アンニュース vol.31
 

手術前にぜひともサイズの測り直しをしてください!

かつてアンニュースで一度、試着の重要性をお話したことがございますが、手術前には必ず一度売場へ行き、買わなくてもかまいませんので販売員にサイズを測っていただき、ご自分の正確なサイズを把握してから手術を受けていただきたいと思います。

ご自分のサイズが間違っていたために術後購入された高い買い物が無駄になったり、いつも不満を抱えて着用していたのでは何にもなりません。

例えば、本当はCカップであるのにBカップやAカップを使用した場合、手術部分のカップにパットを入れてもカップ自体が肌に接触しないで浮いてしまい、不安定なカップになってしまったり、肩紐が落ちやすくなったりします。

乳間があいているという
ような、手術前にはさほど気にしていなかった事が、術後重要なポイントになるということが出てまいります。

これも以前お話したと思いますが、ブラジャーを購入される場合、百貨店での購入者は試着またはサイズを測る確率が非常に高いのですが、量販店などで購入されている方はほとんどの場合何もなしに購入されており、全体的にはそのような方が圧倒的に多いのが現実です。

最近は百貨店の販売員であっても専門的な知識がなく、そのお客様のカップの底面積の広さや肉質、筋肉質の見分け、そしてさらにお客様の好みの問題までアドバイスできる販売員が全くいなくなっています。

この業界のブラジャーサイズは、アンダーとトップだけは同じサイズで作られていたとしても、各メーカーによってカップの底面積、そしてカップの大きさが違うのが現状です。ワコールさんは比較的に大きく、それ以外のメーカーさんは小さめの品が多いです。売り場でもそうですが、ましてやネット販売の場合、なかなかその見分けはつきません。

弊社も出発当初は、試着のできる患者さんのための部屋を作ることの意義をそれほど深く考えて作ったわけではないのですが、現在北は北海道から南は九州まで年々お見えになる方が多くなっており、お越しいただいたお客様からは、必ず帰られるとき「こんなお店があって本当にうれしい」「人生が明るくなった」「いままで1枚しか買えなかったのが同じ値段で4枚も買えた」など、お褒めの言葉をいただきます。その言葉を聞くたびに、もっとがんばらなくてはという思いに駆られます。

もちろんお越しいただけないお客様もたくさんいらっしゃると思いますが、せめてぜひとも手術前に、もう一度正しいご自分のサイズを測っていただければと思います。