ホテル業界ニュース

ホテル業界ニュース
(2023年 9月28日号)
■ヒルトン横浜(横浜市西区)が開業した。
横浜・みなとみらいの大規模複合開発「Kアリーナプロジェクト」の一環で、約2万人の動員が可能な音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」に隣接。街区「ミュージックテラス」のホテル棟として誕生する。ヒルトンとしては横浜・みなとみらい初進出となる。JR横浜駅から徒歩9分、みなとみらい線新高島駅から徒歩5分の距離にあり、商業施設の横浜ベイクォーターから川を挟んだ対岸のウォーターフロントに位置。周辺には、パシフィコ横浜、臨港パーク、横浜ハンマーヘッド、赤レンガ倉庫などがあり、観光にもビジネスにも便利なロケーションとする。地上26階建で、客室は、みなとみらいのシティビューを眺望するデラックスルーム、横浜駅側のウォーターフロントの景色を見晴らすプレミアムルーム、エグゼクティブラウンジへのアクセスが可能なエグゼクティブルームなど8タイプ全339室で、全室31m2以上の広さを誇る。その他、ホテルの施設として、料飲施設3店舗(オールデイダイニング、スペシャリティレストラン、バー&ラウンジ)、宴会場・会議室、フィットネス、ショップを兼ね備える。スイート20室を含む全339室の客室は、アール・デコの特徴的な装飾やデザインを配置し、横浜の夜景に溶け込む配色。客室には、横浜の夜景の中に浮かんでいるかのように感じる造りの足元まで全面に広がった窓や、客室でも音楽の余韻に浸れるよう高性能スピーカーを備える。5階には、スイートルームやエグゼクティブルーム宿泊者専用のエグゼクティブラウンジを設置。利用者専用のチェックインカウンターを用意する。同ラウンジでは、朝食やカクテルタイムの時間に合わせたサービスを提供。音楽やアートの書籍を配したライブラリスペースも備える。

■ホテル日航プリンセス京都(京都市下京区)は、エグゼクティブフロアをリニューアルした。
15階のエグゼクティブフロアに位置する19室が、開業当時からのペールトーンを活かしたヨーロピアンクラシックで貴賓溢れるデザインをそのままに、照明・バス・トイレの機能性をアップデートした客室へと生まれ変わった。ベッドの枕元には読書灯を設置、天井には間接照明を追加することで特別感を演出。良質な天然水を使用したバスルームには、全身浴と半身浴ができる浴槽を導入(17室のみ)。また、バスアメニティには、真珠研究から生まれた稀少な成分を配合した化粧品を展開する「ミキモト コスメティックス」を採用。広々としたバスルームで心も身体も癒される至福のバスタイムを楽しめる。トイレ・洗面など水廻りも一新し、これまで以上に居住性の高い快適な客室にリニューアルした。また、今回、テーブルや椅子、ナイトスタンドなどのまだ使用できる家具は廃棄せず、修繕を施して再生利用することで環境に配慮したサステナブルな改装を行った。ホテルとともに時を重ねた家具の趣を残しつつリメイクすることで、時代(とき)を超えて変わらない普遍的な煌びやかさと、クラシカルで重厚感のある空間を演出する。

■セルリアンタワー東急ホテル(都内渋谷区)では、「HARI-UP(ハリアップ)腸育養生プラン」&ホテルステイ を販売している。
1階に位置する鍼灸院「HARI-UP(ハリアップ)」の「腸育養生プラン」と宿泊・お食事をセットにしたプラン。予防医療とアンチエイジング医学の第一人者 久保明医師が監修。ホテル滞在中の食事は「食べて整う」をテーマとしたHARI-UP(ハリアップ)管理栄養士監修による特別メニューを提供。東洋医学では、病気になる前の不調を感じている段階を「未病」といい、それを生活の送り方でおさえることを「養生」という。同プランでは、鍼灸院「HARI-UP(ハリアップ)」が腸育のための鍼灸・マッサージ整体を提供。心と体を癒せる他、日頃知る機会の少ない「老化度」「腸管」「組織」を"みえる化"して、データに基づくカウンセリングを行う。滞在中だけでなく帰宅後も継続して養生してもらえるよう、希望者には滞在約6週間後にHARI-UP(ハリアップ)管理栄養士による個別カウンセリングも利用できるという。今までにない未病実現へ体を"みえる化"して、これからの養生のかたちを提案する。

■ホテルニューオータニ(都内千代田区)では11月1日より、キュルZ先生原作の猫のキュルガとのリアルな日常を描いたアニメ「夜は猫といっしょ」とのコラボレーション宿泊プランを販売する。
キュルZ氏による愛猫との日常をもとに描かれた猫創作漫画「夜は猫といっしょ」。世の多くの猫好きの共感を呼び、昨年待望のTVアニメ化が実現し、現在もWEBにて好評配信中の今最も勢いのある作品の一つ。そんな人気アニメ「夜は猫といっしょ」とのコラボレーションルームが、1日1室限定で同ホテルに登場。猫好き、キュルガ好きにはたまらない、癒しの空間を心ゆくまで堪能できる。

■品川プリンスホテル(都内港区)では、イヴ・サンローランの世界を表現したコラボディナーを販売している。
国立新美術館で開催の、イヴ・サンローランの没後日本で初めての催しとなる大回顧展「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」とのコラボ。同展では、美術作品や舞台芸術、そして日本にも影響を受けながら独自のスタイルを確立するまでの40年に渡る歴史を、ルック110体のほか、アクセサリー、ドローイング、写真を含む約262点の展示によって余すところなく観覧することができる。同コラボディナーは、ホテル最上階のレストラン「DINING & BAR TABLE 9 TOKYO」で提供される「Hommage a Yves Saint Laurent」。ディナーメニュー全6品には、回顧展でも展示される、イヴ・サンローランの代表的なルックである"アンサンブル"や"ファースト・サファリ・ジャケット"などからインスピレーションを受けて考案されたという。尚、展覧会チケットの半券を提示して注文すると、カクテル「ジェントルウーマン」(2,300円)がサービスになる。

■ホテルヴィラフォンテーヌグランド羽田空港(都内大田区)に、"しろたん"コラボルームが登場した。
愛らしいタテゴトアザラシのキャラクター「しろたん」とのコラボ。コラボルーム企画第1弾となる今回は、クリエイティブヨーコが手掛ける愛らしいタテゴトアザラシのキャラクター「しろたん」とのコラボ。同コラボでは、「しろたん」がホテリエになって客室などでお出迎え。宿泊プランはコラボルームでの宿泊に加え、限定ノベルティも特典として提供。また、ホテルのある複合施設「羽田エアポートガーデン」には、「しろたんフレンズパーク 羽田エアポートガーデン店」もあり、「しろたん」とのステイを過ごしながら、たくさんの「しろたん」グッズも一緒に購入できる。

■ホテルインターゲート京都四条新町(京都市中京区)では10月18日より、「歩く芸術品」といわれている舞妓さんを通じ、京都の伝統産業・文化に触れてもらうイベント「舞妓はんと和蝋燭の灯り~京の伝統文化に触れる~」を毎月第3水曜日に開催する。
同イベントは、古くから受け継がれている京都市指定伝統産業品「西陣織や京友禅など舞妓さんが身にまとう様々な装飾品」を身にまとった舞妓さんの優美な舞を、揺らめく和蝋燭の灯りの中で鑑賞できるイベント。あたたかな和蝋燭の灯りの中、一番きれいに見えるように計算された白塗り化粧を施した舞妓さんの演舞や、憧れのお座敷遊び、舞妓さんとの記念撮影を楽しめるとしている。参加特典では、京友禅手染め絹のスマホ拭きインターゲートホテルズオリジナル「おふき」を参加者全員に進呈。イベント開催前(18時30分~40分)には、宿泊客限定のインターゲートラウンジ特別演舞(約10分間)も無料披露するという。

■リーガホテルゼスト高松(香川県高松市)に、木製の玩具や遊具で遊べる「讃岐おもちゃ美術館」とコラボしたコンセプトルームが登場した。
レイアウトに工夫を凝らし、乳幼児のいる家庭でも利用しやすい客室にした。客室の名は「KONOKA(このか)」。木の香りにちなんで名付けられ、床材や家具、おもちゃは県内産の木材などを使用し、ほのかに木の香りが漂う。子どもが遊びやすいよう、室内は靴を脱いだ使用を想定。ベビーカーやキャリーケースなどを置く荷物スペースを広くとった。ベッド周りは乳児でも遊びやすいよう畳敷きに。ベッドからの転落を防ぐため、高さを30センチ程度におさえたほか、壁とのスペースを狭くし、けがにつながりにくいようにした。同ホテルは、1980年に「ホテルリッチ」として開業。おもちゃ美術館は昨年4月にオープンし、徒歩5分ほどの近場にあることから、今回のコラボが実現したという。コロナの流行を境に、ビジネス客中心から観光目的の利用客が目立つようになり、子連れでも利用しやすい部屋の設置を決めたという。