◆素材とメンテナンス


ロイヤルメードの素材

◆機能性の下着が発達し 冷暖房が完備してお召しになるものも重たいものでなく軽く動きやすくという方向にございます。

◆私がHIROMITAKEIでずっとこだわって扱ってきた二重織という生地は 一重の織物を織っていきながら、接結糸を使ってもうひとつの織物とつなぎ 合わせて織っていく織物です。

1枚の生地を2つ合わせて 1枚の生地を構成しています。

ウール特有のしなやかさと弾力性は2枚重なっていることにより  作り上げた曲線(商品)を1枚の織物より何倍も長く保つことができます。

スーツを立体的に見せるための肩回り胸回りの(立体感)を作るには この二重織の生地は最適です。


【ダブルウール 新ダブルウール】素材について

HIROMITAKEI オリジナルで尾州の織屋さんで生産している二重織の生地です。

織のシェードが見える薄い生地2枚を接結糸を使わず数本に1本づつ緯糸を表側と裏側のそれぞれの表面に出し 重ねて織り1枚にした生地です。

2重織は上の生地と下の生地がそれぞれ別々に伸縮するので独特のストレッチ感があります。

これはお召しいただいていて堅苦しい感じを軽減し動き易さがあります。



ウール特有のしなやかさと弾力性は2枚重なっていることにより作り上げた曲線(商品)を1枚の織物より何倍も長く保つことができます。

2重になっていますが、軽さ長い期間お召しいただける生地厚にこだわりました。

特に 新ダブルウールは 糸は強撚を2種類使用していてさらっとした感じと二重織の張り感だけでない落ち感があることがこの生地の特色です。

 

【ダブルジョーゼット】素材について

ロイヤルメード・シリーズのスーツは、ダブルジョーゼットの生地を使用しております。

普通のジョーゼットを2枚(2倍:ダブル)で織り、2枚をつなげていますので生地を構成する糸も織る手間も2倍以上かかります。

また、生地の組織の特性として、蘇生力が違います。

ちょっとしたシワなどは、ハンガーに掛けておくだけで取れてしまいます。伝言板でも「魔法の様」と表現されたお客様もいらっしゃいます。

普通の織機では織れず、専用の織機を使い手間を掛けて織り上げます。

素材が、とても高価なものです。

このダブルジョーゼット生地使用のスーツは、デパートや専門店では10万円以上の価格が付いています。


【薄手ウール、ダブルクロス、】素材について

薄手ウールはロイヤルメードで扱う素材の中では一番薄手のウールです。

表面はフラットで毛羽感がなくクリアーです。

きじが薄いためタックやプリーツなどデザインを提案しています。

グレーはトップ糸を使い生地で織った後を染めるのでなく 糸の状態でグレーに染めたもので生地に織っています。

べたっとしたグレーでなく霜降りとなり同じグレーでも後者のほうが高級感がございます。



ダブルクロスはこちらも2重織の素材です。 表はフラットですが裏が綾組織です。
生地は張りがあるものの柔らかく デザインも柔らかさの出るもの考えています。
女性らしい雰囲気のある素材です。 生地の厚さは薄手ウールと ダブルウールの間くらいです。

裏地のキュプラ (コットン100%)

コットンリンター(綿花を取った後の綿の実に残る短い繊維)を主原料とした再生セルロース系繊維です。

これはドイツのベンベルグ社の繊維商品名で、性質は柔かくて静電気をおこしにくい高級裏地用素材です。

従いまして、化繊と違い、足にまとわりつきにくい、裏地素材です。 また暑い時期には、汗で不快なべたつきが軽減されます。

強撚 綿ジャージー

通常より、糸を多く撚っていますので、細い糸でなければ、撚れません。また、多く撚るという手間と工程がかかります。
従って、糸も高級なものが必要になりますし、工程上からも、高級素材ということになります。

服にした時の落ち感(トレープ感)が良く、サラットした肌触りです。
また、型くづれしにくいなど、たいへん優れた特徴があります。

メンテナンスは、ドライ用の洗剤で、手洗いし、型を整えて干します。
ジャージーなので多少縮みますが、レースのついているものはアイロンをあてれば、回復します。

シルクシホン

シホンとは、薄く柔らかい絹織物のことで、非常に軽く落ち感(トレープ感)の出やすい布地です。
ドレスなどにもよく使われる、とても綺麗な高級素材です。
今年は、透明感や優しさがトレンドになっていますので、HIROMI TAKEI のおすすめ素材です。

薄手の素材なので涼しい反面、シルクシホンの保温性で、これ一枚有ると冷房対策にもなり、女性には頼もしい素材です。

メンテナンスは、ドライ用の洗剤で、手洗いし、型を整えて干します。

ウール・ジャージー

毛糸で編織りしたジャージーです。

弾性に富み保温性が優れいます。【HIROMI TAKEI】はソフトな落ち感のあるたいへん肌さわりの良いものを厳選しております。

今シーズンは、ピンク・ベージュ・グレーの3色とも糸の状態で、羊毛を染色し、異なる色に染めた糸を混合しているので、たいへん美しい霜降りの効果が出ています。後染めのピンクやベージュと違い、上品な高級感が溢れています。

メンテナンスは、ドライクリーニングか、ドライ用の洗剤で、手洗いします。


For Sports ”Couse & Court”シリーズ

清涼感と快適な着心地を実現します。 【機能素材「スペースマスター」】サンゴに学んだユニークな十字断面 自然は、私達にさまざまなことを教えてくれます。軽さを追求した「スペースマスター」のアイデアは、実は8本の突起を 頭に持つ「八方サンゴ」の姿から生まれました。 繊維の中心分を削る中空構造ではなく、繊維の外側を削って軽量化を図るという発想です。 ユニークな十字断面を採用することで、繊維と繊維の間に大きな空隙が出来、通常のポリエステル繊維のスポーツ素材より 25%以上軽量化されています。肌への接触面積も約2分の1になり、べたつき感をおさえます。 また、生地の十字断面特性により、汗を毛細管現象により素早く吸い上げ、拡散。この優れた吸汗・速乾性能が清涼感と 快適な着心地を実現します。