カーペット 暮らしに役立つ情報 最適な床材選びのコツ

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  カーペットの敷き方は、大きく2つに別けられます。

  置き敷き :カーペットを床上に敷くだけのタイプ
           「中敷き」「ピース敷き」が代表的
  敷き詰め :床に接着固定するタイプ
           接着工法は接着剤とカーペットの適性によりさまざま「グリッパー工法」「タイルカーペット張り工法」
           が代表的

 カーペットの敷き方は、一般的に部屋全体に敷き詰めるタイプが主流ですが、ラグはお部屋全体ではなく、
 ソファやテーブルの下、ベッドサイドの足元など部分的に敷きます。
 また、フローリング床の一部分だけに敷く場合と、カーペットの上に重ね敷きする場合があります。
 あるいはカーペットを自由なサイズにカットして、ふちをオーバーロック加工すればラグになります。
 こうしたカーペットやラグには保温の効果だけでなく、足元の感触によるリラックス効果、イスを引く時の音の軽減や
 床のキズ防止などの機能面に加え、部屋全体の印象をつくるインテリアエレメントとしての大切な役割があります。
 お部屋での過ごし方によってカーペットの使い方を工夫すると、より居心地のよい空間づくりができます。お部屋の広さや、
 デザインで選ぶことも大切ですが、ライフスタイルをイメージしてみるとよりインテリアを楽しんでいただけます。



           


 カーペットライフの醍醐味は、なんといっても部屋の壁から壁まで
 いっぱいに敷き詰める"ウォール・ツー・ウォール"の贅沢さに極まる
 のではないでしょうか。
 これには、床上に直張りする場合と、フェルトを下地貼りする
 グリッパー工法の2通りがあり、後者の方が保温性と感触に優れて
 いますが施工費は高くなります。
 この敷き方は、天井や壁よりも色調を落とした無地のものにすると
 部屋が広く見えます。和室なら手軽に置き敷きでOKです。


 部屋の広さより少し小さめのものを、周囲をあけて敷く方法。
 英国でよく用いられているようです。
 床材とのコントラストを楽しみたい、美しい模様のカーペットには
 特にうってつけ。いちだんと引き立ちます。
 和室にカーペットを敷くときにも、この方法が最適。
 カーペットタイルでも枚数を限定して敷くことができます。


 テーブルや椅子の下、ベッドの脇、玄関、化粧台の周辺などに家具の
 下や玄関に、部分的に敷く方法で、フローリングの床によく用いられます。
 これなら、気軽にレイアウトでき、部屋のアクセントとしても最適。
 床材とコントラストのある色柄、角型や円形の小さいサイズなどの
 形違いでも、気分に合わせてコーディネイトの幅も広がります。
 シャギータイプやラグマットなどは、季節に合わせて取り替えが自由にでき、
 インテリアを存分に楽しめる手法です。


 ぴったりと敷き詰めたウォール・ツー・ウォールのカーペットの上にさらに
 ピース敷きで別のカーペットを置くと、いっそう贅沢なムードが味わえます。
 重ねたカーペットがズレ易いので、スベリ止めの工夫や、段差ができるため
 のつまづき防止など、足元に気をつけてご使用いただく必要があります。
 同系色のもの同士を組み合わせると落ち着いた感じになり部屋も広く
 見えて素敵な空間が演出できます