ホテル業界ニュース

ホテル業界ニュース
(2024年10月 3日号)
■フェアモント東京(都内港区)が来年7月に開業する。
野村不動産社と東日本旅客鉄道による再開発プロジェクト「BLUE FRONT SHIBAURA」S棟の35~43階に位置し、客室数は29室のスイートを含む全217室の規模。フェアモントホテルはアコーのグループに属し、国内初展開ブランドとなる。1907年に「フェアモントサンフランシスコ」が第1号店として誕生し、現在、世界にて90ホテル以上を展開している。付帯施設はエグゼクティブラウンジ、5つのレストランと2つのバー、4つの屋外テラス、スカイチャペル、スカイバンケット、グランドボールルーム、スパ、シグネチャーインフィニティプール、屋外リラクゼーションプール、フィットネス施設などを備える。世界中からの旅行者、地元の人々、また愛犬までも温かく迎え、同ホテルに関わる全ての人々が、真のラグジュアリーを感じられる場を創り上げていきたいという。単なるブランドとして存在するのではなく、コミュニティに愛され、楽しまれるブランドを目指したいとしている。

■モクシー大阪新梅田(大阪市福島区)では、スカイビルディング展望台チケットとBar Moxyオリジナルカクテル付き宿泊パッケージを販売している。
スカイビルディング展望台で大阪の眺めを眺望した後、Bar Moxyでオリジナルカクテルを満喫。大切な人とロマンチックに過ごせるパッケージ。スカイビル展望台チケットは並ばず入場することが可能。オリジナルカクテルはバーテンダーのオリジナルカクテルを月替わりで提供する。今月はミニボトルがささったユニークなドリンク。もちろんお酒を飲めない人のためにモクテルも用意した。

■星野リゾートリゾナーレ大阪(大阪市住之江区)は12月21日より、パナソニックと共同し、「光と向き合う探究型プロジェクト」を開催する。
同プロジェクトでは、パナソニックが独自に開発中のIoT照明の試作機「ILLUMME(イリューム)」を活用。光という存在と向き合い、光が持つ特徴や、鏡やアクリルなど身近な素材との関係性を探ることで、子どもの感性を刺激し、新たな光や空間の在り方を発見することを通して、創造力を育むことを狙いとしている。同コラボは、光の新たな価値を検証し、第3の場所で実証することで光の価値を広げていきたいパナソニックと、光という素材を通して学びの可能性を広げ、未来につながる思考力を育んでほしいという同ホテルの想いが合わさり、実施するに至ったという。プロジェクトを通して、光と素材の組み合わせによって起こる反射や透過、屈折などの変化の面白さに気づき、光という魅惑的な存在の新たな可能性や探究する楽しさに出会ってほしいとしている。

■ウェスティンホテル横浜(横浜市西区)は10月28日より、スイス発プレミアムチョコレートブランド「Lindt(リンツ)」のチョコレートとコラボしたプロモーション「リンツチョコレート x ウェスティンホテル横浜」を展開する。
館内4か所でアフタヌーンティー、カクテル、デザートブッフェ、ケーキなど、多彩なメニューを通じて極上のコラボスイーツを提供。前回好評だったリンツチョコレートとのコラボがさらに進化し、今年はホテル全体でチョコレートの魅力を存分に楽しめるメニューを提供するという。アフタヌーンティーやカクテル、デザートブッフェ、ケーキまで、どのメニューもリンツチョコレートの豊かな風味を生かした特別なメニューを用意した。スイーツメニューは、カカオの含有量がそれぞれ異なる4種のリンツチョコレートを使用し、チョコレート×キャラメル、チョコレート×メープルの濃厚な甘さが楽しめるアイテムや、チョコレート×苺ジュレ、チョコレート×ラズベリーなどベリーたっぷりの甘酸っぱいアイテムまで、リンツチョコレートを様々な角度から楽しめるチョコレート好きにはたまらないラインナップ。セイボリーは海老の香りと濃厚なカリフラワークリームを酢橘でさっぱりとまとめた「ロブスターコンソメと根セロリのコンフィ 酢橘香るカリフラワークリーム」など、旬の食材を使用したメニュー5種を用意。ウェルカムドリンクとして、グリーンミントシロップとリンツダークチョコレートを合わせた「チョコレートカーニバル」を、さらに、土日祝日限定でリンツチョコレートを使用したショコラクランブルに、甘酸っぱいクランベリージュレとグリオット、塩キャラメルアイスとバニラ風味の生クリームを重ねた特製のパフェ「ショコラとグリオットのパルフェ」を付けた。

■ホテル京阪京都八条口(京都市南区)では、wash-plusが提供する宿泊施設向けランドリー「wash+ Comfort」を採用した。
「wash+ Comfort」は、2022年にホテルスタッフの声を反映し、開発したという。インバウンド需要の高まりや長期滞在客の増加に対応、スタッフの手間軽減・省人化を実現し、SDGsの10項目を達成することで施設の価値向上に貢献する。同ランドリーでは、キャッシュレス決済を標準搭載し両替対応をゼロとするほか、多言語化(英韓中台の4か国語)標準対応で使い方説明の対応を軽減。さらに、洗濯機・乾燥機を分けて稼働を改善、問い合せを軽減するほか、故障しずらく掃除しやすいコンパクトで丈夫な業務用機器を提供する。また、洗剤を使用しないため、アレルゲンフリーのほか、排水汚染を減らし環境負荷を軽減、縦型洗濯機に比べ70%以上節水し水資源を保全するほか、洗濯機・乾燥機ともに節電仕様で光熱費も削減するという。

■ベッセルホテル福岡貝塚(福岡市東区)、客室全124室とロビーフロアの改装を完了した。
同ホテルでは、6月より順次改装を実施。今回の改装では、全ての客室をスタイリッシュなデザインとし、デュベスタイルを採用、より寛げる空間に生まれ変わったという。改装にあたっては、全客室と廊下の天井、壁面のクロス、カーペットの張り替えを実施。自宅のように靴を脱いで寛ぐことができるとしている。また、客室の洗面まわりをリニューアル、洗面ボウルのサイズを大きいものに変更したほか、独立洗面台・バスルームエリアとベッドエリアの間に仕切りカーテンを新設、脱衣スペースを設けることで、複数名の宿泊でも過ごしやすい室内とした。テレビにはスマートテレビを導入、「Hulu」や「YouTube」など多くの動画配信サービスを楽しめるという。