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イベリコ豚とは |
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イベリコ豚とは、スペイン原産の原種で、ヨーロッパでは最古の原種となっております。
イベリコ豚は、イベリヤ半島に生息していた豚からその名前ができました。
昔は、イベリヤ半島全域(ポルトガル・スペイン・フランス・オランダなど)に
生息していましたが、
18世紀にイギリスで起きた産業革命を契機に、工業化が進みエサである、
コルク樫の森がなくなっていきました。
しかし、スペインだけが産業革命に乗り遅れ、コルク樫の森が守られた結果、
イベリコ豚は、ある一定の地域のみ生息しているのです。
イベリコ豚は元々、王族貴族の食べ物として流通していました。
フランス領として統治されている時に、フランス皇帝ルイ16世、マリーアントワネット、ナポレオンなどに愛された食材です。
イベリコ豚のエサは、コルクの実のドングリで、
年に二回ドングリができる時期、モンテネラと呼びます。
この時期に、イベリコ豚の理想といわれる体重に育て上げます。
イベリコ豚は世界で唯一、ランクのある豚肉で上から、
レアルベジョータ、ベジョータ、セボデカンポ、セボの4ランクあります。
レアルベジョータはイベリコ豚全体の2%しか存在しておりません。
レアルベジョータの定義は、イベリコ豚の血統が100%以上。
モンテネラ期に体重増加が60kg以上、
樹齢200年以上のドングリを食べて育っていることです。 |
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IBERICO-YA 北新地店 |
住所:大阪市北区堂島1-3-3北新地西辻ビル1F
電話:06-6343-8129
営業時間:月〜金 17:30〜03:00(L.O.02:00)
土 17:30〜22:00(L.O.21:00)
ランチ:月〜金 11:30〜14:00(L.O.13:30)
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IBERICO-YA 心斎橋店 |
住所:大阪市中央区東心斎橋2-8-9 日宝コア笠屋町1F
電話:06-6484-0016
営業時間:18:00〜23:30(L.O.22:30)
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IBERICO-YA 六本木店 |
住所:東京都港区六本木7丁目10-2 カプリス六本木1F
電話:03-3401-2597
営業時間:18:00〜24:00(L.O.23:00)
ランチ:平日 11:30〜14:30(L.O.13:30)
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IBERICO-YA スペイン直営牧場 |
住所:HV-3126, 18, 21270 Cala, Huelva, Andalucia Spain
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イベリコ豚との出会い |
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私たちの会社は、このイベリコ豚に出会ったのが1999年の春のことです。
当時日本では、狂牛病が発生し牛肉が全く売れない時期でした。
食肉卸の会社を経営していた父は、豚を中心に売っていた時期でもあり、
ヨーロッパ食肉ツアーに私と共に参加します。
ドイツ・オーストリア・フランスと周り最後に辿り着いたところが、
スペインのアンダルシア地方。
そこに世界一の生ハムがあるというのを聞き、訪ねていきました。
そこの地域、ポルトガルとの国境付近の
小さな村(ハブーゴ村)で見つけたのがイベリコ豚です。
しかし、その当時スペインと日本は食肉の輸出入ができない状態でした。
けれど、そのイベリコ豚に惚れ込んだ父は、何とかして輸入したいと考え、
日本政府・スペイン政府と交渉の上、5年の歳月をかけて実現しました。
その時に取り決めた約束は、10年間全てのイベリコ豚の部位を買うという約束でした。
しかし最初は、イベリコ豚という名前も知られておらず、
尚且つ和牛と同じ価格ということで、取扱店舗は見つかりませんでした。
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イベリコ屋への想い |
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イベリコ豚を食べてもらえたら、その美味しさをわかってもらえると思い、
イベリコ屋を大阪の心斎橋にオープンさせました。
そしあて、営業するうちに、一軒一軒と契約が取れ、
マスコミにも少しづつ取り扱いをしていただくことで、認知度が上がってきました。
2011年に先代社長が亡くなり、その連絡を受けた
当時のイベリコ豚協会の会長 フリオレビージャ氏によって、
父が愛したイベリコ豚の森 デエサ のコルク樫の麓にお墓を建ててくれました。
その場所は、ユネスコ世界自然遺産に登録されている場所で、
特別に建ててくれました。
その後、イベリコ豚の事業を受け継ぎ、
飲食部門ではイベリコ豚に特化した会社をやっていこうと決意。
そして、イベリコ豚に対する知識を増やそうと
歴史や現状を認識していくうちにある問題に直面しました。
それは、イベリコ豚が住んでいる デエサの減少でした。
コルクやイベリコ豚の需要が減り(特にベジョータ)業者さんが廃業していき、
イベリコ豚が住んでいた森が宅地やゴルフ場になっているのです。
コルク樫が育つまでに40年の月日がかかり、
デエサに戻すのはほぼ不可能になっているのです。
その森を守り、イベリコ豚の食文化やコルク樫の森の原生林を
守らなくてはいけないと感じました。
イベリコ豚を販売するとともに、そんな地球環境を守り続けていくのが、
私たちの使命なのです。 |
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