インコテックス
Incotex
Incotex
![]() |

![]() |
![]() |
![]() ■インコテックス インコテックス(Incotex)は、1951年、カルロ・コンパーニョによりユニフォームを製造するメーカとしてヴェネチアにて創業します。 歴史的には、1970年代にパンツ製造に特化、1980年代には上質なパンツメーカーへと転進していきます。 以前より、有名モード系ブランドのパンツも手掛けたこでも証明されるとおりの実力ブランドで、その確かな素材選び・巧みな裁断縫製・細部まで行き届いた心遣いにより、イタリアはもとより世界中で高い評価を獲得し続けています。 イタリアにおける紺のジャケット+グレイの無地パンツという王道スタイルにおいても、インコテックスは大定番であり、紺ブレに限らず他色のジャケットやブルゾンにもコーディネートできたりと、汎用性の高さは抜群です。 インコテックスのパンツの特徴ですが、裾に向けて自然にテーパードした美しいスタイル、足を長く見せてくれ垂れた尻を心持ち上げてみせてくれる視覚的な体型補正効果、年齢的に緩んでしまった下腹を絶妙に包み込むような緩からずキツからずのフィット感の3つがあげられます。 ディテールとしては、はいたときに折り目が真っ直ぐに落ちるようセンタークリース(折り目)を外側に向けて仕上げたり、ウエストにかかる負荷を分散させるためにウエストバンド後部を二つのパーツに分けV字のカットを入れたりと、細部への配慮はパンツ専業ブランドならではです。 また、特にここ数年、積極的に発表されている豊富なカラーバリエーション展開とイージーパンツ・ゴルフパンツの発表といったラインアップの拡充は、今後のインコテックスを占う意味でも着目すべき点です。 ■インコテックス・レッド インコテックス・レッド(Incotex Red)は2009年春夏よりスタートした、チノ、ミリタリー、ワークパンツをベースに新しくデザインされたインコテックスの新しいメンズのカジュアルラインです。 しかしながら、パンツ専業メーカーとしての卓越した技術を持つインコテックスのパンツとしての機能性、素材やパターンに対する研究、高品質へのこだわりは変わりません。 この新しいコレクションは、それぞれのアイテムをマスターピースに近づける為に、生地に対する概念を持つことなく、自由な発想で創られています。 それぞれのスタイルごとに加工を行い、染め、サンディング、洗い、ハンドペインティング、ダメージ加工などを組み合わせて、ヴィンテージのような風合いに仕上げています。 ■インコテックス・スラックス 2013年春夏のコレクションよりインコテックスのカジュアルライン「インコテックス・レッド」と5ポケットのライン「インコテックス・チンクエタスケ」はインコテックス・スラックスと名前を変えました。 商品内容は従来の流れを踏襲しています。 ・デザインの特徴 伝統的なミリタリーパンツやワークパンツの仕立てからインスパイアされたデザイン。 ベルト代わりに使うことが出来るテープ(ドローコード)や、ベルトループの補強、ハンドによるはと目、内側の仕上げなどのミリタリーパンツからのディテールを、インコテックスの技術を駆使し、モダンなアレンジを加え、ヴィンテージ加工のボタンやポケット布の製品表示プリント等がそれぞれのアイテムにさらなる個性を与えています。 しかし、ワークパンツといえども、インコテックスの"テーラリング"の精神は全てのモデルに残されており、ウエストバンドのバックスリットなどに表れています。 ・仕上げの特徴 全体に施されたヴィンテージ加工で、ワークパンツならではの着古されたような風合いを出しています。 また、製品を一点ずつではなく重ねて洗いをかけることで、製品の色落ち具合は1本、1本、異なり、個性的な表情を持った仕上がりになっています。 特殊なシワ加工や、ハンドペインティング、日々の着用によってできたようなポケットやヘム部分のアタリや、小さな穴など、手作業で軽石でのストーンウォッシュ、サンドペーパーで色落ちやダメージ加工など、ここでも細部までこだわった作業を施すところがパンツメーカーとして一切の妥協を許さない、インコテックスブランドであり、 インコテックス・レッドの特徴と言えるでしょう。 |
![]() |
![]() |
ブランド事典トップへ |