苔の育て方・殖やし方・楽しみ方 / 苔の育て方 テラリウム


1.コウヤノマンネングサ


  コウヤノマンネングサを使用したテラリウム


ア)コウヤのマンネングサは湿生植物です。
イ)常に水を滞めた状態で管理するのがポイントです。
ウ)弊園販売の有機物の混入の無い鉱物質100%の培養土「苔の土・テラリウムの土」が最適ですのでご利用ください。
エ)そして生ミズゴケでお化粧しますと美しさも強調された共に湿生植物のコラボとなります。
オ)共に弱光線でも育ちますので、室内観賞もそう難しくはないかと考えられます。

2017年10月3日 記入  



2.テラリウムを試作しました

園主の日記  2019年11月2日より

苔の販売をさせていただきましてから、お客様よりいろいろとお問い合わせをいただくことも。そのような中で苔の育つテラリウムとは何かということを考えてみました。
アラハシラガゴケのテラリウム
日陰の湿った土地に生育する姿を見るアラハシラガゴケの性質を考え、テラリウムに。2年程前にも同じように作ったテラリウムのアラハシラガゴケは今でも元気に育っております。用土は「細かい砂」として今回販売させていただいた花崗岩に由来する細粒の砂を使用しております。(少し荒いが悪かったようです) アクセントにフィギュアの乳牛を置き、草原のイメージを持たせています。水やりはアラハシラガゴケが白く乾き始めたならやるという回数で良いのではと思います。ガラス容器はBBGガラス(BBG-250)を使用
タマゴケのテラリウム
人気の高いタマゴケを使用。タマゴケの下の部分を砂に埋めておりますので少し小さく見えるタマゴケです。ガラス容器の保湿を考えますとこの程度が良いのでは。用土は「細かい砂」を使用しています。そしてタマゴケのことを考え砂の上ひたひたになるよう水を常に満たしておくことです。
上から見ますと溶岩石を置き、タマゴケが育っているようなイメージです。そこにアクセントに白熊とペンギンのフィギュアを配置しております。
アップしてフィギュアがよく見えるように、そして水が満たされているようにしてあることがわかるでしょうか。ガラス容器はBBGガラス(BBG-154)を使用
ヒノキゴケのテラリウム
やはり水をほしがるヒノキゴケを使用したテラリウム。少し急いだのでヒノキゴケの下部を埋めておりません。そのせいかヒノキゴケが高く見えます。保湿を考えますと今後の課題です。砂は「小粒の砂(赤砂) 花崗岩 2-4mm」を使用しています。水はやはりひたひたに入れております。
上から見ますとやはり溶岩石を置き、そこにヒノキゴケそしてペンギンと白熊を配置しております。
少しガラス容器が曇っておりますがアップにした画像です。
水の中で育つホウオウゴケのアクアリウム
ホウオウゴケはウィーロモスのように水中で育つ苔の性質を利用しています。ウォターフェザーとして販売されている場合もあるかと。溶岩石を使用。
上面からはこのような感じになります。溶岩石を沈めておりますが、もう少しホウオウゴケが多かってもよかったような気がしないわけでもありません。
ホウオウゴケをアップして見ました。この水中にメダカを2-3匹入れたならアクセントに良いような感じもいたします。ガラス容器はBBGガラス(BBG-40)を使用。砂は小粒の砂(赤砂) 花崗岩2-4mmを使用
ちなみにホウオウゴケを使っての別のスタイルのテラリウム
着生させているのはサンゴです。白く目立っています。底砂は富士砂の中目です。水を満たしその場で撮影。実のところ水の中に空気の気泡がいたずらし、水が汚れているように見えますが、一晩たてば透明に。
いかがでしょうか?ホウオウゴケ上手に育ってくれることを期待しています。
以上試作して見ましたが、
1. すべてふた無しのガラス容器を使用。
2. 水を使ってうまく活用する。
3. 後は日照条件を考える。
つまり自然の山の環境に合わせた無理のないデザインが苔を上手に育てるコツではと考えます。決して枯れることはないのでと思います。


                        

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