体質診断(ベイス版)

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中医学とは、簡単に言うと

今の自分の体質が、寒熱虚実のどちらに傾いているのか?

 

今なにか、どこかが、痛い、ツライ、しんどいといった症状があるとすれば、それは、今の体質が(冷えている)から起こっているのか?余分ながこもっているからか?(体温計ではない)(不足しているから)か?(停滞してるから)か?を知ることが、まず必要です。

カラダに症状を起こしているアンバランスの原因を寒・熱・虚・実」のどれが原因かを見極めます。

 

そして治療法は、

その「寒・熱・虚・実」のアンバランスを漢方薬や、鍼灸、推拿や食べ物(薬膳)、気功を用いて元に戻し傾きを正常にすることです。


寒証

 カラダが冷えている状態、または冷え症。

もし何か体調不良なことがあるとすれば、その原因は主にカラダの中の冷え」が原因と考えます。

寒証は、気虚、血虚、陽虚、湿痰、血瘀など体質の根本原因です。


熱証

 カラダに余分な熱がこもっている状態。

体温計で測って熱があるということではありません。体温計で計測しても平熱なのに、のぼせる、ほてるなどの状態で、体調不良の原因は主にカラダの中の余分な「熱」が原因と考えます。

熱証は、陰虚、湿熱(血熱)などの体質の根本原因です。


虚証

 体調不良の主な原因は、カラダに必要な生命エネルギー「気」「血」「水(津液)」のどれか?またいくつかが不足している状態です。

虚証は、気虚、血虚、陰虚、陽虚などの体質の根本原因です


実証

 体調不良の原因が、生命エネルギー「気」「血」「水(津液)」「熱」などのどれか?またいくつかが多くなり過ぎたり、巡りが悪くなり停滞している状態。

実証は、気滞、血瘀、湿痰、湿熱などの体質の根本原因です。


 薬膳とは、このように今の自分のカラダのアンバランスになっている部分を見極めて、食事などで整えることです。
 「納豆を食べましょう」とか「青背の魚がいいですよ」という風に、誰にでも食べたほうが良いというものではなく、今の自分の体質の傾きを正常に戻すための食事を「薬膳」と言います。
 厳密には、中医診断学に基づいて四診を用いて弁証し、今の体質を導きだすことが必要ですが、季節の養生法としては、それぞれの季節に起こりやすい症状や体調不良、中医学的な病気などを予測して食事や食材で予防するために用います。
 なにか「未病」と言われるような体調不良がある場合は、体質診断をして今の自分の体質の傾き(アンバランス)を把握して、それを立て直す食材や食事を取り入れることで、不調を解消したり体質を改善することが可能です。
 出来るだけ正確に把握するほど改善効果が高くなりますが、最初から完璧に体質診断は出来ませんので、少しずつ自分臨床を重ねながら精度を高めていけばよいと思います。 
 大切なことは、出来るだけ「カラダの声を聴く」ということです。今の自分のカラダは何を欲しているのか?逆に何を除いて欲しがっているのか?を聞いて、カラダが喜ぶことを取り入れていけばよいと思います。


体質診断チェックシートの各質問に

答える形式で□に?をつけてください。

 

?の数が一番多いものからワースト3ぐらいまでが今の貴女の体質だと考えられます。(同点があれば4つぐらい)

 

気血同源という考え方から「気虚」になると「血虚」にもなったり、「血虚」になるとやがて「気虚」にもなったり、「気滞」になると「血瘀」になったり「血瘀」になると「気滞」にもなり、「血瘀」になる原因は、「気滞」「陽虚」「血虚」だったり、「気虚」になると「湿痰」や「湿熱」になったり「気滞」になると「陰虚」にもなりやすいなど、それぞれの体質は関連性があります。

 逆に、「気」が流れると「血」も流れ出し、「血」の流れが良くなると「気」の巡りも調い「気虚」が改善すると「湿痰」も改善されむくみや肥満、関節痛や神経痛が解消したりなど一つの体質が改善すると、他の体質も改善し

いろいろあった症状や体調不良がいっぺんに改善するケースもあり得ます。

 

 自分の体質を把握し、生活の中に「薬膳」やそのほかの「養生法」を取り入れて改善に取り組むと少しずつしんどい症状が改善されるかも知れません。


チェック出来ましたか?

 チェックが出来たら、

一番たくさんチェックが付いたものはどの体質でしょう?

 

 一番多くチェックのついた体質が、今の貴女の体質です。

一番多くチェックが付いた体質が2つあったり3つある場合もあります。
 だいたい多い順にワースト3~4ぐらいまでが、今の貴女の体質的傾向と考えられます。

 人間のカラダは、刻々と変化しながら生き続けている生身のカラダなので、とても複雑で体質的にもかなり複合した物になります。
どれか一つだけ突出しているという方は、むしろ珍しいです。だいたいの傾向という風に捉えてください。

 

 また、この体質診断チェックは、極端に言うと一つもチェックがなければ健康で、逆に全部チェックが付けば不健康(病気)かという風に考える方もいますが、そういうものではありません。

 まぁ実際に極端に言って「なにもチェックつけるところがない」と言う人もいるかもしれませんが、それはそれで健康だと言えますが、生身の生きている人間であれば、何もないという人は珍しいでしょうね。

 

 例えば、

最近食欲がないとか寝つきが悪い、便秘気味や逆に下痢、むくみやすい、汗がよく出る、肩がこる、動悸がする、

めまいがするなどなど…何か気になる症状があるとすれば、この体質が原因ではないかと考えることが出来ます。

 この体質を正常に戻していくことで、いま気になる症状が改善する可能性が高いと考えられます。

 とは言え、
これは、今現在の体質なので、明日になれば変わることもあります。

極端に言えば1時間後10分後にでも変わっているかもしれません。女性の場合は、生理が始まったら変わるし、終わっても変わります。

 チェックし終わったたった今から、めっちゃうれしいこと、めっちゃ悲しいこと、めっちゃ楽しいこと、めっちゃ怒ること、めっちゃ驚くことなどが起こったとすれば、先ほどやった体質チェックとは全く違う体質になることもあります。

 でも多くの人は、また多くの場合そう極端に変わることはありません。

 たった今、仕事が変わったとか、配属先や勤務時間が変わったとか、引っ越しして住む環境が変わったとか、結婚したりして家族が増えたり、逆に子どもが独立したりして減ったりなど、自分自身の生活環境や生活習慣が大きく変わったりすると、体質も当然劇的に変わる場合がありますが、そういうことがなく普段と同じ生活が続いている場合は、そう極端には変わりません。


 今の貴女の体質的傾向や、いまの痛い、ツライしんどいといった症状の元がどこからきているのか?

なんとなくわかりましたか?

 

 いまの体質を、それぞれの体質改善策を取り入れて、改善していくことで、「そう言えば…痛い、ツライ、しんどい症状が消えているなぁ」とか「あれっ、いつの間にか痛くなくなってる」という風に、症状も解消していくことが多々あります。

 

 「ちょっとしんどいから症状がひどくなったら困るので早めに治療をしてもらおう」と思って病院に行ったのに、検査をしたら「病気ではありません」とかひどい時には気のせいじゃないですかなんて言われて治療を受けられないことがあります。中医学では、「未病」(病気の芽はあるけど病気ほどではないカラダの不調)と言います。
病院では
しばらく様子を見ましょう」ということになります。

 いつまで様子のを見るのかというと…病気になるまで様子を見る…数値がひどくなり病気レベルになって初めて「病気になりましたから、治療しましょうそして治療を受けて数値が正常になったから病気が治りました」ということになるのです。

 黄信号から青信号に戻してもらおうと思って病院に行っているのに、赤信号になるまで待って、赤信号になったから治療をして青信号に戻しましょうという順番なんですね。

なんかおかしいなぁと感じながら…。

 

 中医学では、病院ですぐに治療をしてもらえない「未病」であっても、毎日の暮らしに養生法を取り入れて薬膳やツボ押しや自分お灸などで体質を改善し「未病」を癒すことが可能です。

 もちろん病気レベルにツライ、しんどいのに、それを我慢して自分で治療をしてくださいと言っているのではありません。

 病気の場合は、早く病院に行って薬や治療を受けた方が絶対早く楽になります。

また、そんな時はいつまでもツライ症状を我慢していないで「今の自分には薬や治療が必要なカラダなんだ」と思って受け入れる方が、カラダも素直に反応してくれます。

そして症状が改善して楽になったら、いつまでも薬を飲んでいないで早く止めて薬膳(食養生)に切り替えるべきです。

 

 出来れば、この体質診断は、自分で体調がちょっとおかしいなと感じる時はぜひやってみてください。

もし特に異常がない時でも、例えば立春、立夏、立秋、立冬など季節の変わり目にやってみると、カラダの違いがよく判ります。

 そして「未病」になる前に予防をすることが大切です。

ぜひ日々の暮らしに、「体質診断」を取り入れて、未病を予防し、健やかに穏やかに過ごしていただくことを願っています。

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