ベルベスト（Belvest）は、クラシコ・イタリア協会に属するスーツのファクトリー・ブランドです。
ベルベストのサルトリアとしての歴史は1964年、ヴェネトのピアッツゥオラスルブレンタで始まり、その土地に強く根付くサルトリアの文化を常に尊重したものづくりがブランドの理念となっています。
それは創業者ニノ・ニコレットから始まり、娘であるマリアテレジアに受け継がれています。

最初のベルベスト路面店はヴェニスにオープンし、ニューヨークのEAST57streetには、北米市場におけるマーケティングとセールスを専門に行なっているベルベスト USA社があります。
さらに、2003年1月にはミラノのヴィアサント・アンドレア2にショールームをオープンし、現代生活の中で変化する時代の感性・ニーズに適応しています。
また、オーダーメードも30年以上行っており、世界中のこだわりの顧客たちを満足させています。

スーツ、ジャケット、ベスト、トップコート、パンツ・・・全ての細かいディテールにまで細心の注意を払い、その構造は緻密で精度が高く、一つの作品とも言うべき仕上がりです。
タスマニアンウール等の高級素材、緻密なカッティング、サルトリア的ディテールに、ベルベストの完璧さは現れています。
そして、そのクラシックで時間を越えたスタイルに、現代的かつ個性的なテイストをうまく取り込んだブランドとしての地位を確立しています。
それは、日本のセレクトショップでも非常に人気の高いことでも実証されています。

また、その名はエルメスへ服を供給していたことで有名であり、その他にも幾多の著名ブランドのスーツを手がけていますが、それでいてダブル・ネームは用いないのもベルベストの特徴です。

ベルベストは、いつの時代もファッション、スタイルへの哲学を持ち、その歴史と輝かしい業績の中で、何が新しいものか、何が美しいものかを常に探求してきました。

“決して現状に甘んじることなく、真のエレガンスの探究することがベルベストのモットーであり、これみよがしに目立つのではなく、さりげなく良さを気付いてもらえる、そんなエレガンスを表現し続けたいと願っている”
そんな理念と強いパーソナリティを持った会社だからこそ、世界中で時代に合ったモダンなスタイルを創造し続ける事が出来るのです。