エンジンの点検

除雪シーズン2ヶ月くらい前になったら1度ガソリンを入れエンジンの点検をしておきましょう。
あまり早くガソリンを入れ放置しておくとガソリンが劣化してしまうので注意しましょう。

※一般的にガソリンの消費期限は約3ヶ月といわれています。
また、ガソリンは専用の携行缶での保管が好ましく、消防法でも『運搬容器の材質は、鋼板、アルミニウム板、ブリキ板、ガラスその他総務省令で定めるものであること。』と義務づけられています。
間違ってもポリタンク等の容器で保管しないようにしましょう。
燃料コックを開き、燃料をエンジンに供給します。

※燃料コックの場所は機種ごとに異なります。
詳しくは付属の取扱説明書を参照して下さい。
また、燃料コックが閉じたままだと燃料がエンジンに回らないためエンジンはかかりません。
意外と開け忘れがちなので注意しましょう。
チョークレバーがある機種はレバーを『チョーク』の位置に合わます。

※チョークの位置は機種により異なります。
またレバーの形も機種ごとに異なるため、詳しくは添付の取扱説明書をご覧ください。

※オートチョーク機能を搭載した機種ではチョークの操作は必要ありません。


セル付きの機種なら、エンジンキーを取付け右回しに『始動』の位置まで回せばエンジンがかかります。

※この時、セルが無反応ならバッテリーが外れている可能性があります。端子がバッテリーに接続されているか確認してください。
接続に問題が無いようならバッテリーが上がっている可能性があります。その場合はバッテリーを充電してください。

セル無しの機種ではエンジンスイッチを『運転』の位置へ合わせ、リコイルロープを引いてエンジンを始動させます。
エンジンがかからない場合、チョークレバーの位置を低速や高速位置に変えて試してみてください。
それでもエンジンがかからない場合は何かしらのエンジントラブルが起きている可能性があります。
前シーズンにガソリンを抜いていなかった場合、ガソリンが劣化してタール状の物質が発生し、ガソリンを気化させる装置であるキャブレター内部を詰まらせてしまっている可能性が非常に高いです。
この場合は、機械の分解経験の無い方の修理は難しいので最寄りの修理の出来る販売店へ修理の依頼をしましょう。


エンジンが始動したらチョークレバーをゆっくり戻します。
戻した時にエンジンの回転数が安定するかチェックします。

※この時、エンジンがハンチング(エンジン音が波打つ現象)したり、低速にするとエンストしたり、頻繁にエンジンから『ボンッ・ボンッ』という破裂音が聞こえたりしたらエンジントラブルの初期症状です。
シーズン前に整備士に点検をしてもらう事をお勧めします。


エンジン回転調節レバーを『低速』や『高速』に切替え、エンジンがレバーに連動して回転数が変化するかチェックします。



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