苔の育て方・殖やし方・楽しみ方 / 苔の殖やし方


1.スナゴケの殖やし方

播 苔


1.用意した鉢の上へ細かくしたスナゴケを播くようにして育てる方法です。
 
葉刈したスナゴケの粉苔を播く方法です。
 
2.播き方
ア)苔盆栽等に似合う鉢を用意する。
例:浅鉢を使用
 
 
イ)底穴に網を置き、針金で固定する。

 
⊂し丁寧な鉢金留   /td>
 
ウ)培養土は、苔盆栽の土を使用すると良いかと思います。
 
エ)管理が行き届かず、スナゴケが伸び放題になった鉢を用意する。
 
オ)ハサミで細かくカットしていきます。
カットした鉢のスナゴケの状態
●このスナゴケの再生は自然に成長していくのですが、やはり育ちは悪く、スナゴケをめくり培養土である「苔盆栽の土」を新しい土に入れ替えてください。やはり苔といえども植物です。そしてスナゴケを新しい培養土の上に置いて更に整形してください。あとは水管理をするだけです。
 
カ)そしてカットした粉苔です。
 
キ)その粉苔を培養土の上へ播くようにしてきれいに整えます。スナゴケは土が隠れる程度に置いて下さい。
 
ク)乾燥しますと粉スナゴケが飛んでいきますので、鉢ごと吸水を兼ねまして水盤・お皿・給水トレー等に水を張り、底面吸水させてください。  
●活着するまで雨に当てないように注意してください。雨に当てますと活着していないスナゴケが飛散してしまい、思わぬ結果となります。
 
ケ)季節が良いと2〜3週間で活着、新芽が動きだし成長していることがわかります。  
●草の芽もでてきましたなら抜いてください。そして戸外へ出して雨ざらしのたなへ置いてください。
 
コ)季節の良い秋です。育ってきましたスナゴケです。  
サ)その後スナゴケが育つよい環境の秋でした。

左側:順調に育っていますスナゴケです。
右側:播苔をしまして給水トレーに少し長く漬け過ぎました鉢です。
 
やはり水もたれしてしまいましてその後の成長は今一歩です。
培養土も排水性のよいものを使用して下さい。(乾き過ぎもよく無いのですが)
 
 
平成28年11月15日




2.コウヤノマンネングサの殖やし方〜自然では〜

(1).ランナー(一次茎)で増やす株分け法

ア).コウヤノマンネングサはランナー(一次茎)で地中を這い、二次茎の胞子葉を直立させて増えて行き、適切な管理をすると 年数とともに株は大きく育っているかと存じます。
一般的にはこのランナーをたくさん出させることが増殖法のポイントでは思います。
そして増えたランナーを早春の3月頃に胞子葉をつけてカットし、別個体とする、いわば一般の宿根草と何ら変わりのない、 なじみ深い増やし方です。その株は乾燥しにくいプラ鉢、ビニールポット等で定植し、腰水で管理すると便利です。

  イ).
 
平成29年6月26日 撮影

弊園が一昨年よりコウヤノマンネングサを取り扱いまして過去最大の自然での株です。
その株を弊園オリジナル「山野草の土1号」を使って信楽焼植木鉢の山野草浅鉢に定植しました。

 

よく見ますと、一昨年の展開胞子葉から不定芽が見られました。
自然では古い葉よりこのようにして増えていく例があるようです。

ウ).定植した浅鉢を水の張った給水トレーに漬けました。 

 

屋外の山野草売店の棚下にて管理。おそらく1万ルクス未満の明るさではと思います。
どのように育って行くか、一年後の来年の今頃まで観察しなければなりません。

エ).コウヤノマンネングサの一生
定植してみますと、コウヤノマンネングサは2年前の胞子葉・昨年の胞子葉・今年の胞子葉の3世代までが 自然では見られるのではと思います。

オ).コウヤノマンネングサが茶色く変色するか?
この栽培法はコウヤノマンネングサにとりまして限りなく自然に近い状態です。
茶色く変色するのは日照が強いか、水分不足に陥ったか等の条件にて変色するかと存じますので、 その条件をクリアすれば何ら変色しないものと思われます。




(2).不定芽(無性生殖)

自然のコウヤノマンネングサの入荷状況を見ておりますと、”なるほど”という増え方が見られますのでご紹介したいと思います。 


ア).二次茎の胞子葉から不定芽の発生を見る
自然では何らかの原因で二次茎の胞子葉が親株から分離し、いわば自然の中で「さし木」状態となっている場合があるようです。
そのさし木が春4月頃より夏にかけて二次茎の茎や葉より発芽するのです

 

この個体はおそらく今年で3年目の株ではと思われます。
別の個体をみますと、さし木の株から一次茎のランナーによる成長が見られます。そのランナーは5芽程見られ、培養土の中で 今後二時茎の成長が見られ、より大きな個体へと成長するかと思います。

 

   前出画像の株と比較しましてこの株はさらに2〜3年を経ているように思われます。

イ).一次茎のランナーより不定芽の発生を見る
上記と同じく、自然のコウヤノマンネングサの入荷状況を見ておりますと二次茎と同様、一次茎にも不定芽の発生が見られます。
やはり何らかの原因で先端の胞子葉が枯れたような状態になりますと、一次茎から不定芽の発生が見られます。

  

   おそらくは今春の発芽ですので2〜3年後にはより大きな胞子葉が見られるのではと思います。

ウ).その他自然での繁殖の画像は

  
  
  

この胞子葉は取り扱っている間に折れてしまったのではと思いますが、どうも2年前の古い胞子葉であって自然繁殖している 例のよい見本かと存じます。

  

この胞子葉は入手するより以前か、入手時に折れたのか。いずれにしましても今春5月頃に折れたものと思われ、 不定芽が見られるよい例です。



(3).胞子より発芽を利用(有性生殖)

胞子葉より胞子の放出により発生した原子体。更に成長しまして苔の形にみえてくるのですが、それはそれは小さな株です。

 

コウヤノマンネングサの育っている腐葉土を取り除くには水洗いをしなければなりませんが、水洗い中に時折かわいらしい コウヤノマンネングサの赤ちゃんが見られます。おそらくは胞子から生まれたものと思われます。






3.ハイゴケの殖やし方


準備中




4.シノブゴケの殖やし方


準備中




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