アンニュース vol.38
 
盛夏物乳がん用下着の選び方

暑い夏、できれば下着もつけたくないような毎日が続きますが、今回は盛夏物を選ぶときの注意点についてです。


素材は綿100%に近い品

そんなことはわかっている事です、と言われてしまいそうですが、意外に知らないことが多いのです。
まず第一に綿100%に近い品ほど、ブラジャーとして機能的な商品はできない、ということです。いわゆる”寄せて上げて”は無理なのです。そうするには、どうしてもポリウレタンという伸びる繊維を使用しなければならないのです。

したがって、綿100%かそれに近い品を盛夏物として使用する場合は、カップにダーツだけが入ったようなソフトカップ付きのハーフトップやキャミソール・タンクトップで、パットが入りラクに付けられるタイプが中心となります。

夏でも普通のブラジャーでOKの方が圧倒的に多いのも事実ですが、どうしても肌にあたる部分が綿100%で機能的なブラジャーが欲しいという方は、ポリウレタンの糸に綿の糸をまいているコアスパンヤーンという生地があります。その生地を使用した当社の品はこちら(anne508)ですが、乳がん用ブラジャーとして開発されているのは、おそらく当社のみと思います。


パット入れ付きソフトカップ付キャミソール・タンクトップについて

アウターはほとんどの場合化学繊維を使用しているため、直接つけて肌にあたるのは良くないのですが、夏にブラジャー+肌着の重ね着をするのは暑い。そこで、ブラジャーとしての機能性はなくても、ラクに涼しくつけられるパット入れ付きソフトカップ付キャミソール・タンクトップは、夏場には特に人気があり、当社でも相当数売れています。
肌着ライクのものから、プリントや無地のアウターライクのものがありますが、できれば綿100%か、またはそれに近い混率のものをおすすめします。


チューブブラジャーについて

オシャレ性もあり、少々セクシー感もあるこの品、理屈抜きで夏場に人気のある品ですが、この品を選ばれる点で気を付けていただきたい事は、いままで私が再三にわたってお話してきたこと、乳がん用としては適さない3/4やハーフカップのような幅の狭い品は選ばないこと、乳房全体を包み込むフルカップの品かどうか、という点をご確認ください。


人一倍汗をかく方はメッシュや強撚糸は逆効果です!

夏になると登場してくるのが、涼しいメッシュ編みとかシャリ感のある強撚糸を使用したブラジャー・肌着・靴下などですが、本来人の肌は、生地が密着している部分は汗はかかないのが普通で、密着していない周りから汗が出てくるのです。特に汗かきの方は、汗が肌にあたっていない部分から多く出て、着用感が悪くなってしまいます。