当店の比内地鶏の生産のしくみ

当店を運営するJA全農北日本くみあい飼料株式会社は、東北地区で畜産に関する様々な事業を行うJA全農グループの企業です。
比内地鶏を知り尽くす秋田たかのす農協と、秋田県内に幅広いネットワークを持つJA全農あきたの全面的サポートも受けています。
当店は、秋田の誇りである比内地鶏を支える輪の一員として、日々お店の運営に取り組んでおります。

事業イメージ

比内地鶏は育種改良からヒナの生産、飼育から加工、販売に至るすべてが秋田県内で完結しています。
当店はそれぞれの段階に関わる皆様と一緒にお仕事をしながら信頼できる商品づくりに取り組んでいます。

ここからは、それぞれの段階についてご紹介します。

鶏の育種

「比内鶏」は昔から秋田で飼育されている在来鶏です。県外に持ち出されることはなく、天然記念物にも指定されています。比内鶏は美味しいのですが繁殖力や抗病性が弱かったため、秋田県が食用鶏としての研究・改良を行い、比内鶏を父親に、ロードアイランドレッドという卵も肉もとれる種類の鶏を母親にしてかけあわせました。これが「比内地鶏」です。
つまり「比内鶏」をかけあわせて「比内地鶏」が生まれたということになります。美味しくて育てやすい、良いかけ合わせが昭和52年に完成し、昭和53年より食用として比内地鶏の肉が市場に出回るようになりました。
私たちは秋田県畜産試験場や秋田県農業公社で血統が維持されている比内鶏とロードアイランドレッド鶏を親鳥として入手しています。ほかにも比内地鶏の飼料の研究や、育て上げた比内地鶏の売買など、いろいろな面で秋田県とともに比内地鶏のお仕事を行っています。

ヒナの生産

比内鶏とロードアイランドレッド鶏を、秋田県や地元の秋田たかのす農協の農場でかけあわせます。
写真はオスの比内鶏と、メスのロードアイランドレッド鶏です。
オスとメスを一緒に飼って産まれた有精卵を、併設するふ化施設でかえすと比内地鶏のヒヨコが産まれます。

ヒナの飼育

このヒヨコを地域の生産者の皆様に育てていただきます。

生産者の皆様は秋田県が運営する比内地鶏ブランド認証推進協議会に登録し、秋田たかのす農協の生産者部会にも所属しています。

比内地鶏の飼料

当センターの比内地鶏に与える飼料は、当社の自社工場で製造しています。

飼料製造工場:JA全農北日本くみあい飼料株式会社八戸工場(青森県八戸市河原木)
この飼料をすべての鶏に与えることで、鶏肉の味をそろえるように努めています。

食肉加工

当センターで食肉加工しています。当センターは比内地鶏だけを受け入れ、比内地鶏ひと筋で操業しています。

当センターは秋田県北秋田市にあります。県北では大舘市や能代市に次ぐ人口の市です。
空港や道路が整備された今でも、豊かな自然をたたえる山々と川が美しい風景を残し、平地には静かな農村が広がります。

◎比内地鶏の由来と品質を証明する「秋田県比内地鶏ブランド認証」取得済み工場

◎衛生的な生産工程を証明する「秋田県版HACCP認証」取得済み工場

◎食品衛生法に基づく営業許可 秋田県 指令鷹福環-19-81,82,83,84取得済み

◎食鳥処理事業許可証 秋田県 指令食検-436,437取得済み

秋田県比内地鶏ブランド認証制度

秋田県比内地鶏ブランド認証制度は、秋田県による管理のもと、ヒナの生産者と、比内地鶏を育てる生産者、食鳥処理業者、食肉処理業者、加工食品製造業者が認証制度への登録を行い、協力して高い品質の比内地鶏を生産する仕組みです。

(1)飼育の基準を決めています。
国が定める地鶏の基準(特定JAS)よりも厳しい基準です。

ヒナ 秋田比内鶏(オス)とロードアイランドレッド種(メス)の一代交雑種
飼育期間メスはふ化日から150日以上飼育していること
オスはふ化日から100日以上飼育していること
飼育方法28日齢以降に平飼いまたは放し飼いで飼育していること
飼育密度28日齢以降1平方メートル当たり5羽以下で飼育していること

(2)情報開示を進めています。
トレーサビリティ・システム(鶏群単位)により飼育履歴が分かります。
生産者を含めた認証事業者は飼育履歴などの報告をつど提出しています。

当センターのおすすめの商品です。

比内地鶏をお召し上がりになったことのない方は、ぜひ当店の比内地鶏おためしセットをどうぞ。

比内地鶏おためしセット

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