タイルカーペットとは? タイルカーペットのメリット・デメリット
タイルカーペットとは?
タイルカーペットとは40~50cm角の大きさのパネル状のカーペットです。
素材は裏面が塩ビやフェルトで、カーペット部分の糸はポリプロピレンやナイロンでできています。
一昔前までタイルカーペットというとオフィスの室内や廊下で使用される床材として知られていましが、最近では家庭用の物も多く存在し、気軽にリフォームできる床材として人気です。
タイルカーペットの種類
家庭用 | 住宅用 | オフィス用 |
家庭用のタイルカーペットには、タイルの裏面に滑り止め加工がされており、接着剤が不要なタイプが多くあります。また、表面もフッ素コートされており、汚れが付きにくい物もあります。
一方、オフィス用のタイルカーペットの裏面は滑り止めがなく、塩ビ素材で出来た下地になっており接着剤が必要になっています。
また、同じ用に汚れが付きにくいように防汚機能がある物があったり、コストが抑えられた安価の物まで幅広い製品があります。
タイルカーペットのメリット
タイルカーペットのメリットは誰でも簡単に施工出来るということです。
タイルカーペットは1枚が40~50cm角の大きさなので一枚一枚簡単に取り外せます。
その為、2枚違う色のタイルカーペットを購入して簡単に自分好みのデザインにすることも可能です。 また、タイルカーペット専用の見切り材やコーナージョイントを使うとラグ風にデザインすることも出来ます。
メンテナンスの気軽さ
タイルカーペットは汚れた部分を取り外して洗う事ができます。タイルカーペットによってはフッ素加工や防汚加工をしている物もあるので汚れた場合も布巾などで拭いて終わりです。
それでも汚れが気になる場合は汚れている部分を取り外して洗う事が出来ます。
もし、洗っても汚れが落ちない、タイルカーペットが破損したという場合は、その部分だけ買い直せばすぐに修復出来るのでとてもメンテナンス性の良い床材と言えます。
クッション性と耐久性
家庭用のタイルカーペットの場合、本物の絨毯のような質感でクッション性にも優れています。
オフィス用のタイルカーペットの場合、何度も人が行き来する事を想定して製造されているので、耐久性の高い素材が使われています。
タイルカーペットのデメリット
ここまでタイルカーペットの良い所をお話してきましたが、実はデメリットも存在します。
先程クッション性に優れているとお話しましたが、やはり通常の絨毯やカーペットと比べるとクッション性は劣ります。
もし、タイルカーペットでクッション性を求める場合はタイルカーペット用の「アンダーレイシート」(クッション性の下地)を別に購入して施工すると言う事が必要となってきます。
その他には、接着剤を使用しないで使用していると歩行頻度が多い所だとタイルカーペットがずれてしまうという事もあります。
こういう場合はタイルカーペット専用のピールアップボンドや両面テープなどが必要となる事があります。
通常賃貸などのアパートやマンションでは接着剤を使用することが出来ないので、少しデメリットと感じる所ですね。
おすすめのタイルカーペット
東リ・GA-400シリーズ
東リはハイクオリティーな商品が多いのが特徴です。中でもGA-100は発売から30年間ロングセラーの商品で今もなお多くの職人さんに愛されているブランドです。
東リGA-400は原料がポリプロピレンの安価板のタイルカーペットです。
他のメーカーより少し高めですが安心信頼のブランドです。
スミノエ・PX-3000シリーズ
スミノエは創業130年を超える歴史を持つブランドです。
なかでも「ECOSR (エコス)」は環境に優しい製品で、リーズナブルで高機能な商品があります。
人気なのがPX-3000です。
PX-3000はとてもリーズナブルな価格でお求めやすいタイルカーペットです。
安価なポリプロピレンで出来ておりカラーは全部で25色あります。
サンゲツ・NT-350シリーズ
創業当時は「山月堂」として親しまれ、1982年にカーペットの販売のあとインテリア全般を扱うメーカーとなりました。
サンゲツで人気のタイルカーペットNT-350シリーズは、全部で41色あり、リーズナブルで安心の日本製タイルカーペットです。様々なお部屋に合わせやすい無地タイプです。