巷で話題の「iNSPiC」をご存知でしょうか。スマホの中の思い出を、その場で小さなシールとして生まれ変わらせるスマホ専用のフォトプリンターなんです! お気に入りの写真をシールにしてどこに貼りましょうか。ノート?部屋の壁?? アイディア次第でステキな写真をステキにデコれます!
ライター:ぴよこ
インスタをはじめとするSNSへの写真のアップや、カメラで写真を撮るのって楽しいですよね。そんな写真の中には「これ、めっちゃ可愛く撮れた!」というような、思い出の写真がたくさん。ステキな思い出の写真を手軽にシールにできたら・・・もっと楽しい! 「iNSPiC」ならスマホで撮った写真をすぐに、どこでも小さなシールにできるんです!
5.5インチのスマホに腕時計、ボールペン、メガネケースと、「iNSPiC」の大きさを比べてみましょう。小さい!軽い!厚みも約2cmほど。これならカバンに入れて持ち運んでもかさばらず、重くもない! モバイル性高しです。 本体寸法:幅118×高さ82×奥行18mm / 質量:160g
ボディの表は艶のあるホワイトで、サイドフレーム〜裏面にかけては上品なゴールドカラーになっています。カラーバリエーションは、ピンクゴールド、ゴールド、シャイニーなブルーです(色見本はページ下部)。
側面の後方に用紙の排出口、反対側の側面にストラップ穴と充電用のmicroUSB端子、左サイドに電源ボタンが配置。本体での操作は電源ボタンを入れるのみで、操作は全てスマホで行います。 専用用紙10枚が付属しているのですぐにプリントできますよ。でも、10枚だとあっという間です。別売の20枚・50枚パックも一緒にご購入いただくと、たっぷり楽しんでいただけます。用紙は上質な『ZINKフォトペーパー』です!え?ご存知ない??
セット内容:キヤノン用ZINKTMフォトペーパーパック(フォトペーパーパック10枚、スマートシート1枚)/充電用USBケーブル/クイックガイド/保証書
専用用紙の「ZINKフォトペーパー」です。ZINKとはゼロインクの略で、インクを使わず印刷を行います。インクを使わずにどうやって写真になるんだいと思ったそこのアナタ、すてきクエスチョン!答えは熱。
「ZINKフォトペーパー」は感熱紙の一種で、用紙に熱を当てるとフルカラー印刷が行えます。この「ZINKフォトペーパー」を使ってプリントしているカメラが実は昔からあります。そう、ポラロイドカメラ。チェキやポラロイドの写真を見たことがある方は、仕上がりがイメージしやすいかと思います。
専用用紙の袋の中には青い厚紙が1枚入っています。この青い用紙は用紙排出口のクリーニングを行ってくれますので、捨てずにシール用紙と一緒に「iNSPiC」にセットしてくださいね。使い始めに排出口のクリーニングを行いますので、セットの際は、用紙の一番下にセットしてください。
さて、実際にスマホの写真データを使ってシールを作ってみたいと思います。使う前には必ず「iNSPiC」の充電をしておいてくださいね(充電時間約90分)。 フル充電で20枚分の印刷が行えます。もし外出先で充電が切れても、モバイルバッテリーがあれば充電できるのも嬉しいですね(端子はmicro-USB)。
まずはスマホに専用アプリ「Canon Mini Print」をインストール!インストールが終わるまで結構時間がかかりましたのでWi-Fi環境の元で行うのが吉です。
インストールが完了したらアプリをタップ。おぉ、ホーム画面がシンプル。わかりやすいわぁ。
ホーム画面の中央に、カメラ(左)と写真(右)のアイコン。カメラアイコンをタップすればカメラが起動し、写真アイコンをタップすればスマホのアルバムが起動してデータを選べます。わかりやすいですね。 実際に写真アイコンをタップしてアルバムを開きました。画面の上部に「すべて/フォルダー/カレンダー」と、タブから写真も探せます。
ホーム画面の下にはフェイスブックやインスタなどのアイコンが並んでいます。SNSやクラウドにアップしたデータもここから呼び出し、プリントができます。お気に入りの写真をジャンジャン印刷しちゃってください。 ここではスマホの中に保存している写真データを加工し、シールにしてみましょう。
ムチムチの甥っ子をチョイスしました。 画面の下に加工メニューが、上部右端にプリントメニューが表示されています。まずは下に並んでいる加工メニューで可愛くします。 加工メニューは左から【画像調整】【フレーム】【文字】【変顔エフェクト】【スタンプ】【フィルター】【手書き】です。
まずはフレームメニューをタップ。フレームの種類も豊富です。サンプルを見ながらお気に入りのフレームをチョイス。正方形のフレームをチョイスしたら、ただでさえフレームアウトしている甥っ子が、よりフレームアウトしたので、指でチョチョイと写真を縮小。配置も調整し、イイカンジにフレームの中に納めます。 それから文字メニューをタップして「甥」と記入。文字メニューでは、フォントや文字色の調整が行え、複数文字を記入した場合は、重なり順なども調整できます。
しかしちょっと残念なのが、フォントは英字スタイルのみ。「甥」と書いてもノーマルなゴシック体のみでしたので「BABY」に変更して色づけし、同じ文字を上に重ねて影文字風にしました。急にアメリカンになってきた。
フィルターを選べば写真が味わいのある色味に変化します。個性が溢れるフィルター選びが楽しくて、う〜ん・・・迷う。
さらにスタンプメニューをタップして、色々デコっていきましょう。こちらのスタンプも外国の香りが漂う仕様です。ドーナツやスターをポンポン配置し、帽子もあったので甥っ子にかぶせちゃって、よし、完成! 完成したら画面の左側のメニューの一番上にあるプリントボタンをタップして、プリント開始!
その前に・・・今回はすでに撮影した写真を加工していますが、ホーム画面からカメラを選ぶとメニューが少し異なり、AR(拡張現実)ライブフィルターが追加されます。人物にカメラを向けると・・・自動的にデコられます。これは友達と自撮りする時に楽しめそうですね。
では早速プリント・・・とプリントボタンを押してみたところ、「iNSPiCと接続されていません」という表示が出ました。あ、「iNSPiC」とまだ接続してませんでした! 一旦作成データを保存して(作成画面の右端メニュー内の「↓」みたいなアイコンから保存できます)、ホーム画面へ戻ります。
ホーム画面の上部の右端に白いかまぼこみたいなアイコンがあります。こちらが「iNSPiC」との接続状況を表わすアイコンです。 タップすると、アプリ画面にペア設定の確認画面が表示されます。「ペア設定する」をタップし、数秒ほど待機。アイコンの近くのマークが緑色に変化すると、上手に接続できたサインです。ちなみにこの緑色のマークはバッテリー残量を表わしています。小さいのでわかりにくいですが、バッテリー大丈夫かな?と思った時は、接続して確認できます。
接続する前に一度印刷ボタンを押したため、データを転送した記録が「iNSPiC」に伝わり「印刷していないデータがあります。印刷しますか」と聞かれました。データを再び呼び出さなくてもいいのは楽ですね。そのまま印刷。甥っ子のシールが完成しました!まぁ可愛い!
これならスケジュール帳や日記帳などに写真を添えて、手軽に思い出を残す事ができます。自分だけの料理のレシピブックを作るもよし、収納箱に写真を貼って、中に何が入っているのかラベルのように写真を貼って使うもよし! アイディア次第で色んな使い方ができるフォトシールです! 筆者は普段カメラで写真を撮るので、マイ撮影スポット情報ブックを作成してみました。ログ残しにも便利です。ちなみにこのシールにしている写真は、デジタル一眼カメラで撮影したもの。
最近のカメラはスマホとWi-Fiなどで接続できるので、撮影データをすぐにスマホに転送できます。「iNSPiC」はスマホ専用フォトプリンターですが、カメラからスマホに転送すれば、カメラの撮影データも「iNSPiC」でプリントできちゃいます! 撮影中、ちょっとそこらへんで休憩という時に、ニュッと出して風景と一緒に写真も楽しみましょう!
写真ですし、やっぱり飾りたい。画材屋などで売っている発泡スチロールのパネルが事務所にあったので、写真のサイズに合わせてカット。シールですのでパネルにペタリと貼り付ければ、ファブリックパネルのような仕上がりに。このパネル自体も片面がシールになっているので、このまま壁にペタリと貼れます。
壁にも貼り付けられますが、取り外し可能にするためにマグネットをパネルの後ろに貼って、磁石のように飾りつけ。カフェメニューボードを自作する、なんて事もできそうです。 他の写真はパネル同士をくっつけて立体的にし、ベタンと壁に貼り付けました。立体感があって面白いのですが、中々画像では伝わりませんね。ちょっぴり残念です。
筆者の高校生時代にプリクラが大流行していたので、プリクラ帳も作っていました。ノートに小さな写真をギュウギュウに貼って、その時の気持ちなどもカラーペンで添えたりして、思い出のアルバムとして今も手元に残っています。 好きな場所、好きな人達とスマホで写真を撮り、「iNSPiC」でシールにする。それらをノートや手帳に貼るだけでアルバムのように楽しめますし、アイディア次第でシールの使い方は無限大に広がります。
真っ白なノートに何気なくシールを貼るだけで、そのページが一気に華やかになる。写真の力ってすごいなぁと改めて感心しました。「iNSPiC」で写真をシールにしてみませんか?形に残すとまた思い出が違う形に見えてきますよ。
2018.11.16 ぴよこ