任天堂 Nintendo Labo 01 : Variety Kit

Joshin 試用レポート
任天堂
Nintendo Labo 01 : Variety Kit

段ボール」で、ピアノや、つりざお、バイクなどをつくって、それを「Nintendo Switch」と合体させると演奏したり、魚をつったり、レースをしたり・・・・・・
いろんな「あそび」になって、自分でつくってあそぶから、しくみがわかって、夢中になっていると、いつの間にか「新しいあそび」を思いついたりして。

こんな感じが、Nintendo Laboです。

・・・とのことです。
作らないと遊べないし分からないのでは何もお伝えができないので、さっそく遊んでみます!

  • Nintendo Labo 01 つりToy conの説明画面
    説明書はありませんが、ソフトが説明動画になります!非常に分かりやすい。
  • つり Toy-Con をつくろう!

    作成時間めやす:90〜150分

     今回はバラエティーキットで遊びますが、まずはバラエティーキット内で作れる5種類の中から個人的に一番遊びたかった「つり Toy-Con」を作ります。
    「Joy-Con」ではなく、「Toy-Con」です。自分でつくるコントローラーだから「Toy-Con」です。たぶん。

     10歳の子供がつくる場合の制作時間のめやすが設定されており、つりは「90〜150分」とのこと。
    結論から申し上げると大人でも、ある程度時間に余裕を持った状態で作る方が良いかもしれません。あまり高を括っていると、目安時間をめいっぱい使うか、超えてしまう事もあるかと思うような内容でした。

    それでは、さっそく作っていきましょう!!

  • ダンボールからパーツを抜いている様子
    ダンボールからパーツを抜いていく
  • ダンボールからパーツを抜いている様子
    ペリペリが病み付きになる気持ちよさ
  • ダンボールからパーツを抜いている様子
    折り目を間違えないようにつけて、と

 「段ボール」という情報だけだと、壊れたりしないか少し不安がありましたが、手に取った時には不安が薄れ、パーツを抜く時にはその不安はなくなってました。見た目はちょっと薄めの一般的な段ボールです。
その分、中の空洞?は少な目になっているので、強度が上がっているのかなと思います。なおかつ、程よく加工されて抜きやすくなっております。これなら力加減が未熟なお子様でも安心して遊べるかと思います。
※しかしながら段ボールは段ボールですので、力加減によっては破損する恐れはございますので、ご注意ください。

  • ダンボールからパーツを抜いている様子
    プラスチックのパーツも組み合わせるのか
  • ダンボールからパーツを抜いている様子
    説明があるので、向きを間違えることも無さそう
  • ダンボールからパーツを抜いている様子
    よし!パーツが1個完成した!

 前述しましたが、ソフトが説明動画になるので、どの部品か迷うことなく、サクサクと進めることができました。また、画面に触って角度を変えたり、早送りや巻き戻し等、自分のペースで作りやすいのもグッドです。紙の説明書では出来ないメリットですね。

 他にも、部品に名前が付いていたりなど、面白おかしく子供を飽きさせない工夫がされているなぁと個人的に思いました。
あと、応援を入れてくれたり休憩を促したり子供が喜びそうな言い回しなどもモチベーション維持につながるかと思います。僕は上がりました。笑

  • ダンボールパーツが組み合わさってきた状態
    この調子で残りの部分も作って、つなげて
  • ダンボールパーツが組み合わさってきた状態
    一気に竿らしくなってきた。
  • ダンボールからパーツを抜くスタッフ2人
    竿の部分が完成したところで、何か入ってきた
  • ダンボールからパーツを抜く様子
    やりたくてウズウズしてたらしい
  • パーツを組み合わせている様子
    作成スピードが上がったので結果オーライ

 恐らく大人でも、子供が楽しそうに遊んでいたら混ざりたくなるのではないでしょうか。テレビゲームだと、いくら楽しそうにしていても画面上で何をしているのか分からない。という大人もおられるかと思いますが、目の前での工作だと分かりやすいので一緒に楽しみやすいかと思います。コミュニケーションのきっかけにも良いですね!!

注意すべきは、大人が夢中になりすぎた結果、子供に「自分で作るからやめて!」と怒られかねないところです。そんなご家庭、あると思います。

  • パーツを組み合わせている様子
    向きなど間違えないように確認しながら・・・
  • リールを回している様子
    凄い!完全に釣竿です。どうですこの滑らかなリールの動き
  • 竿らしいコントローラー
    立派な竿です。でもどこか物足りない・・・
  • パーツを組み合わせている様子
    そこでこの小さな謎パーツの登場です!
  • [動画]ダンボールだけどカリカリ鳴るんです

 大まかなパーツが出来上がってきたので、それぞれのパーツをどんどんつなげていくと、もう完全に釣竿です。が、なにかちょっと物足りないんです。本物の釣竿はリールを回すとカリカリカリッという音がするけど、やっぱりそこはダンボール。ダンボールの紙がこすれてスリスリという音がするだけです。では、終わらないんですね、これが。

 実は組み立てパーツに音符の絵が描かれたペラ物のパーツがあり、リールと竿となる部分のすき間に差し込んでからリールを回すと・・・なんということでしょ〜。ダンボールの竿からカリカリという音が鳴るようになりました!ダンボールなのにこのクオリティとこだわり、さすがニンテンドーさんです!

  • パーツを組み合わせている様子
    ちょっとペースアップ!海も作りました!
  • パーツを組み合わせている様子
    そして糸を通して
  • パーツを組み合わせている様子
    い、糸を通して・・・
  • つり Toy-Con の完成
    完成!

 たかがと言っては失礼ですが、段ボールで作った竿なのに音までリアルに表現するとはまったく思っていませんでした。作ってる最中は「なんで見えない所にこんなパーツがいるの?」と思うところが所々ありましたが、完成してみると「なるほど」と全部納得です。

 また、海の部分も記事が長くなりすぎる関係で省略しましたが、身近なものが非常に重要な働きをするよう設計されています。そこは是非ご自身でご確認ください!

 糸を通すところはもしかしたら、お子様では難しいかもしれませんので場合によっては大人が手伝ってあげた方がいいかもしれません。不器用ではないと思っておりましたが手こずりました・・・

  • つり Toy-Conにコントローラーをセットしている様子
    あとは遊ぶだけです。説明動画通りにジョイコンを挿入
  • つり Toy-Conにコントローラーをセットしている様子
    こっちにも挿入
  • つり Toy-Con の完成
    モニターもセット!準備完了です!!!
  • 画面に海が表示
    早退して海に行きたくなるくらいきれいな海です。
  • つり Toy-Con で遊んでみよう!

     凄いことに、釣竿の動きに連動して画面内でも同じように動きます。左右に振ると釣針は左右に揺れますし、上下した分だけ同じように上下に動きます。

     また、リールは糸を巻き取るだけでなく、逆向きに回すことによって緩み、糸が伸びるのでさらに下へ降ろすことも可能です。水深によって釣れる魚が違うみたいですので、楽しみですね。

  • 画面に海が表示
    リールを緩めると連動して潜っていきます
  • 魚が寄ってきた様子
    1匹の魚が食いついてきた!
  • サバを吊り上げた
    デビュー戦はサバ!釣れた魚のサイズもでるようです

 はじめは、魚が食いついてきたら巻き上げるだけでしょうと思っていましたが、魚が暴れている時は糸が切れやすくなるので、その間はリールを緩めておかないといけないみたいです。

とは言え、今回釣ったサバを始め、比較的海の上のほうにいる魚は暴れたとてそこまで糸にダメージが行くことは無さそうで、小さなお子様からゲームが苦手な方まで幅広く遊べるようになっておりますのでご安心ください。
ちなみに餌は自動で回復しますのでその点も安心。

  • 深海の画像
    もうちょっと深い所まで
  • マダイを釣り上げた
    マダイ!めでたい!
  • マンボウを釣り上げた
    マンボウ!水しぶきが綺麗なので個人的ベストショット
  • チョウチンアンコウを釣り上げた
    チョウチンアンコウ!深いほど大きいというわけでもないみたいです

 他にもどんな魚がいるのだろうととりあえず色々釣ってみました。他にもカジキマグロやエイなどの大物や、ナポレオンフィッシュなど珍しい魚もいました。
さて、そろそろ釣りは終わりにしようかなと思っていたら背後から一言。

ぴよこ「さっきめっちゃ大きい魚影がありましたよ」「たぶんあれサメ!釣ってみてください!」

 ・・・サメ編に突入です!

  • さらに深海
    さらにさらに深い所まで行くと・・・いました!
  • 深海魚のシルエット
    伝説の生き物感が凄いです
  • サメがヒット
    食いつかれました!
  • サメを釣り上げている様子
    順調に引き上げる
  • サメを釣り上げている様子
    日の届くところまで上げましたが・・・怖いです

 「俺、サメ、釣る」と、意気込み、3回繰り返しましたが、全て途中で糸が切れてしまう結果に・・・。
他の魚は複数同時に泳いでいたのですが、サメが複数泳いでいるのは確認できず、まったく泳いでいない時もあったため、存在自体が少しレアなのかもしれません。

ぴよこ「え、失敗のまま終わりですか?」「私はただ釣りをするのを見てただけですか?」

  • サメを釣り上げている様子
    ・・・サメ編クライマックスの突入です!
  •  「サメを釣りなさいよ」という空気感を無言のスタッフから感じます。でもサメ、あんまり出てこないし、かかったとしても暴れまわって糸は切れるしで、今すぐサメを釣ってほしいというお願いは、結構厳しいです。

     僕の心の声には一切気付かないし、気遣いもないぴよこの目は、サメよりも恐怖でした。

     と、言いながらも、釣りをするのが楽しいので、サメを頑張って釣りあげましょう。海底まで糸をたらして、息を殺してひたすらサメを待ち・・・・・・ヒット!!!!

  • サメを釣り上げている様子
    食いつく確率も低いのでこれがラストチャンス!
  • サメを釣り上げている様子
    暴れる〜〜!
  • サメを釣り上げている様子
    糸がちぎれる〜〜!凄い迫力です
  • サメを釣り上げている様子
    かなり日の光が明るくなってきました
  • サメを釣り上げている様子
    とうとう、きたー!!!
  • サメゲット!
    でっけーーーー!!
  •  思わず同席者全員で声を上げて喜んでしまいました。なんだかんだと知らないうちに同席者全員がゲームに夢中になっておりましたが、これもニンテンドーラボの魅力ではないでしょうか。

     後日になりますが、気になったので現実のホオジロザメの大きさを調べてみたら平均的なサイズは4.0-4.8メートルくらいらしいです。と、いう事は今回のサイズはかなり大きい方ではないでしょうか!是非ずーまーサイズを超えるべく挑戦してみてください!

     まだまだ釣りを続けたかったですが、他にも紹介したい内容がございますので今回のレポートはここまで!

 今回まずは「つり」を作りましたが、つくるという工程だけでも充実した時間と満足感を得られました。また、任天堂のセンスといいますか、技術力といいますか、そういったものの恩恵もあり「段ボールのおもちゃ」と形容するには非常にクオリティが高いものが出来るのでその点でも喜ばしいかと思われます。しかも自身で作ったモノがそのままテレビゲームとして遊べるとなれば、お子様だけでなく、大人の方でも楽しめるのではないでしょうか。

 それでもテレビゲームの事は良く分からないといった親御様もおられるかと思いますが、作ってる途中や、「わかる」モードで仕組みがはっきりとしているので、実際にプレイをせずとも一緒になって楽しめるかと思います。もちろんお子様の教育という面でも「わかる」というのはオススメです。

 つりのゲームですが、本当はもっと掘り下げたかった気持ちがあります。もっと色々な魚がいるのではないか。浅い箇所にいるサバなどを海底に連れて行けるのかなど、終わってからしてみたかったことがどんどん溢れてきます。そこはテレビゲームらしく、やりこみ要素としての魅力になるのではないでしょうか。
また、ご紹介できなかったのですが、釣った魚は「アクアリウムモード」で鑑賞したり、とある機能を使ってオリジナルの魚を作成して、釣ったりなども可能です。そのとある機能は次回以降のレポートでご紹介できればかと思います。

 それでは、このレポートで「つくる」「あそぶ」「わかる」を体験してみたい!と、思われたら幸いでございますので、よろしくお願いいたします。

2018.5.31 ずーまー

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