ハイドランジャー
(西洋アジサイ)の育て方


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手練りアジサイの土、ヤマアジサイの土各種のご使用上の注意点

アジサイ、ヤマアジサイ等は昔より「紫陽花七変化」といわれるように、植えられた土地によって花色がへんかするという特異な性質をもった植物です。
具体的にいいますと、酸性土壌では桃色が発色します。現実にはアルカリ性土壌では植物が育ちませんので、中性に近い弱酸性ということになるかと思います。

ヤマアジサイは山野草愛好家の好むタイプですので改良がされておらず、石田精華園で販売しています「アジサイの土、ヤマアジサイの土」をご使用していただくことで問題なく育てられるのではと考えられます。

アジサイの発色と培養土について

問題があるのはアジサイの仲間ハイドランジャーといわれるヨーロッパで改良された西洋アジサイです。 青色を発色するハイドランジャーは酸性土を好みますので、石田精華園の「アジサイの土、ヤマアジサイの土」を使用ください。 桃花〜赤花のハイドランジャー(西洋アジサイ)は基本的には土壌中の金属成分が溶出するようになり、アジサイの花色がその成分と反応して桃色〜赤花を呈します。

ところが石田精華園の「アジサイの土、ヤマアジサイの土」は基本的には赤玉土、鹿沼土を主成分としまして配合されており、日本の土壌そのものが鉢内で再現することとなります。実際に生産されている生産農家さんは以前は消石灰を加え、アルカリ性に近い中性にして育てられていたかと思われます。ところが近年の品種改良とあわせて花色を良くする微量成分を加えられた事で、さらに鮮やかな花色を呈する西洋アジサイが流通するようになってきました。

そのようなことで当方が販売しております「アジサイの土、ヤマアジサイの土」には生育をよくする長期化成肥料をおつけしておりますが、桃花〜赤花系西洋アジサイには効果がありませんので。ご理解いただきたく存じます。桃花〜赤花系西洋アジサイを育てられる際は、市販されています「アジサイの肥料の桃色用」の肥料を施肥してください。その場合植替え時の土は石田精華園の「アジサイの土、ヤマアジサイの土」を御使用いただきますようお願いいたします。


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アジサイは水が大好きです。
​​​​​​​学名がハイドランジャー(=水の意)といわれるだけに!

石田精華園の「アジサイの土、ヤマアジサイの土」は天然土壌成分100%の通気性、排水性の良い配合となっております。その反面アジサイ等を育てるには少し保水力が不足する傾向にあります。水やりに注意していただきますが、受皿を使用し軽い腰水にしていただくと良いかと思われます。(決して深水には根腐れの原因となりますのでご注意願います。)

生産農家さんは保水力を高めるためにヨーロッパで使用されるピートモスを加え保水力の高い培養土にて育てられています。ピートモスを配合した培養土は一般的には通気性や育ち方が劣るのですが、近年の人気のハイドランジャーをプレゼントとして園芸店で買い求めのお客様もいらっしゃいますので、水切れしにくいという観点からやむを得ないことかと考えられます。

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