日本茶の種類
日本茶はツバキ科の茶樹から作られますが、製法などによって種類が異なってきます。
それぞれが違った味わいや風味があります。
日本茶
日本茶の消費量の70〜80%を占める日本緑茶を代表するお茶です。
摘んだ茶葉をすぐに蒸して発酵を止め、細く揉んで仕上ます。
日本茶ならではのまろやかな甘みとすっきりとした渋み、さわやかな香りのバランスがとれた味わいです。
八十八夜前後に摘まれた一番茶が新茶です。
蒸し時間を、1〜2分長くしたのが深むし茶で、まろやかさが増し飲みやすいので人気があります。
日本茶
玉露は高級茶の代表ですが、煎茶と同じように作られます。
煎茶との大きな違いはよしずやすだれで茶園に覆いをし、直射日光を遮(さえぎ)ります。
覆いをするので、カテキン(渋み成分)を抑え、うまみ成分のテアニンが増え甘みと渋みの凝縮された玉露特有のおいしさが生まれます。
通常20日以上覆いをかけたものを玉露といい、それより短期間のお茶をかぶせ茶と言います。
日本茶
抹茶は玉露と同じように覆いをして栽培した新芽を蒸して乾燥させ葉脈をとり除いた碾茶(てんちゃ)を石臼で細かくひいたものです。
茶道に使われるほか食品加工用にも使われます。
飲む時は茶碗に入れお湯を注ぎ茶筅で点(た)てます。
抹茶は粒子が細かく静電気でダマになりやすいのでふるってから使うのがおすすめです。
日本茶
葉ではなく茎の部分を集めたお茶です。
棒状なので「棒茶」とも呼ばれ、玉露の茎は「かりがね」、地方によっては「白折」ともいわれます。
茎ならではの茎ならではの青々とした香りと全体的にテアニンの含有率が多く少し甘みのある味です。
日本茶
主に番茶や煎茶などの茶葉に炒った玄米をブレンドして作ります。
茶葉のさっぱりとした味わいに玄米の香ばしい香りと風味がよくマッチしています。
カフェイン量も少なく、ビタミンBなども含まれていて、妊婦の方やお子様にもおすすめです。
日本茶
下級煎茶や番茶、茎茶などの高温で焙煎したお茶です。
麦茶のような水色とこうばしい香りが特徴です。
お茶を炒ることで渋みや苦みがなくなり、カフェインやタンニンが少なくなりますのでお子様からお年寄りまでどんな方にもおすすめです。
日本茶
芽茶は煎茶や玉露の製造工程でできるもので、芽茶の先端の柔らかい部分をふるいにかけてとった丸い粒状のお茶です。
芽の部分にはお茶の味わいがたくさん含まれているので、お茶の好きな人におすすめです。
低温でじっくり、高温でさっといれると風味がよく生きてきます。
日本茶
番茶は煎茶の製造工程で取り除かれた硬い葉や芽を使用して作られます。また煎茶の一番茶・二番茶の次にあたる三番茶・四番茶を指しています。
煎茶より甘みが少なく、軽い飲み口なので食後のお供として飲まれます。
各地方独特の阿波番茶、京番茶、美作番茶などもあります。
番茶はひとくちに定義しにくいお茶ですが、日本茶の主製品ではない「番外のお茶」なのです。
日本茶
粉茶は茎茶と同じように煎茶や玉露の製造工程で出てくるもので、細かく砕けた葉や茎の部分を集めたものです。
きりっとした渋みがあり、短時間で濃い緑色の水色が出ます。
お寿司屋さんの「あがり」やティーパックの原料としても使われます。
日本茶
主に煎茶を機械で粉砕し抹茶のようなパウダーに加工したお茶です。
茶がらも出ないし、お茶の成分がまるごと吸収できます。
粒子は抹茶ほど小さくないのでダマにはなりにくいです。
日本茶
インスタントコーヒーのように加工したお茶です。
お湯を注ぐだけで飲めるし、茶がらなども出ないのでとても便利です。
日本茶
日本茶・緑茶・煎茶・玉露 日本茶・緑茶・煎茶・玉露 日本茶・緑茶・煎茶・玉露 日本茶・緑茶・煎茶・玉露
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