ペンハリガンの始まりは、1872年までさかのぼります。
創立者のウィリアム・ペンハリガンは、1860年代後半に故郷のコーンウォールからロンドンに向かい、ペンハリガンのルーツとなる理髪店をジャーミン・ストリートに開業しました。
そして、1872年にペンハリガンの初めての香り「ハマン ブーケ」を発表します。
この香りは、当時、同じ通りにあったターキッシュバスのスチームと硫黄の香りにインスパイアされたもので、まさに、奇抜なものが流行した時代を象徴する香りでした。
香水ももともとは、理髪店に足を運ぶお客のニーズで副業的に作っていたのが、気づいたら人気ブランドになり、現在まで何百年も続く老舗ブランドを確立しました。
はっと不思議に思った瞬間や風景、記憶の底に埋もれてしまった情景。
そのような一瞬一瞬を切り取り、香りに忠実に昇華しようとしたウィリアム。
“創造的かつ革新的な香水作り”で数々の香水を世に送り出してきた創始者ウィリアム・ペンハリガンのを美学は現代にも引き継がれています。
ペンハリガンは創始者なき今も、これまでにないセンセーショナルな香りを追い求め、日々探究し続けています。 |