DHPは高速通信が可能な『11ac』という規格を採用し、電波の強いハイパワーモデルとなっています。無線の電波にお困りの方には是非ともオススメしたい商品です！

※電波の中継は家の構造等にも大きく左右されます。すべての環境下にて通信距離の延長・接続性を保証するものではございません。

2016. 4.6.公開（大熊猫）