乳がん用下着の豆知識
 
2022.10
ボディスーツ・シェイパーは100人に一人くらいしか体に合わない!
女性イラスト 今回はボディスーツ・ボディシェーパーのお話です。
ボディスーツ・シェーパーを着用している方に「着心地はピッタリと感じているか」と聞いてみると、必ず「伸びが悪くてきつい」、「カップが上にずれる」といった感想が聞かれます。
図の点線部分から後ろに周り、お尻の上部分から肩口に戻る一周の長さを「胴縦囲」といい、この胴縦囲は”少ない誤差はあっても女性はみな一緒である”という定義によりボディスーツが生まれました。しかし、実際にはそうではありません。生地は横に伸びると上に上がるため、ずれが生じてどうしても「窮屈」に感じてしまいます。これを解消するためには100パターンのサイズを作る必要があるのです。
かつてワコールさんがトライしましたがサイズ展開が多すぎてうまくいきませんでした。現在では同じサイズのボディスーツと単品のガードルを比較すると、ボディスーツのガードル部分の方が大きく作られており、つまりカバー率を上げて「窮屈さ」に対応しているのです。
ボディスーツ・シェーパーで自分の体にぴったり合うことはなかなかないことを念頭において、合う確率の低い商品はなるべく選ばないことをおすすめします。もっとも、冬はあたたかくてよいという方も多い商品ですので、うまく付き合って快適に過ごしていただきたいと思います。

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