娘さんが生まれて、初めて過ごす3月3日のひな祭り。

とっても楽しみな春のお祝いが近づいてきますね。

「お雛さまをどこに飾って、どんな料理を作って、誰を呼んで…どんな初節句にしようかしら?」

って、ワクワクしてきているのではありませんか?


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たくさんの雛人形の中からたった一つ選ばなくてはならないとなりますと、

サイズの基準や、製造の技法などの裏付け、値段の差を知りたいと思いますよね。


後悔しない雛人形の選び方にはコツがあります。

顔、衣装、仕立ての3点を気を付けることによって、納得のいく雛人形の選び方をしていただけると思います。


1.お顔


お顔は好きなものを選ぶのが良いです。


個人差はあると思いますが、はやりすたりに左右されないほうがおすすめです。

また、お子さんのお顔に似たものを選んでもよいと思います。


雛人形は平安時代のお顔を基本としているため、切れ長の目の雛人形が多いのですが、 

これは赤ちゃんが新生児の時のお顔に似ている、とおっしゃる方も多いです。

ひなせいの雛人形のお顔は、ピンクのファンデーションを施しておりますので、

優しい雰囲気に感じていただけるかと思います。


2.衣装

衣装はそっとめくってみる選び方があります。

見えないところまで細かく仕立ててあるか、ほんの1mmしか出ていない布に同じ布が使われていないかなど確認してみてください。

色にも意味があります。

季節を映し、思いも映す、それが十二単の色使いです。


雛人形に使う布は、普通の着物よりも密に織ります。

しっかりとした布を小さなお着物に仕立てるには熟練の技術が必要です。

裾のほうまで美しいラインが出るように仕上げるため、ひなせいの雛人形は通常の2倍の時間をかけて縫製をしております。


ぜひ、量産型の雛人形と比べていただけたらと思います。



3.仕立て

お仕立て(全体の形)に関する選び方は、どこから見てもきれいな三角形であるかどうかを見てください。

量産型のものは細部まで時間がかけられないので、三角形というか、もっと扁平な多角形のようになってしまうことがあります。

日本人が一番美しいと感じる三角形は山の形だそうです。

山のように穏やかにすっと地平に消えていく稜線のような三角形になっているかどうかが美しい雛人形を見極めるポイントです。

前からだけでなく、横から斜めから、また後ろからぜひ見てみてください。

もし許されるのなら、下からも眺めてみてください。

下から見た時に接着剤でささっと処理されているような雛人形だと、接着剤の劣化によって布がはがれてくることがあります。


将来お嬢さんをがっかりさせない雛人形に出会っていただきたいと思っています。