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Joshin 試用レポート
オーディオプレーヤー内蔵にIPX7水準の防水機能! スポーツマン向け完全ワイヤレスイヤホン

ブラギ 完全ワイヤレス Bluetoothイヤホン 『The Dash Pro(ザ・ダッシュプロ)』 BR420501

 耳にしっかりフィットするよう人間工学に基づいて作られた、ブラギの完全ワイヤレスイヤホン『The Dash Pro』。オーディオプレイヤーと心拍計を搭載し、なんとIPX7水準の防水設計を備え、あらゆるスポーツシーンで活躍します。

 本体やスマホで操作が行えますが、ハンズフリーでの操作も可能。アプリとの連携や、機能もてんこ盛りなこのイヤホンをレポートしていきます。


(ライター:ぴよこ)
  • 内側に充電端子と心拍センサー
  • 付属のチップをかぶせた状態
  • イヤーチップが豊富に用意されている

 スポーツでも快適なフィット感を追求した『The Dash Pro』。水でのアクティビティにも活躍するIPX7水準の防水仕様で、スマホを持たなくてもThe Dash Proだけで最大1,000 曲(4GBまで)の楽曲再生が可能なオーディオプレイヤーを内蔵。本体のどこにもボタンはありません。ケースから外すと自動で電源が入り、前面部分がタッチインターフェースとなっています。本体内側には充電端子と心拍センサーを搭載。

 付属品を見てみると、リスニング用チップの他に、滑りにくいシリコン素材で本体を覆うように装着し、激しい運動の時でも耳によくフィットするように作られたアクティビティ用のフィットスリープが付属しています。

セット内容:本体、ケース、充電用のUSBケーブル(Type-B)、マニュアル、リスニング用のチップ(S,M,L)、アクティビティ用のフィットスリープ(XS/S/M/L)。
  • スライド式のケース
  • 内側のケースを後ろから指で押す
  • ケースのスリット部から漏れる光

 アルミ素材でサラリとした質感の収納ケース。パカリとフタを開けるケースが多い中、『The Dash Pro』は珍しいスライド式。充電はケース側面にUSBケーブル端子があるので、本体を収納して行います。充電時間は約2時間で駆動時間は最長5時間。ケースをフル充電しておけば、最大5回の再充電が行えますので、フル充電を行えば、ケースに入れているだけで、最長30時間の再生が可能。

 ケースの表面にスリットがあり、そこから本体のLEDライトの光で充電状態が確認出来ます。ライトが青ならフル充電、緑:高、黄:中、赤:低を表わします。信号機のライトと一緒ですね。青なら安心、赤なら停止という色認識はもはや日本人のDNAに組み込まれているはず。充電残量はしっかり確認しながらお使いください。

  • スッポリ納まった
  • 装着した瞬間、青く光ります
  • 本体下部をタッチで操作

 両耳に装着すると自動的に電源が入り、一度青く光ります。装着した本人には見えませんが、これが電源ONの合図です。装着者には『電源、ON』と音声ガイダンスでお知らせしてくれます。充電残量などがなくなりそうな時や、アクティビティ状況も音声でお知らせしてくれるので便利ですよ。

 本体下部には、本体が濡れていても、手袋をした状態でも操作が出来る光学式のタッチインターフェースを搭載。この部分を指で触ると。音楽再生や通話のコントロールが行えます。
 音楽再生/停止や電話の応答にはタップ、Bluetooth接続や終話にはホールド、曲送りや音声ボリューム調整にはスワイプなど、様々なコントロールが可能です。詳しい操作については付属のマニュアルに記載がありますが、早送りはタップ×2+ホールドなど、筆者はスマホで操作する方がラクだな、と思うような操作もたくさんありました。良く使う操作だけをまずは覚えておきましょう。

  • アプリでもっと楽しむ
  •  BRAGI The Dash Pro は頭の動きだけで通話やミュージックプレーヤーのコントロールが出来るという、ユニークな操作も行えます。それらの操作はアプリと連携する事で使えるようになりますので、さっそくスマホにアプリをダウンロードして試してみましょう。

     まずはアプリストアで『Dash Pro』をダウンロード。アプリを立ち上げるとまずはイヤホンとスマホの接続を促されますので画面に従います。
     ペアリングは右側のタッチインターフェースを長押しする事でBluetooth接続が可能。スマホなどの端末からBRAGI The Dash Pro を検索して接続してください。イヤホンからポンポンポンポンと4回ほど音が鳴ったあと、アナウンスで接続の確認が行えます。2回目以降は耳に装着すると自動的に接続されますよ。

  • ホーム画面。本体が実際の充電残量と連動している
  • リアルタイムで心拍数を計測
  • 電車の中でちょっと計測してみた
  • 周囲の音が聞こえる機能

 イヤホンを接続してアプリを立ち上げました。装着時の心拍数の計測をリアルタイムで計測しており、3つの運動の記録が行えるメニューがあります。Google Fitにも対応し、オンラインで記録も残せますよ。こういったツールを持っているだけで、なんだか運動が出来る人の仲間入りをした気がしてしまいますが、その気持ちが運動をする習慣に変わるかも知れませんね。

 The Dash Proには『オーディオトランスペアレンシー機能』が搭載されています。周囲の環境音を取り込むような機能で、音楽を聴きながらも外の音もしっかりと取り込んでくれます。イヤホンをせずに広い空間でスピーカーを使って音楽を聴いているような感覚、といえばいいのでしょうか。補聴器ともまた違うのかも知れませんが、人の声や自分の足音などが、とてもクリアに大きく聞こえます。本体をスッと横になぞるだけで切り替えられるので、運動の時以外でもレジに並ぶときなどにも便利でした。
 雑談ですが、電車のホームで使ってみると電車の到着音やアナウンスにライブの臨場感のようなものが出て「おぉ!!」っとなりました。

  • [動画] ヘッドジェスチャー
  • 今、音楽をスキップしましたよ!
  • [動画] タッチコントロール
  • [動画] バーチャル4Dメニュー

 コントロールメニューから、4Dメニューの設定を有効にして実際に操作してみます。上を向くとポンと音がし、下を向くと4Dメニューのガイダンスが聞こえてきます。その後、首を左右に向けると『コココッ』と音がして、自分自身がダイヤルのようになり、自分が操作したいメニューを選んでうなずくように操作の決定をします。上記画像は、筆者が4Dメニューを呼び出して、少し右を向いて音楽のスキップを行った瞬間です。
 先にも述べておりますが、慣れると楽だと思います。街中でプルプルと頭を振る動作はそれなりに目立ちそうですが、手が使えないアクティビティの時に操作する場合には、首の動きだけで操作が出来るというのは便利かと思います。

  • ストラップが付けられるケース
  • タッチではなくボタン操作
  • ボリュームボタンと電源ボタン

 ネックストラップにより持ち運びが便利なモデル『The Headphone』もございます。ケースにバッテリーはありませんが、その分軽くてケースもスリム。The Dash Proと同じく『オーディオトランスペアレンシー機能』も搭載しています。The Dash Proの表面にタッチインターフェースを内蔵していましたが、The Headphoneの表面はBのロゴと、3つボタン。タッチではなくボタンでの操作となります。防水機能も搭載しておらず、The Dash Proよりはカジュアルにスポーツをされる方にオススメです。

  • 半日のカメラ撮影もケーブルがなくてとっても快適
  •  実際に装着しながら音楽を聴いていましたが、低音重視の筆者にはとても良い音だと感じました。休日に外出して半日カメラで撮影している時に使用していましたが、耳が疲れる事もなく、完全ワイヤレスなのでカメラストラップやカバンを気にする事なくずっと付けていられる快適性はこれほど便利だったか!と改めて実感した次第です。その間に音が途切れたという事もなく、バッテリーがなくなるまでエンドレス使用し、途中で「バッテリーがなくなりそうだよ」というガイダンスを無視してバッテリーが完全になくなるまで使用しましたが、音自体はずっと安定していました。装着してからは心地よい音楽を聞き続けられるのはかなりグッドです。

    筆者的に完全ワイヤレスの気になる所といえば『落とさないか』という事でしたが、ケーブルに引っぱられる事もなく、外の音を聞きたいときには本体の横をスッとスワイプさせてオーディオトランスペアレンシー機能に切り替えれますので、イヤホンを外すという動作自体が発生せず、フィット感もたかいので外れる不安も全くなくて、つけっぱなしでいいんだ。と、快適性の高さに感動が多かったです。

    ただ、4D機能はわりとデリケートな動きで読み取り、意図しない所で曲送りをしたりしたので途中でOFFにしました。

    The Dash Proならケースにバッテリーが内蔵されているので使用後も収納するだけで充電が出来ます。スポーツをする方にも普段使いにもオススメです。

    2018.6.15 (ぴよこ)

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