雛人形の選び方

私たちは長年において雛人形を思考錯誤しながらより良いお雛様を求めてお作りしてまいりました。
職人からみた上手な雛人形の選び方をご紹介いたします。
まず、雛人形は一生の宝物です。何よりもお飾する方(お母さん)がお気に召すことが重要です。

其の一 サイズについて

お雛様を購入する上でサイズも重要です。まずどこにお飾するか。
そしてどこに収納するか。そこを明確にしたうえで購入することをお奨めいたします。
私たちはお客様からのニーズにお答えしたサイズどこにおいても邪魔にならないサイズと現代のインテイアにマッチしたサイズを提供いたしております。

其の二 雛人形の種類

衣裳着人形

衣裳着人形

桐粉を固めたボディ(桐塑)に溝を彫り、そこに衣裳を木目込む方法で作られる 木目込み人形と仕立てた衣裳を着せ付けて作る衣裳着人があります。一般的には 衣裳着人形をご購入の方が以前は多く見られましたが、最近では木目込み人形の 様なコンパクトでかわいい雛人形をご購入の方が増えてきました。
耳寄り木目込み人形のボディには昔ながらの素材桐塑ですが手間のかからないウレタンのボディがあります。ひととえではすべて桐塑を使用しております。

其の二 お顔について

お雛様のお顔にも年齢があります。
赤ちゃんのお顔幼児のかわいいお顔大人びたお顔など職人さんによってさまざまです。
以前は大人びたお顔が主流でしたが、現在ではいつみても怖くないお顔ということでお母様がかわいいお顔を購入する傾向にあります。
私たちからみたお顔は、まず作りの良さ 表情の豊かさ、髪の質、どれだけ手間をかけてお作りしているか、などから選びます。

お顔について

其の三 衣裳について

素材、色目、柄などさまざまです。素材を確かめるのも重要です。
まず、私たちは素材にこだわります。
お雛様を一生お飾いただく上でもつとも重要です。
なぜならば、上質な素材(絹糸)の織物には長年お飾いただいても味深い色目に変化していきます。
なんともいえない奥深さがお人形を通して感じさせてくれます。
ですから飽きのこないお雛様だから毎年お飾したいという気持ちがわいてきます。

衣裳について