招き猫・風水猫について


お菓子屋さんのショーウィンドーや家のたんすの上に飾っている招き猫は、だるまやお多福・福助等と一緒の日本だけの縁起物です。江戸時代に生まれ、明治、大正、昭和、平成と5つの時代をずっと人々の幸せを招き続けて生きてきた「ねこ」です。

招き猫のルーツ


一番古い招き猫は、現在、確認しているのでは、19世紀中ごろ作られた東京浅草の今戸焼きの丸〆猫です。
この丸〆猫が、江戸の人達に大変もてはやされ大流行したと言われています。
この丸〆猫が「招き猫」のご先祖様なのです。
今戸焼きの招き猫が、京都に伝えられ、伏見人形を作っている人形師によって、新しい型の招き猫がつくられました。この招き猫も伏見人形と同じように伏見稲荷参詣の土産物として買われたり、又北前船の船底に積まれて各地へ送られたりして全国へ広まり人気を集めました。
招き猫や伏見人形が
北前船の船底に積まれたのは何故?



北前船は江戸時代に春と秋の二回、荷物をたくさん積んで大阪や兵庫の港から出発し、港々で物を買ったり売ったりしながら、北海道に行き北海の水産物や諸藩の領地で出来た米などを積んで帰ってきました。

船に大風が当たったり、大波があたると倒れてしまいますので船底に重い物を積んで船の重心を下に持ってきて、船を安定さすようにしました。

伏見人形は土で作られているので重く、船のバランスを取り安定させるのに最適でした。
その上、人形は大変人気があり、港々で良く売れました。

お金のたまる招き猫とは?
右手上げは      
お金を招く
左手上げは      
お客を招く
赤い猫は       
無病息災
高く上げた手は 
遠くのお客様を招く
低く上げた手は 
近くのお客様を招く



風水猫(ハッピーキャット)



色型 白猫 黄猫 緑猫
(濃い緑)
茜猫 黒猫 黄猫
顔・全体が
四角
白銀猫
丸い肩
黄緑猫
(若草色)
紫猫
顔・全体が
三角
配置場所 北東 南東 西 中央 南西 北西
効果 病気回復 悪鬼悪霊退散 家庭円満 結婚愛情向上 金運向上 全体運向上 堅実性増大 奉仕の精神を持つと権威が付く 美声になる 知恵増大

資料提供 イケマン人形文化保存財団(さがの 人形の家)


豆知識いろいろ