いつもはあまり気にも止めず、机や引き出しの隅に忘れられたように置かれている糊ですが、物を張り合わせるということは人類の創始から、現代文明の最先端、ジェット機や宇宙ロケットに至るまで、皆その恩恵にあずかっています。
古くは、接着剤として、アスファルトや膠(にかわ)が用いられ、白鳳・天平時代になって、織物の仕上げに米や麩の糊が使われるようになりました。
江戸中期に澱粉糊が広く普及しましたが、保存性はほとんどありませんでした。
明治32年になって、東京の木内弥吉が腐らない糊の科学的処理に成功。
これが「ヤマト糊」の創始となり、わが国に於ける瓶入り糊の草分け的存在です。
その後、第二次世界大戦の原料不足によりヒガン花の球根から澱粉を抽出したりと苦闘期間を経て、「冷糊法」を完成させました。これは従来の加熱による西方から、全く発想を変えた加熱しない科学的処理で、異なった種類の非食品澱粉を混合し、より強力で劣化しない澱粉糊を製造する方法です。
現在も基本的には製法は変わらず、保存性の良いタピオカ種の澱粉を使用しノンホルマリン・無香料で子供にも安心して使える「ヤマト糊」は多くの人に愛用されています。
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●チューブ入り
T-220 220g
T-380 380g
●ボトル入り P-70 70g P-220 220g
※ 2kg入りや御得な補充用20kgなどもございます。 |