旬は2回?!カボチャの健康成分
まだ真夏の暑さが続いていますが、こういう時こそ栄養価の高いものを食べて体調管理に役立てたいですよね。
この時季、実は旬を迎えているのがカボチャです。冬至に食べるイメージから、冬が旬だと思われていることも多いようですが、実は、カボチャは夏と冬の2回、旬の時季を迎えます。
今回は、栄養たっぷりなイメージのあるカボチャの健康成分を見てみましょう。

★旬が2回とはどういうこと?!
カボチャが最も収穫されるのは、本州で7〜8月頃、北海道で8〜10月頃で、スーパーなどでもよく出回るようになります。なぜ秋〜冬の時季にかぼちゃが食べ頃になるのかというと、収穫してすぐよりも、追熟させた方が水分が抜けて味が良くなるからです。夏の獲れたてのかぼちゃは、水分が多く、甘みもあっさりとしています。
このかぼちゃを秋〜冬頃までじっくりと追熟させることで、甘みがギュッと詰まったかぼちゃになります。
国産かぼちゃは収穫がはじまる初夏の頃から出回りはじめますが、安く購入できるのは、かぼちゃがもっとも出回る9〜11月頃です。
カボチャはスーパーで年中見かけますが、1〜6月頃は海外産のカボチャがよく並ぶようになっています。

★カボチャにはビタミン類がたっぷり
カボチャの果肉の黄色や、皮の緑色の色素成分であるβ‐カロテンは、がんや老化、免疫機能の低下などに関わる活性酸素の発生を抑える抗酸化作用があります。さらにβ‐カロテンは、体の中でビタミンAに変化します。ビタミンAは、皮膚や粘膜の免疫力を高める働きがあります。
またビタミンCも多く、100gあたりなんと16咾如∪人男性の1日の推奨量のおおよそ16%に相当します。
100gというと、煮物にしたカボチャ4切れか5切れほどになりますので、一度に食べられる量ですね。
ビタミンCは、β‐カロテンと同様に抗酸化作用があるほか、ストレスや風邪への抵抗力を強める栄養素です。
さらに、ビタミンEもたっぷりで、カボチャ100gあたりには、5.1咾離咼織潺Eが含まれており、成人男性の1日の目安量の半分以上を補うことができます。
ビタミンEは強い抗酸化作用があるため、細胞にダメージを与える活性酸素から体を守る栄養素です。
なおビタミンEは、ビタミンAやビタミンCと一緒に摂ることで、より抗酸化作用が高まるので、ビタミンA・C・Eをすべて含んだカボチャを食べることで効率的に補うことができますね。

★カリウム&食物繊維もたっぷり!
カリウムは、体内のナトリウム、すなわち塩分を体の外へ出すことを促すミネラルです。
近年、野菜や海藻類の摂取量が少なくなったことから、日本人のカリウム摂取量は年々減少している と言われています。一方で、血圧が高くなる要因の塩分摂取量は多くなりがちです。
カボチャ100gに含まれるカリウムは400咾任△蝓∪人男性が1日に必要なカリウムの目安量のおおよそ16%を補うことができます。
さらに、カボチャには食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は、便通を促して腸内環境を整えるほか、脂質や糖質を吸着し、排出させてくれます。
カボチャは、健康だけでなく、美容にも優れた成分をたくさん含んでいる野菜だと言えます。
ただし、カボチャは糖質の多い野菜でもあります。100gあたり17gとなっていて、他の野菜と比べると多いので、健康に良いとは言っても、食べ過ぎて糖質過多にならないように気を付けてください。

カボチャを使った料理と言えば、煮物、天ぷら、素揚げ、ペーストにしてサラダ、ポタージュスープなどがある他、パイやプリンなどのスイーツにも利用されています。
カボチャは、煮ても焼いても、茹でても、揚げても、スープやペーストにするなど、幅広い形で料理に使うことができます。暑い時季、寒い時季に合わせた料理で、2回の旬を楽しんでみてはいかがでしょうか。