ピンクリボンミニコラム

はじめに読んでいただきたいピンクリボン活動の基礎知識
ピンクリボン活動について、あなたはどれぐらい知っていますか?

ピンクリボン活動とは、乳がんについての正しい知識を多くの人に知っていただき、乳がんによって引き起こされる悲しみから一人でも多くの人を守ろうという活動です。

1980年代のアメリカで始まりました。
乳がんで亡くなられた患者さんのご家族が”このような悲劇が繰り返されないように”との願いをこめて作ったピンクのリボン。
ここから乳がんの啓蒙活動がスタートしました。

日本では、2000年ごろからNPO法誕生を機に、市民が行う自由な社会貢献活動が多方面で活発化しました。
2010年ごろからは全国各地で、乳がん啓発団体や患者会が地域で集まり、それぞれの自治体も巻き込んで様々なイベントが行われるようになり、ピンクリボン活動が日本中津々浦々に広がっていきました。

その結果現在では、乳がん啓蒙活動の象徴である「ピンクリボン」という言葉自体も社会の隅々にまで浸透しました。
しかし、まだ「自分には関係ない」そう考えている方が多いのも事実です。

乳がんは早期に発見し、早期に治療すれば、90%以上の人が治る病気です。
ともに正しい知識を身に着け、自分、そして大切な人達を守っていきませんか?
HRCでは、さまざまな情報を発信してまいります。
10月18日は日曜日に乳がん検診を受けられる日です。
子育てや介護で、なかなか検診を受けに行けない方、
お仕事・家事等で平日は忙しく検診を受けに行く時間がない方、

さまざまな理由で乳がん検診を受けたいけど、なかなか受けに行けていない方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな女性の皆様のために、J.M.S(ジャパン・マンモグラフィー・サンデー)では、休日の日曜日に「乳がん検診」を受けられるよう、全国の医療機関と認定NPO法人J.POSHが協力して毎年10月第3日曜日に乳がん検診マンモグラフィー検査を受診できる環境づくりへの取り組みをしております。

2020年は10月18日の日曜日に行われます。

今まで乳がん検診に行ったことが無い方、最近忙しくて行っていない方等、日曜日に受診出来るこの機会に「乳がん検診」を受けてみませんか?

昨年の受信者のうちアンケート回答者だけで6,000人以上。
90%以上の方が受けてよかったと回答しています。
乳がんについてのQ&A
Q乳がんになる女性が増えた原因は?
A食生活の変化(高タンパク、高脂肪食の摂取増加など)、女性の生活環境の変化(初潮年齢の早期化、晩婚化、少子化、初産年齢の高齢化など)などが原因と考えられています。
Q乳がんにかかりやすい人は?
A閉経後の肥満、喫煙、過度のアルコール摂取、早い初経、遅い閉経、初産年齢が高い、出産数が少ない、授乳経験が少ないことは乳がんになりやすいといわれています。
Q妊娠中、授乳中の乳がんについて
A一般に妊娠の継続や出産・授乳が、がんの進行や再発に影響することはありません。担当の乳腺専門医や産婦人科医とよく相談のうえ、治療方針を決める必要があります。
Q男性は乳がんにならないの?
被ばくによる健康被害はないのでしょうか?
A男性の乳がんは、女性と比較して100対1の割合での発症といわれています。
発症割合は低いですが、決してならないわけではありません。
Q遺伝性乳がんについて
A乳がんの5~10%は遺伝性であるといわれています。近い血縁の二人以上が乳がんである、若年乳がん、両側性・多発性乳がん、男性乳がんなどでは遺伝性乳がんの可能性があります。遺伝子の検査で遺伝性乳がんが疑われる場合にはそれに合わせた治療や検診が行われます。
Q乳がん治療方法は?
A手術には乳房温存術と乳房全切除術があります。また乳房の膨(ふくら)みを新しく造る、乳房再建手術もあります。手術後に放射線治療を行うこともあります。乳がんにはいろいろなタイプがあり、それぞれにあった抗がん剤治療、ホルモン治療、分子標的治療を手術の前後に行います。

いかがでしたか?
HRCでは今後もさまざまな乳がんについての情報を発信していき、
乳がんによって引き起こされる悲しみから一人でも多くの人を守る活動をしてまいります。

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