万年筆のペン先について





ペン先

14金が代表的です。これはインキに入っている酸に侵されずその上、適度な弾力があり、書き味も日本文字に合い最適だからです。

しかし、現在では技術の進歩により、金ペンでなくても、すぐれた合金ができています。また、高級品には18金も使われて豪華さを出しています。

ペンポイント

文字を書く場合、ペン先は一定の抵抗をもって紙の上を走り続けるため、14金や18金のように柔らかい金属では、すぐに摩耗してしまいます。
その為に、書きやすく、摩耗しにくい、小さくて白く光っている別の耐摩耗性合金がついています。これは、イリドスミン(Ird)と言う白金系の合金で主にイリジューム(Ir)オスミューム(Os)などの金属から出来ています。どれも高価で非常に硬い金属で600万字も書くことが出来ます。


14金・18金の含有表示について
純金 24/24で24K(金)
千分比で1000
 
14金 14/24で14K(金)
千分比で 585 
残りは銀・銅・亜鉛等
18金 18/24で18K(金)
千分比で 750
残りは銀・銅・亜鉛等




ペン先の種類

ペン先の種類は、EF・Mなどのアルファベットで表示されています。
万年筆で試し書きをする時は、
永字八法で。「永」の字を書くことによってすべての面を使う
ことになります。線のみの試し書きではなく、数字(1〜10)とか、書き慣れた住所、お名前
を書くことも良いでしょう。


EF
(エキストラファイン)

簿記などの記帳用

(ファイン)
ノートなどに
やや硬めの一般用

SF(ソフトファイン)
日本文字に最適のソフト調

M(ミディアム)
速記をはじめ欧文にも最適

SM
(ソフトミディアム)

日本文字に最適の中字ソフト

B(ブロード)
原稿などの長時間速記用

C(コース)
太字好きな人に
やや硬めの一般用



豆知識いろいろ