シャープ プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX1
ヘッド部分の確認
ドライヤーの吹出口はもっとオープンだと思うのですが、左右の縁だけ開いており、あとはフタがされているかのような見た目で「ん?背面かしら?」って勘違いしてしまいました。
髪を早く乾かすテクニックとして、サロンではドライヤーを2台持ちで乾かすところがありますが、それをヒントに左右の2つの吹出口から出る風で、髪を立体的に押し上げてドライ時間を短縮できるとのこと。
運転中は中央部分がピカピカ光り、とても華やかだったりもします(画像は下記)。
吹出口中央下側にあるランプはモード表示ランプです。
モードの確認
ハンドル部分にON/OFFスイッチがあり、その上部に独立して風量・モード・冷風ボタンがあります。
ハンドルを握ったままそれぞれのボタンが親指で押せる位置にあるので、切り替えがスムーズに行えます。
モードは[ホット][スカルプ][ビューティー][コールド]に、IB-WX1自慢の[センシング]モードがあります。
スカルプは約50℃の温風で、地肌をいたわりながら乾かすモード、ビューティーモードは温風と冷風を自動で切り替え、髪の乾燥を抑えるモードです。
周辺温度センサーで温度を感知し、季節の気温に合った風の組み合わせも行ってくれるので、「熱すぎる」「寒すぎる」を抑えて髪にやさしい温度でドライできます。
髪とドライヤーの距離で温度をコントロールする「センシングドライモード」
-
そして今までになかった「センシングドライモード」は、ドライヤーと髪との距離に合わせて温度をコントロールするモード!
髪に近いと感知した場合は温度を下げ、遠いと感じた場合は温度を上げて、髪の表面温度を、髪に嬉しい55℃以下をキープ。髪の表面温度が高いとキューティクルを広げてしまい、乾燥してパサパサになってしまいますが、距離を保って温度をコントロールするので表面温度を上げないように工夫がされているんです。
ドライヤーを運転させて吹出口に手を近づけたりしてみると、中央のランプの色が変化します。
手が近いと青く光り、風の温度を下げ、手が遠いと赤く光り、温度を上げているのが手に伝わります。
温度も近くても遠くても熱くないですねぇ。
風量切替は3段階
風量は3段階で切り替えられるのですが、最大風量がすごいパワフルです!そしてやや音が大きい!
パワフルですが、ボフウッ!と広い範囲にたっぷりと当たる印象で、風圧はやさしいと感じました。
「中」で今までのドライヤーのような印象、「弱」でやさしい風です。
お風呂上りに使ってみました
髪が皮膚にささるほどかたく、そして少なくなることを知らない毛量の筆者が、実際に普段のドライヤーをIB-WX1に置き換えて使いました。
ドライヤーを使う時、手首を使ってヘッドを振りながら乾かしますが、IB-WX1はヘッドが短い分、手首に余分な力がいらず楽に使えます。
ヘッドがコンパクトで使いやすいのに、風はたっぷり。そして温度はやや控えめです。
IB-WX1は髪にやさしい55℃という温度の温風を吹き出すようで、筆者が普段使っているドライヤーよりもやや温度は低め。
その分、風量でカバーしており、乾かしている間、頭皮や髪が熱くなりませんでした。
かなり髪に近い位置でドライヤーを当ててもやさしい温度帯のままで、使い終わった後の髪と頭皮まわりに熱気がこもっているという事もなく、スッキリしていて気持ちが良かったです。
普段使っているドライヤーも素早く乾かせるのですが、やさしい温度のまま、同じくらいのスピードで仕上がり、ヘアケア剤もつけず、ドライヤーだけで乾かしましたが、髪がつるっとしていてしっかりまとまっています。
毛量が少なく、筆者よりもやわらかい髪の旦那にも使ってもらうと「温度がいい。乾くのが早い。風が強すぎるから風量は中でいい。音がちょっと大きい」との事でした。
風量も3段階あるので、色んな髪質の人に合わせて使えるのではないでしょうか。
まとめ
まだアプリが公開前なので試せませんでしたが、ドライヤーもついにスマホで操作する時代がやってきました。
「美髪アプリ」で連携すると「温度」と「時間」を組み合わせて、自分好みにカスタムできるようになります。
モードを切り替えなくても、普段の自分の動きをアプリによって自動操作されるので、ドライヤーの時間がより快適になりそうですね。
使い始めは「ちょっと温度が低くない?」と感じましたが、その分風量があるのでしっかり乾かせました。
やさしい温度帯のたっぷりの風で、髪にやさしいドライヤーです。
今の季節はちょうどいいですが、冬場で使う時は風が強い分、すこし寒く感じるかも…とも思います。
知らない間にドライヤーが髪に寄っていて髪が熱い!なんて事、筆者はザラにあります。
あわてて冷風を当てながら髪を揺らして温度を下げるのですが、髪にしてみたらすごいストレスでしょう…。
センシングドライモードならどの距離でも温度を一定に保つので、髪の表面の温度が高くなるのを抑えてくれます。
個人的には使い終わった後の爽快感が今までのドライヤーとはちょっと違ったので、終わった後に「あぁ…やさしかった…」と感じました。
広がりやすい筆者の髪も、翌日になると少しだけストンと落ち着いているようでした。
温度がやさしいので、毎日のドライヤーが「ケア」になる。
髪をいたわりながら素早く乾かせるドライヤーをお探しなら、IB-WX1をお試しください。
2019.10.29 ぴよこ
質量(約):610g
革新的な形をしたシャープのドライヤー「IB-WX1」。
強力な吸引力で人気のクリーナーを生み出している、あのメーカーのドライヤーを見た時の気持ちがよみがえります。
ドライヤーはヘッドが大きいという印象が根付いているので、ヘッドが小さいと「ほほう…」と小さな驚きがあります。
見た目は小さくまとまっていますが、一般的なドライヤーのように折りたためないので、縦には少し広めの設置となりそうです。