試用レポート
ブラザー
A3プリント対応 インクジェット複合機
PRIVIO WORKSシリーズ MFC-J6995CDW


ランニングコストを極限までカットした、ブラザー史上最強のモデル
ビジネスにレーザープリンタはもう古い!!

 ブラザーより、レーザープリンタを凌駕するビジネスインクジェットプリンタが発売されました。プリンタ、コピー、FAXなどの基本的な機能はもちろん、15万ページという耐久性、そしてなんといってもA4モノクロ0.9円という低コストを実現!!

 ビジネスプリンタの決定版といっていい「MFC-J6995CDW」をレポートしていきましょう。

さすがオフィス用。大きいです
 見ての通り、1人で運ぶにはちょっと苦しいかもしれません。ただ、重量的にはこのクラスのカラーレーザープリンタの半分以下だそうです。

 
本体と付属品
 給紙カセットが標準で2段、これはビジネスには必須ですね。ボディーカラーはオフィスを意識してホワイト系です。

 
付属品
 上からインク4色、下段の左側が「かんたん設置ガイド」、右側が詳しいマニュアルとFAX使用時に必要なモジュラーケーブルが入ってます。

 
天面給紙トレイ
 コピーをしたい紙をこちらにセットします。両面読み取りセンサー内蔵で裏と表を一度にスキャンしてくれる、優れものです。最大で50枚のセットが可能です。

 
スキャナ部分
 厚めの紙や、書籍等の見開き部分のコピーはこちらにセットしてください。もちろんA3サイズまで対応しています。

 
その下にUSBケーブルなどを接続する端子
 さらにスキャナーユニット部を開けると、USB端子、LAN、モジュラーのラインインとラインアウトの端子が用意されています。

 
背面トレイでは封筒印刷も可能!
 便利な背面の多目的トレイはビジネスシーンには欠かせません。写真用紙や厚紙、封筒などはこちらから給紙をします。普通紙100枚、ハガキ50枚、封筒なら20枚まで対応しています。

 
タッチパネル式の液晶モニタと操作ボタン
 3.7インチのタッチパネル液晶を搭載。スマホ感覚での操作性を実現。FAX受信時には、ここで内容を確認して、必要なデータだけ印刷して紙とインクのムダを省けます。

 
USBメモリのデータも書き込めます
 プリンタ本体のスキャン機能で、パソコンレスで直接USBメモリーへデータが書き込めます。PDF、JPEG、TIFF方式でのデータ保存が可能です。

 
前面右側にインクセット
 こちらのカバーを手前にあけて、4色のインクをセットします。フロントから交換可能なので、インク交換時にわざわざ、スキャナーユニット部を開けなくても、スムーズに交換できます。

 
それぞれにインクキャップがついています
 しっかりとしたキャップがついているので、インク漏れの心配がなく交換時にも、手が汚れません。

 
液晶画面に説明が表示されます
 キャップの外し方はプリンタ本体の液晶でイラストつきで、確認できる様になっており、親切設計。

 
大容量の黒インク!
 実際にインクをセットしてみると、一番右のブラックインクタンクの大きさには、改めて驚きます。モノクロ印刷1枚0.9円という脅威のランニングコストの秘密の一端です。

 
上下ともにA3対応の用紙カセット
 供紙カセットは2段式、上下ともA3まで対応です。15万ページという高耐久性を誇るだけあって、用紙ガイドもしっかりとした作りです。

 
こちらの原稿をA3コピーしていきましょう。
 まずは、こちらの原稿をコピーします。ビジネスはスピードが命!! はたしてそのスピードは?

 
10枚で2分45秒!
 コピーボタンを押して、読み込みからの計測値です。インクジェット複合機としてはなかなかのスピードです。ちなみに、設定は工場出荷時のままです。

 


クリックすると写真を拡大してご覧いただけます


 A3の普通紙にカラー印刷をしました。10枚で2分45秒! 印刷されたプリンタ本体の影にやや裏写りなどはあるものの、初期設定のままでも充分キレイに印刷が出来ました。文字も見やすくクッキリしています。お次はモノクロ印刷です。

同じ原稿をモノクロコピーしても2分45秒!
 次はモノクロコピーを同じ様に読み込みから計測しました。どれほどのタイムをたたき出すのかと思いきや・・・なんと! カラーと同タイムです。カラーが速すぎるのか、モノクロが遅いのか・・・。設定はもちろん、工場出荷時のままです。

 
裏写りが激しくなりました・・・
 カラーコピーの時には気にならなかったのですが、モノクロコピー時は裏写りが目立ちます。確かにコピー元の原稿はかなり薄い紙面ですが、大切な文書でこれは、ちょっと困りますね。そんな時は・・・

 
そんな時は裏写り防止機能を使ってください
 安心して下さい。そんな事もあろうかと、裏写り防止機能が搭載されています。左側が裏写り防止機能オン、右側がオフです。その差は一目瞭然!!

 
A4カラーコピーとモノクロコピー
 今度はA4サイズで、カラー、モノクロコピーをテストします。果たして、計測タイムは・・・カラー、モノクロ共に1分1秒という、こちらも同タイムでした!

 
1回のスキャンで両面印刷
 表と裏を一度にコピーできます。両面スキャンと両面印刷機能搭載モデルならではですね。いちいち、コピー時と印刷時に紙を入れ替えなくても大丈夫です。
 最後の動画で、実際の動作をご覧いただけます。

 
なにやら便利そうな機能を発見
 さらに液晶の操作部分を見ていくと、変り種の機能がちらほら見受けられます。しかも、液晶に図解入りで表示されるので、イメージがわかりやすくなっています。今回はその中のひとつ、A4原稿+ノートの機能を試してみましょう。

 
A3用紙でA4の原稿をコピーすると・・・
 まずは、A3の紙を用紙カセットにセットします。次に、読み込みたいA4の原稿をスキャン台に入れてコピーすると・・・。

 
資料のメモにとっても便利!
 右側にメモ用のノートの罫線が印刷されて出てきました。この機能、会議の資料や、勉強会のテキスト作成に便利だと思いませんか。方眼紙という項目もあったので印刷してみました。図面の追加等にはもってこいの機能です。

 


ビジネスシーンに必要な機能が集約されています。

 ブラザーが真剣にビジネスインクジェットの可能性を考えて投入した新製品、新PRIVIO WORKSシリーズのフラッグシップモデル『MFC-J6995CDW』をレポートしてきました。まずは、A4モノクロ0.9円/枚というランニングコストと、その実現の為の巨大なブラックインクカートリッジに驚かせられました。

 さらに、インクジェットプリンタでありながら、レーザープリンタを凌ぐ15万ページという高耐久性の実現。もちろんコピー、プリンタだけではなく通常FAXやPCFAX、みるだけ受信、有線/無線LANも標準搭載。

 両面コピーや、背面多目的トレイ、大容量の給紙カセット等、ビジネスシーンに必要な機能が集約されたこの1台!! これ以上なにが必要なのかというくらいの製品に仕上がっています。

2017. 2.17.公開(MCZ)

スタッフが使ってみました
インク4色
ブラザー|A3プリント対応 インクジェット複合機|MFC-J6995CDW
ブラザー
A3プリント対応 インクジェット複合機
PRIVIO(プリビオ) WORKSシリーズ MFC-J6995CDW
■ 仕 様 ■
  • プリント解像度 : 最大1200 × 4800dpi
  • 対応インク :(4色独立カートリッジ方式)
    LC3129BK、LC3129C、LC3129M、LC3129Y
  • 印刷サイズ : 最大A3
  • 自動両面印刷 : ○(最大A3)
  • コピー機能 : ○
  • スキャナー機能 : ○
  • 両面同時スキャン : ○
  • ファックス機能 : ○



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