BLACKWING 840
伝説のサーファーに捧げる限定コレクション
かつてEberhard Faber 社が1930年代頃に製造・販売していた伝説の鉛筆BLACKWING (ブラックウイング)の復刻品の限定コレクション「NO.840」です。現代サーフィンの父「デューク・カハナモク」への称賛を表したトリビュートモデルです。
彼の培ってきたサーフィンを通じて育まれたライフスタイルへのオマージュとして、海をイメージしたシーグリーンのボディにはカリフォルニアの海岸線をなぞらえた金箔のグラフィックがプリントされています。「840」とはデュークがサーフィンを普及させたカリフォルニアの海岸線の長さを表しました。芯はbalanced(2B程度)が採用されています。
コラム:サーフ文化を浸透させたデューク・カハナモク
1907年カリフォルニア北部に到達したサーフカルチャー。その後、南カルフォルニアにおいてデューク・カハナモクの努力によってサーフィンが本格的なスポーツとして広まることになりました。さらに数十年かけて人々に普及させプロスポーツとなるきっかけをつくったことは大きな功績でした。彼らが生活する中で培われたサーフ文化は自由で柔軟なライフスタイルを生み出し、アメリカ全土に浸透し、多くの人々の生活に多大な影響を与えました。
サーファー、水泳の金メダリストさらにはハリウッドでも活躍したデュークだからこそなしえた偉業で、今でも近代サーフィンの父として讃えられています。
ブラックウイング / blackwing について
Eberhard Faber 社が1930年代から1998年まで製造/販売していた鉛筆。多くのクリエイターがそのアイデアを書き留めるツールとして愛されましたが、惜しまれつつも生産が終了。近年「PALOMINO」ブランドの一つとして新たな歴史がスタートしました。ブランドを継承・復刻させたのは、世界中の鉛筆メーカーに軸素材を供給する「Cal Cedar社」です。同社はこれまでの経験や技術を生かし、多くのテストを重ねて徹底的に書き味にこだわっています。芯の硬度表記には「firm」「balance」「soft」(後に「Extra firm」)という独自の基準を採用したのも新しい製品を世に送り出したいという確固たる意志から。デザイン性、クオリティの高さ、そして歴史的製品に対するこだわりを高く評価され、2015年からNYのMoMAでの発売が開始されると瞬く間に全米だけでなくヨーロッパやアジアにまで広がりました。