1.農業レストラン「 くんぺる 」
創業当時の農場レストランくんぺるの従業員の様子
現在の農場レストランくんぺるの様子
農場レストランくんぺるのメニュー例
当社は
1988年の創業以来、30年以上
お客様一人ひとりを大切にして、誠意ある接客を心がけてまいりました。
お客様のおかげでこれまでやってこられました。
ありがとうございます。
農業者が生産・加工・販売までを手がける店
として、伊豆沼のほとりから本格的なハム・ソーセージをご提供して多くのお客様とお付き合いさせていただきました。
農場レストランくんぺる
では、地元の食材を使い、素材を生かしたメニューづくりをすることを徹底して30年以上営業してまいりました。
「くんぺる」
はドイツ語で
「仲間」
という意味があります。
都会と田舎、作り手も食べる人も、かかわる人すべてが仲間になってほしいという願いがこめられています。
農村の場と農村で生産した
「もの」
と人々の
「こころ」
をつなぐ新たな商品を生産しております。
くんぺる農場レストラン 店舗詳細サイトへ >>
2.2014年にリニューアルオープンした直売所
「農業を食業に変える」
という経営理念のもと、自分たちで作った農畜産物を
安全安心に食卓までお届けしたい
と考え、様々な商品づくりを進めてきました。
農産加工では
ハム・ソーセージ、お米、ブルーベリー
などを自社で製造し、それらを購入することができる
直売所を2000年
にはじめました。
現在、
100戸超の農家で構成される伊豆沼農産直売会
と連携し、
野菜や加工品、手工芸品など、約1,000種類以上
の様々な商品を販売しています。
おかげさまで地元を中心に多くのお客様にご利用いただき、宮城県の中心部ではない田園地帯が広がるこの地に、
年間120,000人
にお越しいただいています。
本当にありがとうございます。
2014年にリニューアルオープンした直売所
店内には地元でとれた新鮮な野菜・米などの農作物が並ぶ
3.たくさんの表彰・取材ありがとうございます
2019年 ディスカバー農山漁村の宝 表彰式の様子
2018年「みやぎの食」振興部門賞表彰の様子
2019年 農林水産省6次産業化アワード表彰式の様子
2019年 IFFA(ドイツ国際食肉加工品コンテスト)
金賞受賞
の記事
創業から30年以上が経過する中で、地元テレビ局で長年親しまれている
放送番組、ラジオ局
にご紹介・取材されたことも何度もございました。
2019年12月3日、
総理大臣官邸にて「伊豆沼農産」が安倍前首相より「ディスカバー農山漁村の宝(ビジネス部門)」の表彰状を授与
されました。
また、様々な方々の協力によって、私たちの取り組みが少しずつ花開き、
宮城県や国、国際的な機関から表彰
をいただくことができました。
当社は創業当時から
6次産業化
に取り組んできました。
6次産業化とは、農林漁業者(1次産業)が生産物の付加価値を高めるため、
食品加工(2次産業)、
流通・販売(3次産業)
にも取り組み、産業を活性化させようという取り組み(1次産業の1×2次産業の2×3次産業の3のかけ算の6の意味)です。
現在は3次産業の部分に観光や福祉、SDGsなどの要素も加え、
農村の産業化
に取組んでいるところです。
是非皆様に伊豆沼へお越しいただきたいのですが、遠方にお住まいの方や外出が難しい方々には、なかなか足を運びにくいかもしれません。
全国の皆様にも知っていただけますよう、オンラインショップを中心に各種情報の発信をしてまいります。スタッフ一同愛情込めてお作りした限定商品も多数取り扱っておりますので、ご利用いただければ幸いです。
4.伊豆沼ハムと伊達の純粋赤豚、そして伊豆沼豚へ
代表を務める
伊藤秀雄の家は、親の代から養豚と稲作農家
でした。
伊藤が
伊豆沼農産を設立した1988年
以前は、規模を拡大し、
ローコスト化した農家が先進
だと言われていました。
しかし、
「効率を優先し生産性を上げ省力化だけを目指していく」という考え方に疑問を持った伊藤
は、適正な規模の養豚に、自分たちの手で付加価値を高めていくことを決めました。
それ以来、ハム・ソーセージづくりにおいても、レストランにおいても、
地元の食材を使い、素材を生かした食べ物づくり
をすることを徹底してきました。
その中で、
「伊豆沼ハム(登米ブランド認証品)」は、
創業間もない頃から続く当社の看板ブランドの1つとして成長し、
大手百貨店様や海外のバイヤー様からも、品質を高く評価いただき
取扱量が増えました。
宮城県内で愛情込めて育てられた豚肉を原料に、ドイツマイスターの製造技術をベースに 日本人に合った味付けをし、熟成に時間をかけてこだわって作っています。
2002年にデビューした 「伊達の純粋赤豚」
は、
宮城県が系統造成した「しもふりレッド」という豚を純粋交配させ生産した豚
です。
サシが入り、脂の旨味が強く感じられる上質の豚肉は多くの方の感動を呼び、
テレビや新聞など様々なメディアでも取り上げられ、発売以来多くの業務店様からの引き合い
をいただいています。
また、
赤豚を飼育する農家で「伊達の赤豚会」
を発足し、お客様へ安心で高品質な豚肉を安定してお届けできるように努めています。
2019年、新たに「伊豆沼豚」 がデビュー
し、惣菜などの商品を中心に販売をスタートしました。
「伊豆沼豚」は
赤豚と同品種の「しもふりレッド」を父に持ち、枯草菌など腸内環境を整えるこだわりの飼料で健康的に育てており、 赤身が鮮やかでやわらかい肉質
が特徴です。
当社では、豚肉に関連した
食肉製品製造業、食肉販売業、食肉処理業のほか、総菜製造業、飲食店営業、アイスクリーム製造、パン製造、酒類(どぶろく製造)製造・販売の免許を取得
しました。
そのことにより、皆様方に
伊豆沼の豊かな地域資源を生かしたお米、ブルーベリー、甘酒、どぶろく、ジェラート
などの生産・製造を行い、ご提供できるようになりました。
これからも創業の想いを忘れずに、
農村で生産した 「もの」 と、農村で暮らす人たちの 「こころ」
を、農業者の立場からおいしい商品・こだわりの商品を提供していけるように従業員一同励んでいきたいと思います。
宮城県にお越しになる機会があれば、ぜひお立ち寄りください。
当時19歳の就農したて 代表の伊藤
農作業に励む伊藤
伊豆沼ハム・赤豚の宣伝を行う伊藤
伊達の純粋赤豚のしゃぶしゃぶ
伊達の赤豚会メンバー2002年に発足
約30aの農園で6品種600本のブルーベリーを栽培
イチゴ、ブルーベリーなどを使用したオリジナルジェラート
5.品質管理へのこだわり
おいしい商品を生み出すため何度も試行錯誤する製造工場の様子
伊達の純粋赤豚
ドイツマイスターの技術を取り入れた製品づくり
私たちは
生産・加工・販売の地域一貫体制
に取り組み、おいしい商品づくりに決して妥協はしません。
「伊達の純粋赤豚」
豚肉は一頭ごとに
霜降り状態や肉のしまり、色、脂肪の質
などいくつもの基準をチェックし、そこで合格したものを原料として使用します。
また、
究極のこだわり
として
専門のスタッフが実際に食べて検査
します。
ロース肉をゆでただけのものを食べてチェックして、
合格したものだけ
を「伊達の純粋赤豚」のブランドで出荷します。
この検査に通らなければ、精肉として出荷することはありません。
「伊豆沼豚」
我々が豚を育てる上で大事にしていることは、ストレスなく健康的な体づくりができる環境を整えることです。
上質な肉づくりを追及することで、
豚肉の臭みがなく、赤身が鮮やかで柔らかな肉質
が生まれます。
「伊豆沼ハム」
ハム・ソーセージの
本場ドイツで修業
したマイスターから教えを受けて誕生した伊豆沼ハムシリーズは、塩味を抑え食べやすく仕上げた逸品。
本場ならではの要素を残しつつも、
日本人の味覚に合う
商品となっています。
6.自然豊かな伊豆沼(ラムサール条約登録地)
私たちは、自然が豊かな農村だからこそ生み出せる「価値」があると考えています。
伊豆沼農産のお店は、ラムサール条約登録湿地の「伊豆沼」のすぐそば。秋から冬にかけて、ガン類 100,000羽以上、ハクチョウ類2,000羽以上、カモ類2,000羽以上の合計14万羽を超える渡り鳥が飛来し、沼や周辺の田んぼはとてもにぎやかになります。
また、夏にはこの広大な沼一面にハスの花が咲き乱れ、この世とは思えないほどの絶景を楽しむことができます。見渡す限りピンクと緑の水面が続くその景色は、まさに極楽浄土。遊覧船も運行され、多くの観光客でにぎわいます。
直売所やレストランから
徒歩1分にある登米市伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター
には、伊豆沼・内沼の生態系の中の「水」をテーマに、水鳥や水生動植物を紹介しています。
実践・体験型の環境教育施設として、
大型水槽を含む24個の水槽
があり、沼に生息する十数種類の淡水魚等の生きた姿を見ることができます。
この豊かな自然環境をこれからも維持していくために、我々は
地域全体がうるおう産業(農村産業)づくり
に取り組んでいます。
多くの皆さまに支えられてここまでやってこられました。
これからも農村で生産した「もの」と、農村で暮らす人たちの「こころ」を、
農業者の立場から
提供していきたいと考えています。
毎年夏には沼一面にハスの花が咲き乱れる
秋から冬にかけて渡り鳥が数多く飛来する伊豆沼・内沼
レストランから徒歩1分の登米市伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター
7.様々な食農体験プログラム
食農体験プログラムの様子
農園ではヤギを飼っていて、ふれあうことができます
体験工房の生ハム
手づくりウインナー教室
私たちは、
地域貢献と社会貢献
をテーマに、何かお客様にできることはないかと考え、2002年に
食農体験プログラム
という形で行動に移しました。
そこから
早20年近く
が経ちました。
きっかけは1本のお客様からの電話からでした。
「農業を体験したいのですが」という東京のお客様からの電話
でした。
伊豆沼周辺地域には、
田畑、動物、植物、行事、食文化など、たくさんの資源
があります。
これらの資源を体験ファームとして還元できないかと考えました。
少しずつ体験メニューを増やし、2015年には
3.2ヘクタールの広大な敷地
に
都市農村交流施設、生ハム体験工房、体験農場
をオープンしました。
野菜の栽培やヤギのお世話、環境学習
など一年を通して様々なプログラムを体験できます。
「育てる・つくる・食べる」
といったイベントに実際に参加することで、親子でのコミュニケーションや食に対する深い関心と理解が進むと年代問わず、国内外から様々な方々にご参加いただいています。
いろいろな体験メニューがある中で、特に
人気の「手づくりウインナー教室」と「生ハムオーナープログラム」
は、日常では味わえないと大変ご好評いただいております。
全国や海外から
毎年3,000人を超えるお客様にご来場
いただき、心より感謝申し上げます。
食農体験ができるコース一覧はこちら (いずぬまの体験情報 総合サイト) >>
8.命の大切さを学ぶ「 食農体験 」と「 農家に泊まる農泊 」
2017年、新たな取り組みとして
農泊・インバウンドの受け入れ
を開始しました。
農泊…農山漁村地域に宿泊し、滞在中に豊かな地域資源を活用した食事や体験等を楽しむ「農山漁村滞在型旅行」のこと。
インバウンド…外国人が訪れてくる旅行のこと。
当社代表の伊藤が会長を務める
「食農体験ネットワーク登米協議会」
では、農家等を取りまとめ、地域を挙げて農泊を推進しています。
食農体験事業と農泊による都市農村交流は、生産者の思いや「いのち」の大切さを学ぶ機会として、社会教育上必要なことであると考え、推進しています。
まだ開始したばかりですが、農観連携の推進にとどまらず、
宿泊場所、体験プログラムを提供する地域住民にも活気、生きがいを与えられる取り組み
になればと考えています。
みやぎの農泊サイト 紹介ページはこちら >>
農家民泊
手づくりいちご大福教室
農村に滞在することで味わえる自家製漬物