発売済のPS3用ソフト「バイオハザード HDリマスター」に繋がる物語を描いた「バイオハザード0 HDリマスター」が発売されました。PS4/Xbox One版では2作品をまとめて収録した「バイオハザード オリジンズコレクション」として登場です。
　グラフィックや演出・難易度等、数々の気になる点を実際にプレイしてチェックしてみました。

※今回プレイしているのは「バイオハザード0 HDリマスター」（PS4版）です。

　スタート後はまるで映画のようなイベントムービーが始まります。写真が本作「バイオハザード0 HDリマスター」の主人公の1人「レベッカ・チェンバース」です。
　彼女たちは猟奇殺人事件の調査に訪れたものの、この後ヘリが森へ不時着してしまいます。さらにその森の中で停車している奇妙な列車を発見し、逃亡犯が隠れていないか車内を捜索することに……というのが大まかなストーリーの流れです。

　イベントが一通り終わって、車内の捜索を開始します。薄暗くて不気味ですね。ちょっとだけでも雰囲気を変えたい気がします。

　というわけで、無料配信が行われているコスチューム＝弊社のロゴ入り"t-シャツ"をレベッカに着てもらいます。……ええ、「手前味噌」だとか「世界観的にどうなの？」とかは百も承知ですが、このt-シャツで少しでも画面が明るくなれば、恐怖を和らげることができる……かもしれません。
（※本ダウンロードコンテンツを入手するには、インターネットに接続できる環境が必要です。また、予告なくサービスを終了する場合があります）

　さて、ここからは本気で捜索開始です。まずは別の車両へ向かいます。シリーズお馴染みの「扉が開く演出」は健在です。ここで一呼吸置くことで恐怖感が増しますね。

　開いたとたんにゾンビが登場です。レベッカは体力が低いので、噛みつかれるとけっこう簡単にやられてしまいます。近づいてくる前に銃で倒してしまいましょう。

　ゾンビを倒して進むと、死刑囚である元軍人「ビリー・コーエン」を発見です。彼は殺人事件の容疑者でもあります。写真では銃を突きつけられているものの、敵意が有るわけではないようで、むしろゾンビが発生するこの異常な状況を乗り切るため、レベッカに協力を求めてきますが、レベッカは拒絶します。

　ビリーの申し出を断って進んだ先で、重傷で今にも息絶えそうな仲間と、それを襲ったゾンビ犬・ケルベロスに遭遇しました。ちょっと光の関係で見えづらいですが、写真の画面左側にケルベロスがいます。仲間はこの後すぐ絶命してしまい、レベッカ自身もピンチです。

　飛び掛かってくるケルベロスに銃を放って、倒すことができました。難易度NORMALでプレイしても、プレイ中に敵が強すぎて困るというような印象は受けませんでした。本作ではこの後体験するような謎解きが多いのですが、難易度からはアクション面に気を取られ過ぎず、バランスよく謎解きの方も考えられるのではないかという感触です。

　再びビリーに遭遇です。「この先は危険だ」と忠告してくれていますね。実は割といい人なのでしょうか。とは言っても捜索をやめるわけにはいかないため、忠告に従わず階段を昇って進むことにします。

　階段を昇ると、座っている人の姿を発見しました。ひょっとしてまだ生存者がいたのでしょうか。ところが、近寄って声をかけてみると……

　申し訳ありませんが、直接の写真を載せることは控えさせていただきます。何が起こったのか、写真のレベッカの表情でご想像ください。そして宜しければプレイして実際にご覧になってください。……正直、この場面は凄まじく怖かったです。

　さらには謎の生物が現れてレベッカを襲います。また危険な状況に陥りましたが、ここでは何とビリーが助けてくれました。

　危機を脱したレベッカに、ビリーは再度協力を求めます。レベッカは命を助けられているだけに断るわけにもいかず「おかしな真似をしたら撃つから」と警告しつつも、協力を承諾します。

　ということで、ここからはレベッカとビリーの2人を操作することができるようになりました。プレイ中は任意に2人のどちらを操作するのか変更することができます。ビリーはレベッカより体力が高く、重いものを動かすことができる等、レベッカとはまた違った特徴があるので、色々な局面で頼りになります。

　操作しない方のキャラクターは「パートナー」として、メニュー画面の設定で一緒に連れて行って捜索をするか、別の場所で待機させるか等を指示することができます。こちらは謎解きのためにも重要な要素となります。

　2人で行う最初の捜索は、列車の屋根の上です。電源ケーブルを見つけて色々と調べていると……

　アクシデントが起こって、レベッカだけ車内に落ちてしまいました。屋根の上からレベッカを引き上げることはできません。一方、落ちた部屋の中はどうなっているでしょうか。

　普通に扉が開ければ良かったのですが、カギ穴が詰まっていて開きません。つまりレベッカは密室に閉じ込められてしまいました。ここからが謎解きの始まりです。

　ここで謎を解く場面を全て公開してしまっては、ゲームの面白さが一つ削がれるだけなので控えます。ほんの一部だけ写真を撮っています。部屋を調べると、人が乗るには小さいエレベーターを発見しました。どうやらどこかから「扉を開けるためのアイテム」を探してきて、このエレベーターに乗せると良い模様です。

　操作をビリーに切り替えて、カギか他の何かが落ちていないかを探して回ります。……どうやらここは違ったみたいですね。

　カギ等は見つかっていませんが、その代わりに「猟銃」を発見して拾いました。弾は必要ですが、威力の高い武器です。

　このように色々と探し回っていると、突然写真のように天井からハサミ？が出てきて、中ボス「スティンガー」の襲来です。いやもう、突然で驚くやら姿が怖いやらで、この場面は結構大変でした。

　先ほど猟銃を拾って置いて良かったです。ビリーは弾を撃つ動作が速く、強敵相手にも怯むことなく戦えます。果たしてスティンガーを倒せるでしょうか。

　申し訳ありません、この後は省略となります。ただ、スティンガーを倒し「扉を開けられるアイテム」を届けてレベッカを開放することはできたので、写真で証明しておきます。

　では一度難易度「HARD」でもプレイしてみましょう。NORMALがそれほど難しく感じなかったため、ある程度自信を持って挑みましたが、甘かったです。あっさり一番最初のゾンビに捕まって……

　「You Are Dead」つまりゲームオーバーです。……まあ、こちらの難易度は一度謎を全て解いてクリアしてから、アクションメインで挑戦し直すのも良いと思います。

　バイオハザードシリーズは何度か試用レポートで体験していますが、今作も非常に怖いゲームです、特に扉が開く前・敵が現れる前等に一瞬の「間」が生じることによって、恐怖が増大させられる演出が印象的です。あと今作は敵の姿につきまして、これまで体験してきたシリーズよりおぞましいものが多い印象を受けました。

　もちろんただ怖いだけではなく、レベッカとビリーで協力して謎を解いていくのは非常に面白い部分でした。ストーリーを知らなければ、今回体験した部分までたどり着くだけでも結構な時間がかかります。また、難易度EASYで一度全てをクリアすると強力な武器が手に入るため、それからHARDに挑むのも面白いのではないでしょうか。色々な面でじっくりと楽しめるゲームです。宜しければ一度プレイしてみてください。

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2016. 2.6.公開（鹿）