雅紅茶 SHINSADO 鹿児島県
他品種の紅茶と比べ、渋みが少なくフルーティな味わい。
【雅紅茶】SHINSADO
五感を研ぎ澄ませ、真摯に紅茶と向き合います。
熱湯抽出で長く浸けたままでも渋くならず飲めます。グルタミン酸、テアニンが多く含まれますので、甘いと感じると思います。
和紅茶生産への想い
美味しさを追求するため、丁寧な製造を心がけています。製品は原料の約10分の1の歩留まりの量になります。篩の網上の大型の製品は破棄し使いません。紅茶専用の原料、工場、製法でなければいいものはできません。
熱湯抽出で長く浸けたままでも渋くならず飲めます。グルタミン酸、テアニンが多く含まれますので、甘いと感じると思います。
商品だけでなく、背景の物語を含めて手に取ってもらいたいです。
和紅茶生産のきっかけ
そこにべにふうき(雅紅茶 SHINSADOに含まれる紅茶葉の品種)の茶葉があったから。
会社を立ち上げる少し前、ベニフウキが注目され始めてました。
そのベニフウキ、元々は紅茶用の品種です。
試しに紅茶を作ってみたら・・・なんとまぁいい香り!やぶきた等の品種で作られた国産紅茶に比べると渋みがなく、フルーティーな味わい。
茶農家の異端児!?
チャノキはツバキ科の植物なので、本来は冬に白い花を咲かせます。が、実際のところ茶畑で花を見ることはほとんどありません。
煎茶は十分な栄養があって旨味になるとされているので、肥料をたっぷり与えられ過保護に育てられます。緊張感がないからか花もつけませんし、たとえ花が咲いたとしても、茶葉に栄養がいくよう早くに摘み取られてしまいます。
しかし私は長年の経験から、あえて毎年花を咲かせています。これも茶業界人からみたら「非常識な管理」ですね。
お客様から、よく「ティーバッグをポットに入れっぱなしにしても渋くならない」というお声を頂戴します。これは、こだわりの栽培方法によるものだと信じています。
作業の相棒、草刈り機
緑茶が「過保護」なら、紅茶は「放任主義」
自然のままのチャノキの力を信じ、しっかり見守るスタンスです。
草取り作業はしんどいですが、美味しい紅茶を作るため、夏の暑さと闘い続けます!
異端児街道まっしぐら!ですが(笑)大真面目に美味しい紅茶作りを目指した結果です。
同じ条件はやってこない
生茶葉から萎凋⇒揉捻⇒発酵⇒発酵止め⇒乾燥 という製造工程を経て紅茶は完成します。
茶葉が発酵して赤褐色に変わると、紅茶工場内はフルーティーな香りで満たされます。香料で香りを足す必要はありません。
製造毎に、摘採のタイミング・気温・湿度など、微妙に条件が異なります。過去のデータを頭にいれつつ五感を研ぎ澄ませ、毎回真摯に紅茶と向き合います。