【 宝石珊瑚のお手入れ 】

珊瑚は、酸に弱く、汗や洗剤などが付いたまま放置しますと

表面の光沢が無くなってしまいますし、進行すると表面が白っぽくなってしまいますので

基本は、使った後は柔らかい布で拭いてあげることです。

もし、白っぽくなってしまっても、基本的には表面だけですので

専門店などに、磨き直しをお願すれば元に戻りますので、ご安心ください。

ただ、費用などは掛かってしまいますので、そうならないためのお手入れと保管方法を載せておきますので

ご覧ください。

まず、日頃使用後のお手入れですが

写真は、よくある眼鏡ふきです!

簡単ですが、これで拭くだけです。

もしお持ちでない方も、それほど高い物ではありませんし、買っておくと便利です。

最近は、ほとんどの方がスマホや携帯は持っていると思いますので

その画面を拭いても綺麗になります。


試しに、スマホ画面をティッシュペーパーなどで拭いてみて、

そのあと眼鏡拭きで拭いてみてください 効果がわかると思います。

それに、眼鏡ふきはレンズを傷めないようにできていますから、 珊瑚や金具にも傷が付きにくく、

手軽に汚れだけを取ってくれる優れものです。

また、手垢などの皮脂やハンドクリームなどの油脂が付いた汚れは

拭くだけでは綺麗に取れないことも多いので、その場合はドラッグストアーなどで売っている

燃料用のアルコールを柔らかい布に染み込ませて、軽く拭いてあげてもいいと思います。

ただ、最近は消毒用にいろいろなアルコールが売られていますが

手が荒れないように、他の成分が入っていたりしますので

珊瑚に悪影響が出る場合もあると思いますので、ご注意ください。

また、指輪を着けたまま、手の消毒などもご注意ください。


あと、磨き布などで拭かれる方もいると思いますが

磨き布は研磨剤が入っているため、一見綺麗になっているようですが、細かなスリ傷等は残りますし

メッキをしてある金具などを擦ってしまうと、メッキが剥がれてしまいます。

また、磨き布で無理に力を入れて擦ってしまったために、珊瑚が外れたり

ネックレスなどは、糸が伸びてしまったりする場合が有りますので、曇ってしまった場合はプロにお願いする方が

無難だと思います。

当店でも承っておりますので、その際はご相談ください。


また、珊瑚の保管についてですが、

市販のケースなどには、漂白剤や染料などが使われている場合が多く

そのせいで、そのままケースに入れておくと、艶が無くなったり表面が白くなる事があります。

密封できるビニールの袋に入れてからケースに入れて置くと防げますし

細いチェーン等は、引き輪の部分を外に出して封をしておくと、絡まりの防止にもなりますので

是非、試してみてください。





珊瑚は、手間のかかる宝石ですが、その分愛着も涌いてくると思いますので

我が子のように可愛がってあげてくださいね。