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掃除機界の絶対王者ダイソンによる新型スティック掃除機!!
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V10 | |
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本体寸法 | 幅250×奥行1232×高さ245mm |
本体質量 | 2.58kg(付属品含む) |
最長運転時間 | 通常モード:60分(モーター駆動のないツール使用時) 40分(ソフトローラークリーナーヘッド) |
充電時間 | 約3.5時間 |
V8 | |
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本体寸法 | 幅250×奥行1227×高さ210mm |
本体質量 | 2.61kg(付属品含む) |
最長運転時間 | 通常モード:40分(モーター駆動のないツール使用時) 30分(ソフトローラークリーナーヘッド) |
充電時間 | 約5時間 |
旧モデルのV8シリーズとの比較をしてみます。
外観はユニット形状の変更もあり、V10シリーズはV8に比べて若干全長が長くなっています。
反対に、重量は僅かに軽量化されているようです。その差は僅かで、実際に持ち比べてみても、サイズ・重量共にそこまで大きく気になる差はありませんでした。
その他大きな変更点としては、
@モードが2段階から3段階へと多段階化
Aフィルターが後部ユニットと一体化しお手入れが簡略化
Bフィルターの目詰まりが確認できるランプが追加
C連続運転時間の長時間化
D充電時間が短縮
等がスペック上から見てとれます。
モードが3段階になった事で、より消費電力を抑えた弱運転が行えるようになり、
それにより連続運転時間が最大で60分に長時間化されているのは凄いですね。
コードレスクリーナーの弱点とも言える駆動時間を、モードの細分化により補っていると考えられます。
SV12FFに付属のアタッチメント類を見ていきましょう。
壁と家具のスキマ掃除に便利な隙間ノズル、窓のサッシや卓上等の掃除に役立つコンビネーションノズル、柔らかなブラシで優しくお掃除ができるミニソフトブラシ、ふとん掃除や毛足の長い絨毯に活躍しそうなミニモーターヘッドが付属しています。
コンビネーションノズルはブラシを出したり引っ込めたりできて、吸い込むゴミやシーンに合わせてワンタッチで形状を切り替える事ができます。
それではお掃除性能の検証を行なっていきましょう。
まずはペットの毛を想定した羊毛をフローリング、短毛のカーペット、ふかふかの絨毯に撒いて試していきます。
フローリングではスイスイと毛を吸い込み、文句なしの吸引力です。
短毛のカーペットでもブラシがしっかりと毛を絡みとって吸引していきます。
少し気になったのは、ブラシの形状の影響か、羊毛が前方にポンポンと押し出されるような挙動が目立ちました。
絨毯のお掃除はどちらかというと苦手と言われる事が多い、『ソフトローラーヘッド』ですが、今回の検証ではふかふかな絨毯の上でも、大きな抵抗なくヘッドを勧める事ができました。
吸い込んだ後のヘッドを見てみると、素材の兼ね合いもあってか、ソフトブラシ上に毛がいくつか絡んでいます。これは後でお手入れが必要ですね。
V8でも同じ状況下で検証してみましたが、ヘッドは同じものが採用されているとあって、大きな挙動の違いは見られませんでした。
吸引力等の差はあれど、基本的な特性は同じと考えられます。
続いては人の髪の毛のお掃除を想定し、糸くずを撒いてみました。
こちらもフローリング上はスイスイとお掃除ができ、ストレスフリーのお掃除性能です。
短毛のカーペット上も、先ほどの羊毛は前方に押し出される毛がありましたが、糸くずの場合はキレイに吸い取ってくれています。
ふかふかな絨毯の上でも同様で、大きな摩擦抵抗や違和感もなく、安定した使い心地です。
髪の毛のお掃除には大きく活躍してくれそうです。
こちらもV8と比較してみましたが、大きく感じ取れる差は見られず、スルスルと気持ちよくお掃除ができています。
V10シリーズはV8シリーズよりも吸引力が大きくなった様ですが、元から吸引力には定評のあるダイソンですので、髪の毛等の軽量なゴミ類では差が感じ取りにくいのかもしれませんね。
続いては粉ゴミのお掃除として、重曹をばら撒いていきます。
ご家庭で実際には一番ばら撒きたくない粉類ですが、フローリング上ではキレイに壁際まで吸い取ってくれているのが分かります。
カーペットの上でも、くっきりと重曹ロードが出来上がり、ダイソンの掃除能力の高さが伺えます。
ヘッドの側面で壁際の吸引を試みたところ、こちらも壁際までしっかりとお掃除する事ができました。
掃除機の種類によってはヘッド側面の吸い込みが苦手な機種もありますが、SV12FFは壁際に沿ってお掃除するだけで、部屋の端のゴミまでキレイにできそうです。
V8との吸引力の差があまりお伝えできなくて残念なところですが、それだけ、以前の機種からお掃除能力が高い水準で維持されている。という事だと思います。
反対に、モードを最強にしてカーペットや絨毯をお掃除すると、絨毯そのものを吸引してしまう事がある為、お掃除の際はシーンに合ったモード設定を意識する事が大切だと教えてくれます。
続いては紙ゴミを吸ってみましょう。
フローリング上はやはり文句なしのお掃除力です。雑巾でもかけたのかと思うくらいキレイに紙ごみがお掃除できていますね。
対して、カーペット上の紙ゴミは先ほどまでのゴミ達に比べると、若干残り気味に感じます。
『ソフトローラーヘッド』の苦手部分になるのでしょうか、やはりここは固めのブラシを採用している機種の方が残さずにお掃除できている印象を受けました。
上位モデルのSV12ABLであれば、『ダイレクトドライブクリーナーヘッド』という、ソフトローラーヘッドよりも更に強力な搔き込み力のブラシを付属しているモデルもありますので、カーペットや絨毯のお掃除がメインの方はそちらがおススメです。
粉ゴミの際と同様に、ヘッドのサイドを使って壁際のお掃除を試してみましたが、粉ゴミ同様に壁際もしっかりと吸引できています。
掃除機を長く快適に使用する為に必要なのが定期的なお手入れです。
先ほどのお掃除の際に、ヘッドに羊毛が絡んでしまった為、ブラシ部分をお手入れしていきましょう。
ヘッド底面のカバーはコインを使って開ける事ができます。
カバーを外せばブラシ部分を分解して取り外す事ができ、楽にお手入れ可能です。
SV12FFに付属の『ソフトローラーヘッド』は他の一般的なヘッドブラシと異なり、全体に柔らかなブラシが敷き詰められている為、手の施しようがない!!という程、毛がぐちゃぐちゃに絡み込んでしまうといった事が少なく、今回絡んだ毛も手で引っ張るだけでスルリと簡単に取り除く事ができました。
お手入れが楽な事も、『ソフトローラーヘッド』の魅力のひとつですね。
サイクロン式クリーナーに付き物なのが、こまめなゴミ捨てとメンテナンスですね。
ダイソンユーザーの中でも、V10シリーズになって格段に進化したと言われているのが、このゴミ捨て動作です。
V10シリーズもV8シリーズも、ゴミ捨ての際は本体にあるレバーを引っ張る事で、ダストケースがパカっと開き、手軽にゴミを捨てる事が可能です。
ただし、以前までのV8シリーズではユニットの形状の影響もあり、ゴミ箱よりも上側でこの動作を行なう事が主でした。
その結果、右にある写真の様に、あわやゴミ箱からゴミが飛び出てしまいそう!という状況や、細かなホコリが部屋の中に舞ってしまった。という声が多くありました。
今回のV10シリーズではダストケースの形状が前方へ伸びる形となった事で、ゴミが飛び出す部分をゴミ箱の中まで差し込む事ができ、格段にゴミが舞いにくくなっている事が分かります。
ワンタッチでゴミ捨てができるこの仕組みは、面倒くさがりな筆者としては好印象です。
ただ一つ、V8シリーズから手間が増えてしまったのが、ノズルの取り外しですね。
V8シリーズはダストケースの開く部分とノズル接続部分は異なる場所だったので、ノズルが付いた状態でもゴミ捨てが可能だったのに対し、V10シリーズはダストケースの開く部分とノズル接続が同じ場所の為、ノズルが接続された状態ではダストケースが開かず、ノズルを取り外してからゴミ捨てを行なう必要があります。
お手軽さを取るか、清潔さを取るか・・ これは悩ましい問題ですね。
今回、ダイソンSV12FFを実際に使用してみて一番に感じた事は、世界中で沢山の方に選ばれている人気のブランド・製品なだけあり、見ているだけでも物欲が掻き立てられ、触っているうちにその所有欲がしっかりと満たされていく。という部分でした。
定評のある吸引力はさすがダイソン!というレベルで、お掃除能力はもはやそれが当たり前かのように、安定感のある高さで仕上がっています。
その他、デザインや質感も良く、ソフトローラーヘッドの独自性や使い心地は他には無い魅力です。
ちなみに筆者が個人的に一番気に入ったのは『音』の部分でした。
どちらかというと『音が大きい』というマイナスイメージがあったダイソンだったのですが、このSV12FFは『音質』がとてつもなく格好良く、電源を入れると『shwiiinnー!』と気持ち良い爽快な駆動音で動作が始まり、トリガーを離すと『Twoon〜』と非常に耳に気持ちが良い音質で動作が収束していきます。外観だけでなく、音までデザインされているような音質です。
ストレスの無い音というのは【音量】よりも【音質】が重要であるというのが、今回この機種を使用して、改めて感じさせられた部分でした。
ダイソンのスティッククリーナーはサイズは大きく、重たいという決して最初から日本人向けに企画・製造された商品ではありませんが、それでもこれだけ多くの方に選ばれている理由が、こういったお掃除能力の高さ、デザイン面の高さ、それによって掻き立てられる物欲と、しっかりと満たされる所有欲。といった部分なのだと思います。
クリーナーのご購入をお考えの際はぜひ参考にしてみてください。
2018.6.25 (シマ)
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