私が小さい頃、毎晩きれい好きの母が、三人娘のふとんを敷いてくれました。
シーツをピシーっとしわのないようにかけてくれて、
その上に私たちが待ってましたと寝転がります。
すると、母が掛けふとんをふわ~っとかけてくれるんです。
そのわくわく感とソワソワ感は今でも覚えています。
そんなわくわく感をひなたのふとんで感じていただきたい!
ひなた。それは漢字で書くと「日向」。
ふりかえれば、宮崎は神話の時代から「日向」と称されてきた土地でした。
ひなたは、ゆったりとした時間をつくる。
ひなたは、人柄をあたたかくする。
ひなたは、太陽の恵みで豊かな食を生み出す。
ひなたは、人々に希望と活力をもたらす。
いま、この国に必要なのは、そんなひなたのチカラだと思う。
宮崎を、日本のひなたのような存在へ。
そう願う私たちの新しい取り組みが始まります。
ものづくりにかける職人の想い
株式会社 菱友には元気いっぱいの社員が揃っております。
会長を筆頭に、社内では
とーーっても大きな挨拶の声が飛び交っております。
たまに お客様を驚かせてしまう勢いです(笑)
それぞれの担当部署で高い技術の職人たちが
自信と責任をもって一枚一枚丹念に造り上げていきます。
皆様の明日を明るい未来にしたい!
「お客様にきもちよく使っていただきたい」そんな想いから素材のチェックから、仕上げまで
とことんこだわってお作りしています。商品開発ではお客様のお声を元に製造することもしばしば。
中でも特にこだわっている4つのポイントを紹介します。
羽毛のほとんどはヨーロッパ、台湾、中国からの輸入ものです。各国で洗っているのですが、ほとんどニオイが残っています。
ひなたのふとん(株式会社菱友)では、何回も洗い、様々な洗剤を使って洗ってみて、ほとんどニオイがしない洗い方に成功しました。
一般的な工程のパワーアップは洗っているのではなく、霧吹き状態で乾燥しているだけなので
その前にトリプルウォッシュで十分に洗浄しています。さらに今後もニオイをおさえる努力をして参ります。
トリプルウォッシュシステムを採用し、国内の試験で高い洗浄度が証明されています。
通常、羽毛がどのくらい洗えているかを測る検査項目「洗浄度」は、日本羽毛製品協同組合が定めたJIS基準では
水の透明度「500mm」以上が合格となります。しかし、ひなたのふとんの羽毛布団の洗浄度は「1,000mm」で
JIS基準の2倍の清浄度が証明されています。
20年程前までは、Sサイズの場合掛けふとんの重量は1.4~1.5kgが常識でした。
今は羽毛が高くなって、キロ数を少なくして値段を抑えているのが現状です。
ふっくら感を重視するのであれば、できれば1.3kg以上の羽毛布団をおすすめします。
ひなたのふとんでは、パワーアップ加工をしますので、ふっくらとした風合いは自信をもっておすすめできます。
仕入れた時に圧縮された羽毛を専用の機械にかけることで、本来のふんわりした羽毛を取り戻し
ボリュームアップした羽毛で布団を作っています。
輸入した原毛を洗浄し、清潔にしていきます。
蒸気式のパワーアップマシンで羽毛を攪拌しながら100℃ 以上の高温で殺菌洗浄します。
高温処理後の羽毛を急速冷却して、ゴミを取り除きます。
羽毛をより良い状態で保存するため、ボックスに収納します。
羽毛ふとんの立体キルトは、Sサイズは20マスと30マスがあります。
羽毛を注入する穴は、20マスで16個、30マスで24個のピンポン玉が通る程の穴があります。
そこに羽毛を注入する器具を通して羽毛を充填していくのですが、その穴から、使用している間に中味の羽毛が移動してしまい
片寄ってしまうのです。市場にある羽毛ふとんは、ほとんど片寄ってしまいます。
ひなたのふとん(株式会社菱友)では、その穴に弁を付けることによって、羽毛の移動を防止することに成功しました。
一般的なキルトは羽毛充填のノズルを通す穴が空いているため、使っているうちに穴から羽毛が移動してしまいます。
一方、移動防止キルトは、羽毛充填のための特殊な弁が付いており、ノズルを抜いても羽毛の圧力で弁は閉じた状態を保ちます。
この特殊な弁によってご使用中も羽毛が隣のマスに移動せず、片寄りにくい布団になりました。詳しくは以下の動画をご覧ください。
立体キルト
移動防止立体キルト
それぞれ5年使用後の立体キルトと移動防止立体キルトの布団内温度を比較しました。
肩口やお腹の部分が、移動防止立体キルトの方が温度が高く、暖かいのが分かります。
昔は、羽毛ふとんを洗う設備がなかったので洗えませんでした。
最近では、羽毛布団を洗う機械が導入され洗えるようになりました。
ひなたのふとんと、ボーケン品質評価機構で羽毛布団を10回(1年に1回として10年分と換算し)洗った結果、
羽毛が片寄らないことが検証されました。さらに、寝る時にの不快な静電気が起きないように静電気防止を施しております。
合成洗剤で10回洗濯した後の品質に問題がないかを第三者機関に依頼して検証しています。検証の結果、問題ないと品質保証を頂きました。
上手な洗い方
①洗濯ネットに入れる必要はありません。
(ネットに入れるとしっかりと洗えない場合があります)
②ドラムに入れる際は綺麗に畳まずふとんの中身を持ってドラムに沿うように押し込んでください。
ふとんに合ったサイズの乾燥機を選び、60分程度乾かしてください。
コース終了後、大型乾燥機で30分程度追加乾燥してください。