━━━━━━━━━━▼∴▼ HEART OF WINE ▲∵▲ ━━━━━━━━━━
                http://www.rakuten.ne.jp/gold/iketome/

 ‥…━━━ 和飲通信 メール・マガジン/ 2005日4月25日発行 ━━…‥

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       【登録の削除ならびにアドレスの変更などは】
       http://www.rakuten.co.jp/iketome/news.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 こんばんは、

【HEART OF WINE】店長の 小島です。
 http://www.rakuten.co.jp/iketome/owner.html
 

 皆さん、ワイン生産!というと何を思い浮かべますか?

 普通、華やかに見える秋の収穫や、醸造などを思いうかべますよね。


 でも、実はワイン造りは真冬の畑での地味な作業から始まっています。

 秀逸なワインは1年間積み重ねた地味な作業の集大成なのです。

 そんなぶどう畑や仕事の様子を2005年の1年間!

 現地からレポートしていただけることになりました!



 ☆ レポートを送って下さる蔵は、▼下記2蔵になります!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ‥…━━━ 【シャンパーニュ・ドゥ・スーザ】  ━━…‥

□ 店長一押し!シャンパーニュ最高峰の一つです。
□ フランス/シャンパーニュ地方・アヴィス村
http://www.rakuten.co.jp/iketome/1111177/1093930/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ‥…━━━  【ジャン・マルク・ラフォレ】  ━━…‥

□ 2002年ブリュッセル・ワインコンクールで金賞を受賞しました!
□ フランス/ブルゴーニュ地方・ブルイィ村
http://www.rakuten.co.jp/iketome/1120647/1237644/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


☆ 第一弾は、明日【シャンパーニュ・ドゥ・スーザ】
 
      “剪定編”を配信させていただきます。

 

 そして、その現地“レポート”をより深く楽しんでいただく為に!

 不定期になりますが、「ワイン概論」的なメルマガを、

 数回に分けて配信させていただこうと思っております。



 お届けいたします、メルマガの内容に関しましては

 大雑把な枠でのワイン概論になりますが、

 「そんなことは知っているよ。」とは言わずに
    数回だけですからお付き合い下さいね。(笑い)


 ▼さて、その一回目です。どうぞ、最後までお付き合い下さい (^_^)/
       

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ‥…━━━ 【1】アルコール発酵 ━━…‥  

 ※アルコール発酵は実際にはとても複雑な現象です。今回は誰にでも
 解りやすくする為に、極端に単純な表現を使用させていただきます。
    
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

普段、みなさんがご堪能しているお酒にはアルコールが含まれています。

今回は、そのアルコール発酵について、お話させていただきますネ。


 【古代ペルシャの伝説】


 それは古代ペルシャの遠い遠い昔のこと

 王様が庭で腰を下ろしていると、一羽の鷲が種をくわえて舞い降りた。
 不思議に思った王はその種を庭師に植えるように命じました。

 その種を植えて3年目、紫色に覆われた見事な房が実りました。

 だが、この見事な房は、美味しいのか?、
 はたまた毒なのか??
 
 誰も恐ろしがって試食できませんでした。
 そこで王様は土器の瓶に集めておくように命じたのです。
 
 数日後、家臣が青ざめて王様に報告に来ました。

 「王様、まったく信じられないコトが起こっています。
 誰も瓶の下に火をつけ加熱していないのに、何故か煮たっております!
 それもこのスープ、冷たいまま泡だっているのです。」

 一ヶ月後、そのスープは静まりかえり、水晶のように輝いていました。
 誰もがこの液体を怖がり、味見する者が現れませんでした。  

 そこで王様は囚人にそのスープを飲ませ、
 どうなるか見守ることにしたのです。

 囚人は最初の一杯を観念したかのように飲み干すと、奇妙な顔をして、
 やがて二杯、三杯と懇願し立て続けに飲み干しました。

 彼の顔はバラ色に輝き、次第に愉快になり、詩を歌い、さらに飲み続け
 とうとう横になり、次の日まで深い眠りに陥りました。

 囚人が翌日、我に返ったとき、
 この未知のスープを飲んだときの感想を王様に報告しました。

 「何を飲んだか解らないが、いつもより愉快で楽しく、
 
      あのスープなら毎日飲んでいたいです。」

 この囚人の報告を聞いて王様は
 「コレは天からの授かりものダ!」と喜び、
 
 囚人はその後釈放されたそうです。

                       おしまい。



 さて、この伝説話の力を借りて、眠くならない様に(笑い)

  アルコール発酵について、お話させていただきますネ。


 ▼極めて簡単にアルコール発酵を図式化すると


  【果糖】+【酵母】 → アルコール+二酸化炭素 


 もうチョット解りやすくしますね!


 葡萄の実には“水分”&“糖分”が含まれています。

 葡萄の実を搾れば、甘くて美味しい
 グレープジュースがとれますね。コレが【果糖】です。


 そして葡萄の果皮にはもちろん、
  空気中や大地にも【酵母】菌は存在します。


 つまり、熟した葡萄の果皮が破れ、果糖をタップリ含んだ
 ジュースが流れれば、酵母の活動が活発になり、
 アルコール発酵が自然に始まるのです!

 
 おっ!コレは・・・、と思った方の為に
 
   もう一言だけ付け足しますね。 


ちなみに、発酵も腐敗も微生物の活動によるもので、

人間にとって有益な場合を【発酵】d(^_^o)
人間にとって有益で無い場合を【腐敗】と言うんですネ〜。

飲食可能な状態になれば、それは【発酵】です!
もちろん駄目な場合もあります(笑い)
 
それでは、また!


‥…━━━ 次回【2】に続きます。 ━━…‥