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背中や腰が痛い、すぐに息切れする、以前より身長が縮んだ、背中や腰が曲がってきた、階段を降りるときに足の甲が痛む、肋骨や股関節が痛む・・・ この様な症状はありませんか? これらは老化の兆候と思われがちですが、実は骨粗鬆症や骨軟化症の初期症状である可能性があります。 骨量は一生のうちに20歳前後でピークを迎え、その後は増えることなく徐々に減少していきます。 つまり、成長期に形成される骨の量によって、生涯の骨量が決まるということです。 現代人の食事や運動など生活習慣の影響で、骨量が不十分なまま成長し、骨粗鬆症や骨軟化症など骨の病気を抱える人が増加しました。 そして今では、高齢者だけではなく、子供の間でも くる病など骨の病気が急増しています。 骨の病気は、体の痛みや骨折を引き起こし、生活の質(QOL)に大きく関わります。 2019年の調査では、日本人の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳に対し、健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳。 男性は8.73年、女性は12.07年も、「不健康な期間」があることになります。 要介護となる原因は、認知症、脳血管疾患(脳卒中)に続き、第3位が骨折です。(厚生労働省2022年国民生活基礎調査) 成長期における骨づくりはもちろん、成人期の予防、閉経後から高齢期には治療も含めた総合的な対策を行い、生涯にわたって健康的な生活を送れるよう努めることが大切です。
私達の体の中にある骨は、5つの役割を担っています。 1.体を支える ヒトの体には206個の骨があり、それらの骨が結合して骨格を作ります。 骨格が支柱となっているため、足や腰などを骨折すると寝たきりの原因となります。 ヒトの骨格は、二足歩行に適した形に進化しています。 2.運動の起点となる 複数の骨と骨は関節によって繋がれ、連結しています。 大脳から指令があると骨に付着している筋肉が収縮し、骨を引き寄せて関節が曲がることにより、手足の曲げ伸ばしなどの運動が可能となります。 3.脳や内臓を保護する 骨格の中にある空間に、重要な臓器を入れて保護しています。 ひとつの骨ではなく細かい骨の組み合わせで臓器を守ることにより、ショックを分散させて外部からの衝撃を和らげます。 例えば頭蓋骨は、15種類23個の骨が組み合わされてできています。 4.血液をつくる 骨の中心にある骨髄には、血液の原料となる造血幹細胞が存在し、体中に酸素を運ぶ赤血球、細菌やウイルスなどの異物を攻撃して免疫機能を担う白血球、ケガをしたときに出血を止める血小板が作られています。 5.カルシウムを蓄える 体内のカルシウムの99%が骨に、残りの1%が血液に存在しています。 通常は体内のカルシウム量は一定に保たれていますが、血中のカルシウム濃度が低くなると骨からカルシウムを補給します。
人は生まれてから死ぬまで、同じ骨が成長し続けるわけではなく、古い骨を壊す「骨吸収」と新しい骨を作る「骨形成」を繰り返しています。 これを「骨のリモデリング」と言います。 骨のリモデリングは部位ごとに異なり、例えば、大腿骨などの大きな骨はリモデリングに数年かかるのに対し、顎の骨や指の骨などの小さな骨は数ヶ月から数年の比較的短い周期でリモデリングされます。 年間で全体の約10%の骨がリモデリングされ、全身の骨が完全に入れ替わるのには約7~10年かかります。 骨吸収 [骨を壊す] 破骨細胞が古くなった骨の表面に付着し、骨を溶かしてコラーゲン繊維を分解する酵素を分泌します。 この結果、骨組織が分解され、カルシウムやリンなどのミネラルが血液中に放出されます。 骨形成 [骨を作る] 溶かされた骨に骨芽細胞が付着して新しいコラーゲンなどの骨基質を分泌し、それがカルシウムやリンなどのミネラルによって硬化され、強固な骨組織が形成されます。 骨密度は10歳頃から増え始めて20歳前後でピークに達した後、40歳頃から減っていき、女性の場合は閉経によって急激に減少します。 女性ホルモンの減少や運動不足、栄養不足などにより両者のバランスが崩れ、骨吸収が骨形成を上回るようになると、骨量が減って骨粗鬆症の原因となります。
日本国内で、2005年には推定1280万人だった骨粗鬆症の患者数は、2022年には1590万人と推定されるようになり、20年の間に300万人も増加しました。 治療を受けているのはそのうち20%程だけであり、骨折して初めて気がつく人が多いため「沈黙の疾患」と呼ばれています。 患者の7割以上は女性であり、「80歳代の女性の2人に1人」が罹患していると言われています。 また、老人だけではなく子供の間でも骨の病気は増加しています。 東京大学医学部附属病院 小児科医 伊藤明子氏の研究によると、2009~2014年までの期間に、ビタミンDの欠乏で「くる病」と診断された子どもの数が、約4倍に増えたことがわかりました。 成人が発症する「骨軟化症」については正確なデータはありませんが、主な原因であるビタミンDの欠乏者が増加していることから、増加傾向にあることが予測されています。
骨量(骨密度)が減る、または骨の質が低下することで骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気のことをいいます。 骨折や痛みなどの自覚症状がなくても、骨密度が低下していると骨粗鬆症と診断されます。 症状 自覚症状が現れにくく、骨折するまで気が付かないことが多い病気です。 見た目では、背中が曲がり、身長が縮んできます。 圧迫骨折により慢性的な痛みを生じることもあります。 原因 古くなった骨を壊す「骨吸収」が新しい骨を作る「骨形成」を上回るようになると、骨量が減って骨粗鬆症の原因となります。 骨吸収が上回る理由として、以下のものが挙げられます。 1. ホルモンの変化 加齢に伴い、骨形成を促進し骨吸収を抑制するエストロゲン(女性ホルモン)やテストステロン(男性ホルモン)などのホルモン分泌が減少します。 特に、閉経後の女性はエストロゲンが激減します。 2. 栄養不足 骨を強くする「カルシウム」や、カルシウムの吸収を助ける「ビタミンD」が不足すると、骨の健康が損なわれます。 3. 運動不足 骨に負荷がかかると骨芽細胞を刺激し、骨密度が増加してより強い骨が作られます。 運動不足により骨への負荷が減少すると、骨形成が抑制されます。 4. 生活習慣 過剰な飲酒や喫煙は骨吸収を促進し、骨密度を低下させます。 5. その他の要因 慢性的な炎症や特定の薬剤の使用(例:ステロイド)は、骨吸収を増加させる原因となります。
「類骨(石灰化していない柔らかい骨)」が増加し、骨の痛みや変形が起こる病気です。 骨成長中の小児に発症する場合を「くる病」、骨成長後の成人に発症する場合を「骨軟化症」と呼びます。 症状 骨の痛みを強く感じます。 特に、階段を降りるときの足の甲の痛み、股関節や膝の関節、肋骨、腰、足などに強い痛みを感じ、歩行の遅さや不安定が見られます。 進行すると下肢の筋力低下や臀筋の筋力低下による歩行障害、脊椎骨折により脊柱の変形などが現れます。 骨の軟化によりO脚やX脚になることもあります。 原因 骨軟化症とくる病の主な原因は、ビタミンDやリンの欠乏、またはビタミンDが体内で機能しないことによる骨の石灰化障害です。
骨粗鬆症は、加齢、ホルモンの変化、カルシウム不足などを原因として、骨密度の低下が起こり骨がもろくスカスカになり、骨折しやすくなります。 それに対し、骨軟化症・くる病は、ビタミンDやカルシウム不足などを原因とする石灰化の欠如により骨が柔らかくなり、痛みや変形が起こります。 原因や症状は違いますが、どちらも骨の健康にかかわる重要な疾患です。
2019年の調査では、日本人の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳に対し、健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳。 男性は8.73年、女性は12.07年も、「不健康な期間」があることになります。 要介護となる原因は、認知症、脳血管疾患(脳卒中)に続き、第3位が骨折です。(厚生労働省2022年国民生活基礎調査) 65歳以上の高齢者が転倒をした場合、10人に1人が骨折をしているというデータがあります。 寝たきりの原因にもなる骨折は、要介護のきっかけであり、生活の質(QOL)に大きく関わります。 転倒防止には適度な運動による体づくりが、骨折防止にはビタミンDやカルシウムなどを意識した食事や日光浴が有効です。 また、近年では、加齢により心身が老い衰えた状態を指す「フレイル」が話題になっています。 「体重減少、筋力低下、疲れやすさ、活動量の低下、歩行速度の低下」の5つの基準のうち3つに当てはまるとフレイルと判断され、ストレスに弱く病気にかかりやすい状態になり、死亡率も上昇します。 骨粗鬆症による骨折や、骨軟化症による歩行障害・痛みはフレイルの状態をさらに進行させ、日常生活に影響を与えます。 高齢期の生活の質(QOL)を向上させるためには、自立した生活を送ることができる強い骨づくりが非常に重要となります。
2023年に発表された東京慈恵会医科大学による大規模な調査により、2019 年 4 月から 2020 年 3 月までの期間に東京都内で健康診断を受けた5,518 人を対象に調査を実施し、98%がビタミン D 不足または欠乏に該当していたことが明らかになりました。 ビタミンDの血中濃度が30ng/mL以上なら「充足」、20ng/mL以上30ng/mL未満なら「不足」、20ng/mL未満なら「欠乏」と判定されます。 さらに、検出されたビタミンDの種類はほとんどが動物由来か日光を浴びて作られたものであり、キノコ類などから摂ることができる植物性のビタミンDはほとんど検出されませんでした。
キノコや魚類などの食べ物に多く含まれているビタミンDは、日光を浴びることでも生成される特殊なビタミンであり、毎日充分な量の紫外線を浴びていれば食事から摂らなくても問題ないと言われる栄養素です。 ビタミンDは、腸管からのカルシウムの吸収を促進するのに加え、血液に入ったカルシウムを骨まで運ぶ働きがあります。 カルシウムは総量の約99%がリンと結合して骨や歯に蓄えられ、1%が血液中や筋肉で細胞分裂・ホルモン分泌の調節・白血球の貪食作用・筋肉の収縮などに働いています。 ビタミンDは骨粗鬆症や骨軟化症のほか、感染症や心血管疾患や神経筋疾患、自己免疫疾患の発症にも関連するため、65歳以上の高齢者の割合が人口の29%を超えた「超高齢社会」の日本人にとって、非常に重要な栄養素だと言われています。
2017年、ビタミンDが欠乏している人の5年間における骨折リスクは、充足している人に比べて6.6倍高いことが論文で発表されました。 カルシウムの吸収を助けるビタミンDが欠乏すると骨が弱くもろくなり、大腿骨の付け根などに少し外力が加わっただけでも骨が折れてしまう「脆弱性骨折」を起こします。 脆弱性骨折を起こすと、一年後に再骨折する危険性は骨折していない人に比べて約3倍高く、その後も連鎖的に骨折を起こす「ドミノ骨折」を引き起こす危険性が高まります。 脆弱性骨折は寝たきり・要介護の主な原因で大きな医療費負担となっており、代表的な大腿骨付近の骨折だけでも国内で年間20万件発生しています。
食生活の変化によりキノコや魚類の摂取が減ったことに加え、過剰な日焼け止め対策をするようになったことがビタミンD不足・欠乏の原因です。 1980年代半ばに南極でオゾンホールが発見されると、オゾン層から漏れる有害な紫外線による健康への影響が懸念されるようになりました。 それ以来、紫外線は有害なものであるとの考えが広まり、日焼け止めクリームや日傘などを用いて紫外線を避ける人が増えています。 特に現代の若年層ほど、子供の頃から紫外線対策を始めています。 しかし、日焼け止めクリームを塗ったまま日光浴をしても、ビタミンDは生成されません。 また、2020年からの数年間は、新型コロナウイルスの大流行により、不要不急の外出自粛を余儀なくされ、日光を浴びる機会が格段に減りました。 その影響でビタミンD欠乏症が増加したという報告も世界中で見られています。
目安として、日焼け止めクリームなしで、顔、手足、背中への日光浴を1日1回、夏場は5分から30分間、冬場で1時間程度行うことで、必要量のビタミンDが体内で生成されると考えられています。 毎日の日光照射時間の目安は、国立環境研究所 地球環境研究センターの「ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報」からお近くの観測局を選択して確認することができます。 日照の少ない生活環境(緯度、季節、気候)やライフスタイルでは、キノコや魚類など食べ物からのビタミンD補給が必要です。 ※HIRYUは、国立研究開発法人 国立環境研究所への協力と、収益の一部を活動支援に充てさせて戴く活動を行っています。
筆者(以下、望月)は、2023年7月に、43歳で骨軟化症と診断されました。 食事と日光浴による治療を続け、2024年7月現在、自覚症状はすべてなくなりました。 事例として紹介します。
基本生活スタイル 自動車通勤で、日が沈んでから帰宅。 平日の日中は外出せず、屋内で過ごすことが多い。 1日のうち日光を浴びる時間は約1分。 食事は酵素玄米菜食を10年以上続けている。 2023年1月~2月 肋骨の強い痛みを感じるが、気管支炎による咳のしすぎで傷めたのかと思い放置。 まもなく、背中の痛み、階段を降りるときの足の甲の痛み、股関節の痛み、足全体の痛み…身体中に痛みが出るようになる。 足の痛みにより歩行も困難になり、生活に支障が出始めた。 2023年3月 ・整形外科を受診。 骨のレントゲン撮影の結果、異常なし。 更年期障害の可能性を示唆される。 ・婦人科を受診。 検査結果は、「更年期障害ではない」とのこと。 大学病院への紹介状をもらう。 ・会社の健康診断の結果、血液検査のALPの値が基準値38U/L~113U/Lに対し446U/Lと高い数値を表す。 2023年4月 ・望月の症状を近くで見ていたHIRYU代表から、「骨軟化症」だと断言される。 ・大学病院の内科にて初診。 「骨軟化症という病気は、普通の生活をしていれば滅多にかからない」と言われながらも、骨軟化症であることを確信していた望月は、血液検査でビタミンDとカルシウム量の検査を依頼。 2023年5月 血液検査の結果、血清中の25OHVD(以下、ビタミンDと表記)が4.0ng/mL未満(基準値は30ng/mL以上999ng/mL未満)。 カルシウムは6.2mg/dL(基準値は8.8mg/dL以上10.1mg/dL未満)。 どちらも非常に低かったため、内科から糖尿病・代謝・内分泌内科へ移る。 担当医師は「ビタミンD欠乏性骨軟化症だと思われるため、骨密度検査、骨シンチグラフィー、レントゲン検査を実施する」とのこと。 3月の会社の健康診断でALPの数値が高かったのも、骨に異常があるためだと説明を受ける。 2023年7月 骨密度検査の結果、YAM(若い人と比べた骨密度)が腰椎は78%、大腿骨は67%であり、骨粗鬆症の状態であるとのこと。 医師の診断は「ビタミンD欠乏性骨軟化症」。 ここでようやく、病名が明らかとなった。
2023年5月 ビタミンD :4.0ng/mL未満(基準値30~999ng/mL) カルシウム :6.2mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) ●望月の状態:体中が痛く歩行困難な状態が続く。非常にゆっくりと歩くことしかできない。 ●薬:医師に処方された活性型ビタミンD3製剤「アルファカルシドール」を1日1回服用を始める。 ●日光浴:1日30分~1時間30分ほどの日光浴と散歩を開始。 ●食事:ビタミンD豊富なキノコ類とカルシウム豊富な小松菜や大豆などの食物を意識的に多く食べ始める。 2023年7月 ビタミンD :4.2ng/mL(基準値30~999ng/mL) カルシウム :7.1mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) 骨密度:腰椎78%・大腿骨67%(70%以下で骨粗鬆症) ●望月の状態:足の痛みがほぼなくなり、遅い速度で歩くことができるようになる。 「ビタミンD欠乏性骨軟化症」であり「骨粗鬆症」の状態でもあると診断。 ●薬:医師に処方された活性型ビタミンD3製剤「アルファカルシドール」は数日に1回服用。 ●日光浴:1日30分~1時間ほどの散歩を継続。 7月、8月のあいだは紫外線が強く、短時間で済ますことも多い。 ●食事:ビタミンD豊富なキノコ類とカルシウム豊富な小松菜や大豆などの食物を多く食べている。 2023年9月 ビタミンD :16.2ng/mL(基準値30~999ng/mL) カルシウム :8.6mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) ●望月の状態:足の痛みがほぼなくなり、遅い速度で歩くことができるようになる。 真夏の日光浴のおかげか、ビタミンDとカルシウム量が共に増加。しかしまだ基準値未満である。 ●薬:服用せず。 ●日光浴:1日30分~1時間ほどの散歩を継続。 ●食事:ビタミンD豊富なキノコ類とカルシウム豊富な小松菜や大豆などの食物を多く食べている。 2023年12月 ビタミンD :4.0ng/mL未満(基準値30~999ng/mL) カルシウム :8.1mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) 骨密度:腰椎88%・大腿骨79%(70%以下で骨粗鬆症) ●望月の状態:体中の痛みがほとんどなくなり、普通に歩くことができるようになる。 季節による紫外線不足のためか、ビタミンD量は最初の状態に戻ってしまった。 骨密度検査の結果において、骨粗鬆症の状態を脱した。 ●薬:服用せず。 ●日光浴:1日30分~1時間ほどの散歩を継続。 ●食事:ビタミンD豊富なキノコ類とカルシウム豊富な小松菜や大豆などの食物を多く食べている。 2024年2月 食事の際に、不足する栄養を補完するためにHIRYUが開発する天然成分100%の食品「NUTRITION series +D」(2025年近日発売予定)を1日0.5g料理に混ぜて摂取し始める。 2024年3月 ビタミンD :9.1ng/mL未満(基準値30~999ng/mL) カルシウム :7.8mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) ●望月の状態:自覚症状なし。基準値未満だが、「NUTRITION series +D」の効果かビタミンD量は上昇してきた。 ●薬:服用せず。 ●日光浴:1日30分~1時間ほどの散歩を継続。 ●食事:キノコ類、小松菜や大豆などに加え、「NUTRITION series +D」を料理に混ぜて摂取。 2024年3月~5月 「NUTRITION series +D」の量を0.75g、1.0g...と段階的に増加し、様子を見る。 2024年6月 ビタミンD :18.1ng/mL未満(基準値30~999ng/mL) カルシウム :8.6mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) ●望月の状態:自覚症状なし。「NUTRITION series +D」の効果かビタミンDとカルシウム量がともに増加。 ●薬:服用せず。 ●日光浴:1日30分~1時間ほどの散歩を継続。 ●食事:キノコ類、小松菜や大豆などに加え、「NUTRITION series +D」を料理に混ぜて摂取。 2024年7月 「NUTRITION series +D」の量を3.0gに増加。 さらに、食事だけでは不足するカルシウムを補完するためにHIRYUが開発する天然成分100%の食品「NUTRITION series +Ca」(2025年近日発売予定)を1日1g料理に混ぜて摂取し始める。 ●望月の状態:自覚症状なし。 2024年9月 ビタミンD :26.6ng/mL未満(基準値30~999ng/mL) カルシウム :8.8mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) ●望月の状態:自覚症状なし。食事を継続しているためか、ビタミンD量は基準値に限りなく近づき、カルシウム量はとうとう基準値内となる。 ●薬:服用せず。(病院からは服用を勧められているが自己判断で服用していない) ●日光浴:週2日ほど約15分の散歩に出かけるのみ。 ●食事:キノコ類、小松菜や大豆などに加え、「NUTRITION series +D」「NUTRITION series +Ca」を料理に混ぜて摂取。 2024年12月 ビタミンD :20.8ng/mL未満(基準値30~999ng/mL) カルシウム :8.8mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) ●望月の状態:自覚症状なし。夏と比べて季節による紫外線不足と、日光浴の減少もあり、ビタミンD量は減少した。カルシウム量は前回同様に基準値内。 ●薬:服用せず。(病院からは服用を勧められているが自己判断で服用していない) ●日光浴:ほぼしていない。 ●食事:キノコ類、小松菜や大豆などに加え、「NUTRITION series +D」「NUTRITION series +Ca」を料理に混ぜて摂取。 「NUTRITION series +D」「NUTRITION series +Ca」の摂取量は以前よりも減らしてみたが、血液中のビタミンD量が減少したため、摂取量の調整が必要かもしれない。 現在は処方薬や市販のサプリメントなどは摂取せず、「NUTRITION series +D」や「NUTRITION series +Ca」を利用した食事と日光浴で治療しています。 2024年12月時点で体調は良く、痛みなどの自覚症状は何もありません。
望月と時を同じくして、体中の痛みに悩んでいた小金は、望月に先立ち2023年5月に、38歳で骨軟化症と診断されました。 望月と同様の食事による治療を続け、2024年7月現在、自覚症状はすべてなくなっています。 こちらも事例として紹介します。
基本生活スタイル 徒歩通勤で、日が沈んでから帰宅。平日の日中は仕事の都合上15分ほど外出する。 それ以外は主にデスクワークであり、特別な運動はしていない。 食事は酵素玄米菜食を10年以上続けている。 2023年1月~2月 肋骨の強い痛みを感じる。風邪による咳のしすぎで傷めたのかと思い放置。 まもなく、背中の痛み、歩く際に足の裏の痛み、股関節の痛み、足全体の痛み…身体中に痛みが出るようになる。 望月と共に「同じ症状」だと話し合う。 2023年3月 ・会社の健康診断の結果、血液検査のALPの値が非常に高い数値を表す。 2023年4月 ・望月と同様にHIRYU代表から、「骨軟化症」だと断言されたことをきっかけに、小金も病院を受診。 ・内科を受診した望月とは違い、最初から糖尿病・甲状腺のクリニックを受診。 血液検査の結果、血清中の25OHVD(以下、ビタミンDと表記)が4.0ng/mL未満(基準値は30ng/mL以上999ng/mL未満)。 カルシウムは6.8mg/dL(基準値は8.8mg/dL以上10.1mg/dL未満)。 「ビタミンD欠乏性骨軟化症の疑いあり」と診断され、望月と同じ大学病院の糖尿病・代謝・内分泌内科を紹介される。 2023年5月 大学病院にて骨密度検査、骨シンチグラフィー、レントゲン検査を実施したところ、レントゲンの結果、骨盤部に偽骨折疑いがあり、骨シンチグラフィーの結果、肋骨骨折の痕が見られた。 健康診断でALPの数値が高かったのも、骨に異常があるためだと説明を受ける。 骨密度検査の結果、YAM(若い人と比べた骨密度)が腰椎は64%、大腿骨は70%であり、骨粗鬆症の状態であるとのこと。
2023年4月 ビタミンD :4.0ng/mL未満(基準値30~999ng/mL) カルシウム :6.8mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) ●小金の状態:体中が痛くゆっくりと歩く。肋骨の痛みもひどい。 ●日光浴:1日15分~30分ほどの仕事上の外出を継続。 ●食事:ビタミンD豊富なキノコ類とカルシウム豊富な小松菜や大豆などの食物を意識的に多く食べ始める。 2023年5月 ビタミンD :4.0ng/mL未満(基準値30~999ng/mL) カルシウム :7.8mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) 骨密度:腰椎64%・大腿骨70%(70%以下で骨粗鬆症) ●小金の状態:紹介された大学病院にて「ビタミンD欠乏性骨軟化症」であり「骨粗鬆症」の状態でもあると診断。 ●薬:医師に処方された活性型ビタミンD3製剤「アルファカルシドール」を1日1回服用開始。 ●日光浴:1日15分~30分ほどの仕事上の外出を継続。 ●食事:ビタミンD豊富なキノコ類とカルシウム豊富な小松菜や大豆などの食物を多く食べている。 2023年6月 カルシウム :8.5mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) ●小金の状態:小金の担当医師はビタミンDの測定をせず、カルシウム量で経過観察。 カルシウム量は増加してきた。 ●薬:医師に処方された活性型ビタミンD3製剤「アルファカルシドール」を数日に1回服用。 ●日光浴:1日15分~30分ほどの仕事上の外出を継続。 ●食事:ビタミンD豊富なキノコ類とカルシウム豊富な小松菜や大豆などの食物を多く食べている。 2023年8月 カルシウム :8.8mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) ●小金の状態:今回も小金の担当医師はビタミンDの測定をせず、カルシウム量で経過観察。 カルシウム量は基準値内となる。 ●薬:服用せず。(病院からは服用を勧められているが自己判断で服用していない) ●日光浴:1日15分~30分ほどの仕事上の外出を継続。 ●食事:ビタミンD豊富なキノコ類とカルシウム豊富な小松菜や大豆などの食物を多く食べている。 2024年1月 ビタミンD :5.1ng/mL(基準値30~999ng/mL) カルシウム :8.4mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) ●小金の状態:2023年4月に診察してもらった糖尿病・甲状腺のクリニックに通院先を変更。 ビタミンD量は2023年5月に比べて微増、カルシウム量は2023年8月より微減。 ●薬:服用せず。(病院からは服用を勧められているが自己判断で服用していない) ●日光浴:1日15分~30分ほどの仕事上の外出を継続。 ●食事:ビタミンD豊富なキノコ類とカルシウム豊富な小松菜や大豆などの食物を多く食べている。 2024年2月 食事の際に、不足する栄養を補完するためにHIRYUが開発する天然成分100%の食品「NUTRITION series +D」(2025年近日発売予定)を1日0.5g料理に混ぜて摂取し始める。 2024年4月 ビタミンD :10.5ng/mL未満(基準値30~999ng/mL) カルシウム :8.5mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) ●小金の状態:痛みなどの自覚症状なし。基準値未満だが、「NUTRITION series +D」の効果かビタミンD量が上昇してきた。 ●薬:服用せず。(病院からは服用を勧められているが自己判断で服用していない) ●日光浴:1日15分~30分ほどの仕事上の外出を継続。 ●食事:キノコ類、小松菜や大豆などに加え、「NUTRITION series +D」を料理に混ぜて摂取。 2024年3月~5月 「NUTRITION series +D」の量を0.75g、1.0g...と段階的に増加し、様子を見る。 2024年7月 「NUTRITION series +D」の量を3.0gに増加。 さらに、食事だけでは不足するカルシウムを補完するためにHIRYUが開発する天然成分100%の食品「NUTRITION series +Ca」(2025年近日発売予定)を1日1g料理に混ぜて摂取し始める。 ●小金の状態:自覚症状なし。 2024年7月 ビタミンD :12.6ng/mL未満(基準値30~999ng/mL) カルシウム :8.7mg/dL(基準値8.8~10.1mg/dL) ●小金の状態:自覚症状なし。食事を継続しているためか、ビタミンD量は診療後最も増加し、カルシウム量もほぼ基準値となる。 ●薬:服用せず。(病院からは服用を勧められているが自己判断で服用していない) ●日光浴:数日に1回、15分~30分ほどの仕事上の外出のみ。 ●食事:キノコ類、小松菜や大豆などに加え、「NUTRITION series +D」「NUTRITION series +Ca」を料理に混ぜて摂取。 以上のように、現在は処方薬や市販のサプリメントなどは摂取せず、「NUTRITION series +D」や「NUTRITION series +Ca」を利用した食事と数日に1度の日光浴で治療しています。 2024年10月時点で体調は良く、痛みなどの自覚症状は何もありません。
骨粗鬆症・骨軟化症・くる病は健康寿命を縮め、生涯の医療費負担を増やします。 骨が脆弱化するこれらの病気が急増している中、多くの市販薬やサプリが発売され始めました。 事例を記載した通り、HIRYUスタッフである望月も肋骨や足に痛みが現れ、血液検査を行ったところ、ビタミンD欠乏性の骨軟化症であることがわかりました。 市販薬やサプリの多くは、体内のビタミンDを活性型ビタミンDに変化させる活性剤であるため、まずは食事や日光浴による天然のビタミンDが必要となります。 そこでHIRYUは、日光浴(紫外線)不足でも充分なビタミンDを体内に摂取できる餅や麺などの食品開発に月日を重ねました。 ビタミンD含有量が断トツで多いアラゲキクラゲを用い、希少な有機原料をパウダー化して製餅・製麺の際に混合することを試みました。 製造工程中にビタミンD成分が消失してしまい、悪戦苦闘を繰り返すこと1年、遂に商品化に成功しました。 主食として食べられる栄養価の高い低GIの「玄米餅(VEGAN RICE認証)」にアラゲキクラゲを配合した商品「玄米餅+D」なら切餅3個、「玄米麺+D」なら2袋食べれば食事による1日のビタミンD摂取目安量(8.5µg)を満たすことができ、毎日の食事に簡単に取り入れることができます(特許申請準備中)。 なお、ビタミンD欠乏状態を改善するためには、毎日の食事から15~20µgのビタミンDを4~6か月間程度継続して摂取する必要があるとの試験報告があります。 このため、ビタミンDの欠乏状態に該当する方は、「玄米餅+D」や「玄米麺+D」を食べる量を増やして調整下さい。 さらに、望月と小金が料理に混ぜて摂取している天然成分100%食品「NUTRITION series +D(ビタミンD)」のほか、同時に摂取することで効果が増す「NUTRITION series +Ca(カルシウム)」の販売が決定しました! 2025年1月現在、パッケージの印刷に入っており、近日販売開始となります!