ケント
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GB KENTはウィリアム・ケントによって1777年、ジョージ三世の時代に設立されました。20世紀の初め頃までGB
KENTはロンドンにてブラシの製造をしていましたが、85年程前にロンドンの北50kmにあるヘメルヘムステッドに拠点を移しました。現在、アプスレーにある近代的な設備にて製造を行っていますが、製造過程の多くは今も手作業で、木を削る香りは1777年当時のそれと変わらぬままです。 設立当初、ウィリアム・ケントは靴や毛髪、洋服用のブラシを製造していました。自らの製品に対する彼の自信はその製品広告に表れています。タイムズ紙の一面に掲載された初めての広告にはこのように記されています。 「私どものブラシは今までのものとは全く違います。その優れた原理は一目ごらんになったらお分かりいただけます。独特な構造により、一回のブラッシングで埃やふけの除去、磨き上げを行います。ブラッシングの後はなんとも美しい光沢に仕上がります。」 |
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GB KENTの社名はジョージ・バートン=ケントにちなんで名づけられました。彼は王室御用達許可証を持ち、1854年から1900年にかけて大規模な製品開発を行い、大幅な事業、売上の拡大を成し遂げました。19世紀末にかけてGB
KENTは週600頭分もの雄牛の脚の骨を使い、柄の部分が骨で出来ているハブラシを大量生産していました。 現社長兼販売取締役のアラン・コスビーは当社にとって大切なのは「この伝統技術を守り続けること。」と語っています。GB KENTはご家庭内で古くから使われているブラシを修理できる数少ない会社のひとつです。こうしたブラシは多くは当社の製品であり、たとえそれが「手作業の植毛」、つまり文字通り職人が手で毛の縫いつけをする作業であっても修理可能です。一見ありふれたブラシひとつをとってもその製造にどれだけ多くの職人技術と材料が必要かを知るのは非常に興味深いものです。 ![]() |
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(1) いちはやく運搬車を使用した卸売り業者のうちのひとつでした。24馬力、2.5tの「商用車」を1908年に購入しました。 (2) 第一次世界大戦の際、大量のブラシを英国陸軍省のために製造しました。兵士の装具には毛髪用、歯磨き用、シェービング用、洋服用、靴墨用、靴磨き用、それにボタン用ブラシが含まれていました。 (3) 雄牛の骨や豚毛の使用が宗教上禁止されているインド軍隊のために木の柄と植物繊維でできた特製のハブラシを製造しました。 (4) WWIIでは、ケントの工場が、ドイツの空襲によって17回打たれました。しかしながら、労働者は、落ちる爆弾の中の驚くべき勇気および耐久性を示し |
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、屋根の大口をあける穴をカバーするために防水布を使用して、仕事を続けました。 (5) 225年もの間、ブラシ作りに携わってきました。英国のブラシ製造業者のなかで最も長い歴史を誇ります。 (6) 現在では250種類以上のブラシを作っています。 (7) 製品は世界52カ国に輸出されています。 (8) 年間100万本のヘアブラシと50万本以上のハンドメイド櫛を生産しています。 (9) 殆どのブラシ製品が12の工程を経て作られます。なかには20もの工程を経ているものもあります。そうした工程にはカット、形作り、植毛、仕上げ、点検、磨き上げなどが含まれています。 (10) 非常に厳しい品質管理の下、すべて手作業で点検、仕上げをしています。 ![]() |
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アナグマ毛/Badger Hair GB KENTの製品に、英国産アナグマの毛は、現在も過去にも使用されていません。 GB KENTのシェービングブラシとアナグマ歯ブラシに使用されているアナグマ毛は中華人民共和国から輸入されるものです。 中国の北の地方ではアナグマは害獣とみなされており、淘汰されなければ数が増えすぎて害を及ぼすかもしれないのです。 GB KENTは環境上、生態学上の問題に常に配慮を払いながら製品の原材料を選んでいます。 |
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野生豚毛/Natural Bristle |
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B KENT が最初に日本に輸入されたのは、現在のGB KENT の社長の祖父にあたるコスビー氏が初めて日本に訪れた1949年から50年にかけてのことでした。それからKENTの商品が日本で販売されるようになってすでに半世紀以上の時がたちましたが、今なおGB
KENT製品の品質は高く評価されています。 左の写真は1967年の日本橋三越デパートでのKENTの販売風景です。 |
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