アクリルには見た目は同じでも、押出板とキャスト板という二つの製法があります。
(値段が倍ほど違ってきます)

お見積りのご依頼を頂いた際、通常は押出板で計算します。
これはできるだけお客様に低価格で商品を提供できるように考えているからです。
(一部キャスト板でしか寸法が取れない場合や、キャスト板をご指定の場合は、キャスト板でのご注文もお受けしております。)

押出板

  • 安い(キャスト板に比べて)
  • 規格サイズの種類が少ない
  • 色板の種類が少ない
  • 接着しやすい
  • 厚み20ミリまで
  • 特注サイズなどを製作する場合は大量ロットを必要とします

キャスト板

  • 色板が豊富
  • 規格サイズの種類が豊富
  • 厚みはどこまでも分厚くできます(*1)
  • 色や厚みなどオーダーが可能
    (ロットが必要です)
  • 厚みが一定ではない

●押出板

アクリルの押出板は製麺機のように機械から押し出された板がローラーに乗って出てきます。
それを規格サイズにカットして3×6サイズや1100×1300サイズ、メーター板(1000×2000サイズ)などに切り分けられます。
ローラーの幅以上のサイズが出来ないので、最大でも短い辺の寸法は1350ミリまでとなっております。
厚みは最大で20ミリの厚みまでとなります。白色や黒色などの色物は分厚いものはありません。
特徴としては分子量が少ないので、溶剤が入りやすく接着に向いています。
一般的には板の価格がキャスト板の半額くらいなので多くの物件に使用されおり、日本国内の流通量は圧倒的に押出板のほうが多くなっています。

●キャスト板(ガラスセルキャスト方式)

アクリルのキャスト板はガラスで枠を作り、そこに原料を流し込んで固める製法です。
ガラスのサイズを変えることで様々なサイズを作れるので、押出板よりも大きな板の規格がありサイズ展開も豊富です。
透明(クリア)になりますと2000×3000サイズの大尺の規格があります。
厚みは50ミリまでが一般的で、黒色や白色などの色板は20ミリ厚までそのほかの色板は15ミリ厚までが最大です。
もっとも際立った特徴は様々な種類の色板があるということです。
色板の場合はほとんどキャスト板になります。
一般的には分子量がきめ細かく板の伸び縮みが押出板より一定なので彫刻用材料や熱をかけた成形加工の使用に適しています。また大きなサイズの水槽などに使用される材料はキャスト板です。

(*1)透明の規格は50mmまで。黒、白、乳白色は厚み20mmまで。そのほかの色板は厚み15mmまで。