アンニュースも今回で28回目を迎え、月1回の発行で2年4か月を経過いたしました。
企画の私としましても、毎回
”なんとか患者さんにぴったりと合うパターンや素材の良さのブラジャーを”
と訴えてまいりましたが、いつもつきあたることは、患者さんとしての経験がないためもっと突っ込んだ、真に患者さんの求めている乳がんの本物のブラジャーがあるのではないかと、書き終えたあと自問自答してしまいます。
先日患者さんの方から次のようなメールをいただきました。
要点を述べますと、
”私は乳がん手術で、左脇リンパも全摘いたしました。術後2年ですが、脇の感覚がなく、脇の広いタイプのブラジャーをつけると非常な不快感としびれを感じます”
とのことでした。
普段体をつかったお仕事のため、左胸にパットを使用することがないので、右のみ従来のブラジャーカップ機能をもった品物が当社で売っていないかどうかとの問い合わせでした。
私は愕然としました。普段当店は患者さんが製品を当店販売相談員と会話しながら試着し、購入していただいている店ですが、この様なお客様の声は今まで聞いたことがありませんでした。
しかしひょっとして今までご来店いただいた患者さんの中にも、同様の手術をされ、同じ悩みを持っていた方もいたのではないか、そして自分から言えず帰られた方がいたのではないか…
今まで27回も”本物の乳がんブラジャーとは”と訴えてまいりましたが、製品サイドからしか見ていなかったのではないかと大変心を揺るがされたメールでした。
”より良い品をよりお買求めやすいお値段で”をモットーとしている当店ですが、”より良い品”をさらに努力し、まい進していかなければと考えさせられました。
そして患者さんからも、こういったご意見をぜひ私共へお伝えいただければ幸いです。
今回は私の反省と今後のやる気をお伝えさせていただきました。
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