包丁のプロが教える!包丁の選び方

\専門家が解説!/ これだけは知っておきたい
家庭用の包丁選び。

POINT.01 用途で選ぶ

用途で選ぶ

野菜や果物を中心に、肉や野菜、最近では一斤のパンを家でお好みの厚さにスライスされる方もいるかもしれません。

それぞれに適した包丁はあるものの、1本でなんでも調理する方におすすめしたいのは三徳包丁。骨を除いて、だいたいの素材はこれ1本で事足ります。

なんでも切れる用

三徳包丁 三徳包丁 三徳は「三つの美徳」や「三つの用途」を意味するとともに、肉・魚・野菜など、どの素材にも対応できることを表します。家庭用としてもっとも一般的で、最初の包丁としておすすめ。
牛刀包丁 牛刀包丁 牛刀(ぎゅうとう)は世界中で使用される西洋包丁です。肉、魚(骨以外)、野菜に対応。三徳包丁代わりに使用する方も少なくありません。別名、フレンチナイフ(French knife)、シェフナイフ(Chef's knife)、万能包丁。
ペティ ペティ ペティは、野菜・果物の皮むき、カクテルやケーキ用フルーツの飾り切りなど用途の広い小型の万能ナイフ。ペティ(petty)ナイフと呼ぶのは日本だけで、一般的にはパーリングナイフ(Paring knife)といいます。

野菜を切る用

菜切包丁 菜切包丁 菜切包丁(なきりほうちょう)は野菜をざく切りする包丁で、家庭用に適しています。長方形の形が特徴。和包丁タイプの薄刃包丁は片刃ですが、菜切包丁は両刃です。
鎌薄刃包丁 鎌薄刃包丁 関西で重宝される薄刃包丁(うすばぼうちょう)。刃の形状が横から見るとほぼ長方形になっているのが特徴。むく、きざむなど、野菜の下ごしらえには欠かせない包丁です。
薄刃包丁 薄刃包丁 関東で重宝される薄刃包丁(うすばぼうちょう)。伝統的な日本の野菜用包丁です。大根の桂剥きなどに使います。

魚をさばく用

出刃包丁 出刃包丁 出刃包丁(でばぼうちょう)の用途は、魚を下ろすこと。 魚の骨を切るために、他の包丁と比べて刃が厚くて重い。鳥の小骨程度であれば切ることもできます。※一般的には120mmから210mmくらい。

お刺身用

刺身包丁 刺身包丁 刺身包丁(さしみぼうちょう)のの用途は、生の魚介類を切り身にすること。家庭用の刃渡りは210~270mm程度。出刃包丁と異なり背から刃先までの距離が狭い形状です。

肉切り用

筋引包丁 筋引包丁 筋引包丁(すじひき)は 肉と筋を切り離すときに用います。牛刀を細身にしたような形状です。

パン切り用

パン切り包丁 パン切り
包丁
柔らかいパンが切りやすいように、ギザギザもしくは波形の刃先のものが多い。また切断面近くの組織を壊さないための、薄い刃幅も特徴です。別名、ブレッドナイフ、パンスライサー。

POINT.02 材質で選ぶ

材質で選ぶ

包丁の材質は、鋼(はがね)かステンレスのどちらかがほとんどです。鋼とは鉄のこと。つまり、さびやすいのが鋼製、さびにくいのはステンレスと覚えてください。さびやすいのに、鋼の包丁がある理由。それは、包丁の命とも言える「切れ味の良さ」です。しかも、切れ味の持続性にも優れているため、鋼の包丁は多くのプロの料理人に選ばれ続けています。

使用後の簡単なお手入れを少し心がけるだけ。ぜひ、ご自宅でも本格的な鋼の包丁をご利用ください。

家庭用のおすすめ材質

スタンダード デラックス
三徳包丁 VG10
(ステンレス)
青紙スーパー(鋼)
牛刀 VG10
(ステンレス)
青紙スーパー(鋼)
ペティ VG10
(ステンレス)
青紙スーパー(鋼)
出刃包丁 白紙 お尋ねください
刺身包丁 白紙 お尋ねください

研ぎやすさについて

研ぎやすいのは、断然「鋼」です。プロの料理人がステンレスよりも鋼の包丁を選ぶのは、研ぎやすさを重視しているとも言えるでしょう。

POINT.03 重さ・サイズで選ぶ

重さ・サイズで選ぶ

包丁は手にした時の重量のバランスとサイズがとても大事です。身長が低めの方なら手も小さいケースが多く、こぶりなサイズが使いやすいようです。料理好きの方なら、長時間包丁を使っていても疲れない重さ・サイズがおすすめです。

個人差はあるものの、軽い包丁は皮むきなど手元の作業がしやすく、手が疲れません。軽い包丁をお探しなら、ハンドルが差し込みタイプの「和包丁タイプ」をお選びください。一方「洋包丁タイプ」は手元に重さがあるため、安定しやすい点が特徴です。

サイズについて

サイズの長さに迷ったときは長い方がおすすめ。その理由は長い方が切れる幅(ストローク)が広くなり、切る回数が少なくてすむからです。大きな食材を切るときに何度も包丁を入れ直しな必要となる短い刃は、切り口に段差ができやすく、食材に手の温もりが伝わってしまいがち。素材の良さを生かす料理なら、長い方と覚えておいてください。

反面、サイズが大きくなると包丁の重量も増えることになります。初心者や軽い包丁に慣れている人は切りにくさや違和感を感じるかもしれません。

種類 対象 サイズ 理由
三徳
包丁
全般 165mm
~180mm
三徳包丁はほとんどの場合、ワンサイズ展開です。
出刃
包丁
男性 150mm
~180mm
家庭用なら150mmがおすすめ。男性は少し大きめのサイズでもOK。
女性 120mm
~150mm
重量感があるため、初めての場合は120mm、慣れてくれば150mm以上を基準にしてください。
料理人 150mm
~210mm
効率的に仕事が進められるため、慣れるまでは大変でも、大きめをおすすめします。
刺身
包丁
男性 240mm
~270mm
家庭用なら240mmがおすすめ。ある程度長さがあった方が、1回で食材が切れて便利です。
女性 210mm
~240mm
家庭用では240mmがおすすめ。長すぎると怖いなら、始めての方は210mmでもOK。
料理人 240mm
~300mm
料理人はある程度長さが必要ですので、270mm以上をおすすめします。さらに長いサイズはお問い合わせください。

MERIT 家庭用包丁の
支持率No.1、三徳包丁。

肉、野菜、魚(骨を除く)の3種類を調理できる、三徳包丁。しかも、右利きでも左利きでも使える両刃のため、家族一緒に同じ包丁を使えるメリットも。両刃は簡易研ぎ器で簡単メンテナンスも可能です。
扱いやすくて、切れ味も良い、しかも手入れまで簡単とくれば、家庭用包丁として人気があるのも納得です。初めての「ちょっといい包丁」としてもおすすめ。

※魚の骨など硬いものを切るのには向いていません。

これがHikari Houchoの
「THE 三徳包丁」

2本目は趣味にあわせて。

2本目

野菜・果物の皮むきに便利なペティか魚をおろす出刃包丁、刺身包丁、パン好きに必須のパン切り包丁など、好きな料理や食材、趣味にあわせてお好きな包丁の購入をおすすめします。

SET 包丁はセット買いが
断然おすすめ!

家庭用として大活躍の三徳包丁、出刃包丁、刺身包丁がまとめて手に入るから本当にお得!
母の日や引っ越し祝い、結婚式のプレゼントにもおすすめです。

2本セット 人気ランキング

3本セット 人気ランキング

包丁の種類別
Hikari Houchoおすすめ

  • 出刃包丁

    出刃包丁

    魚をおろす
    小魚が多い人は120mm、大きな魚をさばく人は180mmを。さまざまな大きさの魚をさばく人やとりあえず1本出刃包丁を持っておきたいという人は150mmがおすすめ。
  • 刺身包丁

    刺身包丁

    刺身を切る
    できるだけ1回の引き切りで切ることが美味しさの秘訣となるため、長い包丁が必要。まな板や収納を考えると、家庭用には240mmがおすすめです。
  • ペティ

    ペティ

    果物や野菜中心
    野菜・果物の皮むき、カクテルやケーキ用フルーツの飾り切りなど用途の広い小型の万能ナイフ。持ち歩きやすいため、アウトドアにも便利。
  • 牛刀

    牛刀

    なんでもOKの万能包丁
    肉、魚、野菜、何にでも使える両刃の万能包丁。特にプロの料理人は大きな食材の塊を切ることもあるため、最も長い牛刀を使います。