1.
マスは生の状態で仕入れたものを使用。
まずは塩漬けしたマスを無添加の米酢と上白糖を、オリジナルの配合で計算した酢に漬けます。これによって魚の臭みがとれ、マスの旨味が引き立ちます。
2.
つぎに、厚みがおなじようになるようにカットしていきます。
じつはこれが一番大切!
見た目のキレイさもそうですが、味の統一感を出すために必要だそうで、
職人の腕のみせどころとなります。
ポイント
オリジナルます寿しは通常のます寿しより、身が少し厚め。マスの風味がより感じられながらも、あっさりといただける仕上がりになっています。
3.
器にマスの背中側と腹側の身を交互に並べていきます。こうすることで脂や食感など、ます寿し全体の味のバランスを整えます。
そのうえに、マスとぴったり合うように調整された少し甘めの酢飯をのせていきます。
ポイント
合わせ酢は、米酢、砂糖、塩以 使用していません。
機械で押すと固くなるので、酢飯は手作業で押し加減を考えながら詰めていきます。
手作業だからこそ、おにぎりのようなやさしい口当たりが実現します。
4.
わっぱ(木の容器)に笹を敷いていきます。
笹には保温と殺菌の効果があり、ます寿しの醍醐味ともいえますね。
そして、先ほど詰めたマスとシャリを笹の葉の上にのせ包んでいきます。
ポイント
敷いた笹の上に直接酢飯とマスを詰める方法もありますが、オリジナルます寿しはあえてひと手間かかる方法で作ります。笹を広げたときに、マスがきれいに見えるようにするためです!
5.
最後にわっぱに蓋をしてゴムで綴じて完成!
出来たてのます寿しは、やわらかく握り寿司のようですが、手もとに届くころにはマスとシャリが丁度いい塩梅で馴染み、おいしくいただけるようになっています。
富山に数多くあるます寿し店。シャリの具合、マスの仕込み方、製法など、作り方は様々ですが、それぞれが受け継がれてきた伝統の味となっています。 一つひとつ手作業で作られる、こだわりの詰まったオリジナルます寿しを、まずは一度ご賞味ください!