杖・ステッキのご購入をお考えの方へ
〜ご注文の前に〜

質問

杖って、どんなふうに選んだら良いの?

杖が欲しいけど、どんなふうに選んだらいいかわからない。とお困りのあなたに。
杖を使うことで、
■足腰にかかる負担が減り、疲れにくくなります。
■身体を支えやすくなるので、ふらつきにくくなり転倒防止になります。
■歩行にリズムが生まれ歩きやすくなります。

弊社でご案内している「杖・ステッキ」は自立歩行できる方がより安心に歩行するために、
歩行の補助として使用するものです。

手すりにつかまらなければ歩行できないといった、自立歩行できない方はご使用できません。
自立歩行が難しい方、手首に痛みがあったり握力が弱い方、荷物を楽に運びたい方には、杖よりも歩行器やシルバーカーなどの方が適していることもあります。

身体の状態や生活スタイルに合ったピッタリの杖を正しく使うために、ご購入前に掛かりつけの理学療法士や専門の方にご相談されることをおすすめします。

質問

杖の種類ってどんなものがあるの?
(種類から選ぶ場合)

伸縮杖

伸縮杖

身体に合った長さに調節が可能で、初めて杖をお使いになる方におすすめです。
調節ボタンで、身体に合った長さに段階的に調節することが可能な、一般的に広く使用されている杖です。

ある程度は活動的に動けるが、杖があればさらに安心という方に。

折りたたみ杖

折りたたみ杖

コンパクトに折りたたむ事が可能で、疲れた時など時々杖を使いたい方の常備用にもおすすめです。
商品によって調節ボタンで段階的に長さを調節することも可能ですが、 折りたたみという構造上、伸縮杖よりも長さの調節範囲は狭くなります。
バッグに入れて持ち歩けるので、旅行やお出かけにピッタリです。
常用するほどでもないが あると安心という方に。

多脚杖

多脚杖

杖先が4本や3本などに分かれている杖です。
前後左右に安定感があり、通常の杖では不安定だった方にも安心してお使い頂けます。
伸縮杖と同様に身体に合った長さに調節することが可能な商品や、 杖の持ち手の左右切り替えに対応した商品があります。
筋力の低下された方の歩行訓練や、屋内での立ち上がり補助などに

その他の杖

その他の杖

●一本杖
シンプルで頑丈。杖をよく使う方におすすめです。
木製の一本杖は、落ち着いた雰囲気で高級感もあり男性に人気です。
(長さの調整はできません。)

●クラッチ杖
手と前腕の2箇所で支える構造です。
体重が分散しやすいため、より安定した歩行が可能な杖です。
握力の弱い方や、リハビリ中の方に最適な杖です。

質問

身体に合う杖の長さって?

身体に合わない杖を使うと、無理な姿勢で身体に負担がかかったり、 転倒など思わぬ事故を招く恐れもありますので、使用される方の身体にあった使いやすい長さの杖をお選びください。

長さを決める方法は下記を参考に、色々試してサイズを合わせてください。
 ■床から手首までの長さを測る方法
 ■杖を正しい姿勢で持って杖の長さを決める方法
 ■身長から杖の長さの目安を出す方法

長さ選びの目安

長さ選びの目安

※多脚杖、クラッチ杖の場合は、持ち手が腰の位置にくる位が適度な長さの目安です。
※普段履いている靴を履いて調整しましょう。
※木製の一本杖など調整機能のない杖は、長さをご確認の上お買い求めください。
※円背の方や歩行に困難がある場合などは、理学療法士や専門の方に相談されることをお勧めします。

質問

杖の重さや細さは
どのように選んだら良いですか?

ご使用される方の手に合った握りやすいグリップを選びましょう。

重さ/細さ選びの目安

重さ/細さ選びの目安

一般的に、グリップが小さく細いものは 女性や手の小さい方でも握りやすく、
逆にグリップが大きく太いものは 男性や手の大きい方のほうが握りやすいようです。

支柱の太さや重さも様々で、
細く軽いものは持ちやすく、太いものは丈夫で安定感があります。

質問

杖の正しい握り方って?

一般的に多い「T字型グリップ」は、
痛みなどの無い方の手で、支柱の中心に重心がかかるように握ってください。
図の【持ち方1】のように支柱を人差し指と中指ではさむか、【持ち方2】のように支柱に人差し指をそえて握ります。
グリップの一部だけを握ると、荷重がかたより不安定になるため大変危険です。
しっかりと握ってご使用ください。

杖の正しい握り方

質問

杖を持った時の正しい歩き方は?

杖を持つと、杖を持った方に荷重がかかって体重が分散され、痛みなどのある足への荷重が減り、足への負担が減るので痛みが軽減されます。
ですが、杖を正しく使わなければ、逆に足を痛める恐れもあります。
負担を減らす正しい歩き方で、安全にお出かけを楽しみましょう。
慣れるまでは、焦らずゆっくりと正しい歩き方を心がけてください。

正しい歩き方

(1)上の図のように、まず健側の手で杖を持ちます。
(2)を前に出しつきます。
(3)痛みなどがある患側の足を前に踏み出します。
(4)痛みなどがない健側の足を前に踏み出し、患側の足に揃えます。
※(2)〜(4)の動作を繰り返し歩行します。

質問

杖を使っていく上で注意することは?

各部の点検について

ネジは確実に固定されていますか?

ご使用前に各部を点検してください。 また、使用中も支柱が確実に固定されていることや止めネジにゆるみがないことなどを時々確認してください。

杖先ゴムについての注意

杖先ゴムは定期的に交換を!

杖先ゴムも様々な形状がありますので、お好みに合わせてお選びください。

屋外でご使用の後は、杖先ゴムの底についた砂などを取り除いてください。

杖先ゴムがすり減ったまま使用しますと滑って大変危険です。
定期的に点検して、摩耗や劣化がみられる場合は早めに交換してください。
毎日使う方は3ヶ月に一度の交換をおすすめします。

歩行中の注意

※濡れたり凍ったりしている路面や坂道は、滑らないよう十分注意してください。
※道路の側溝や凹みがある箇所では杖先がはまり込む場合があるため、ご注意ください。

歩行中の注意

杖にも、様々な種類がございます。
かかりつけのお医者様や、ご利用の施設などにもご相談いただき、ご利用者様が使いやすい杖をお選びください。
このページが、杖やステッキご購入前の
お役に立てれば幸いでございます。