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家庭療育通信 |
こんなときどうする? 〜聴覚過敏〜 |
【質問】 5歳の広汎性発達障害の息子について質問です。 とても音に敏感に反応する子で、 駅のホームを電車が通り過ぎるときの大きな音が、特に苦手です。 慣れるようにと、駅に連れて行き試しているのですが、 なかなかうまくいきません。 視覚学習トレーニングや会話のスキルトレーニングは、 いつも喜んで見てくれています。 今後のことを考えると、克服してほしいのですが、 大きな音を克服できるDVDのトレーニングはありますか? 【回答】 恐れ入りますが、大きな音の場面を類似体験できる内容の タイトルはご用意がありません。 発達障害のこどもたちには、様々な感覚障害がありますが、 その中でも聴覚は、耐性トレーニングをするのが とても難しい部分です。 普通の人には気にならないような街のざわめきが、 聴覚過敏の子どもには、深刻な騒音となります。 一般に騒音とは、80デシベルほどの音(高架下の電車の音など)を 言いますが、聴覚過敏の子どもにとっては、街のざわめきも 騒音と同じ位に大きく聞えてしまいます。 普通の人にとっても大きな音と感じる電車の音は、 お子さまには、とても大きな音として聞えていることと思います。 これらの音に慣れるためには、音を小さくして慣れさせ、 徐々に音を大きくしていくという、耐性トレーニングをしていきます。 もし、耳を両手で塞いで音を調整できるのであれば、 その方法でも構いません。 ただし、耳を塞ぐと叫んでしまう子もいますので、 その場合は、この方法はお勧めしません。 また、手に荷物を持っているなど、両手が塞がってしまって 耳を押さえられない場合には、耳栓を使います。 耳栓を入れることを嫌がる場合は、 まず、耳栓に慣れるトレーニングから始めて下さい。 家の中で耳栓をして慣れさせ、徐々に外でもつけられるようにします。 耳栓を入れる深さを変えることで、 音量を調整してトレーニングしましょう。 聴覚過敏は、いわば、脳が混線している状態です。 フラッシュカードなどで脳を鍛えて、脳の神経回路がよくなれば、 いずれ混線がなくなり、症状もよくなります。 ただし、脳が変化するには時間がかかりますので、 短期間での対処法としては、上記をお試し下さい。 |
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家庭療育通信 |
こんなときどうする? 〜つかみかかり〜 |
発達障害の子どもたちの問題行動のひとつに、「つかみかかり」があります。 観察してみると、子どもの意識レベルが低下している時に起きることがわかります。 意識レベルの低下とは、脳の前頭連合野の働きが鈍化した状態です。 脳の司令塔である前頭連合野が活発に働いていると、「つかみかかり」は出現せず、 集中して手を使っているのを確認することができます。 「つかみかかり」は、把握反射が残存している状態なので、手を抑えたり、 叱ったりしても改善することはできません。 それよりも、前頭連合野を活発化するフラッシュの視聴覚刺激を与え、 下位脳レベルの反射を抑制することが重要になってきます。 近年、後天的な脳障害で四肢に麻痺が残った患者に、 読書をさせることで機能回復の効果を上げている、という報告が出されています。 これも、高次脳の活性化が運動のコントロールの改善に繋がっている よい例といえるでしょう。 |
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