ブランド事典

ポール・スミス
Paul Smith

デザイナー“ポール・スミス”は1946年、英国ノッティンガムに生まれます。
ポール・スミスは1970年10月、貯金の全額を払ってノッティンガムに自分の名前を冠したショップを開きました。
当初、マーガレット・ハウエルやケンゾーを扱っていましたが、徐々に自らデザインしたアイテムを扱い始めます。

1974年、その噂を聞きつけた「ブラウンズ社」に、専任のコーディネーター兼デザイナーとして採用されます。ポール・スミスは自分のショップを経営するかたわら、3年間同社の買いつけとブラウンズブランドの商品デザインを担当し、同社の名声を高める大きな原動力となりました。

1977年、ポール・スミスブランドのシャツを製造していたアールニューボールド工場が不景気のため閉鎖されそうになり、100年余りの歴史ある工場から伝統を守りたいと思ったポールは工場を買い取ります。
このことが後にポール・スミスのカジュアルラインともいえる“アール・ニューボールド”コレクションをスタートさせるきかっけになりました。アール・ニューボールドは無駄を省いたシンプルなデザインで、今でもこの工場を拠点とし、生産されています。

1978年、パリで初めてコレクションを発表します。
1979年には念願のロンドン出店を果たします。場所は野菜市場であったコベントガーデンで、今もポール・スミスのフラッグショップになっています。

1982年、日本企業のジョイックス・コーポレーションと業務提携し、1984年には南青山に直営店をオープン。
1990年、上級ラインのコレクション“ポール・スミス・コレクション”を発表。
1991年、英国産業デザイナー賞を受賞。
1993年、“ポール・スミス・ジーンズ”を発表。
1994年、日本市場からの熱い要望により“ポール・スミス・ウィメン”を発表。
1999年、“ポール・スミス シューズ”を発表。
2000年、ロンドンとパリで香水“ポール・スミス パルファン”を発表。
同年、デザインへの勲功により、ファッションデザイナーとしてはハーディ・エイミスに続いて2人目となる、ナイト爵位(SIR)をエリザベス女王から授与されました。

近年は、アパレルのみにとどまらず、ローバー社の“ミニ”や家具のデザインなども手掛けています。


ポール・スミス/Paul Smith

バナナの倉庫だったコベントガーデンのショップ

※ポール・スミスは当店では取り扱っておりません。

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