1.《21世紀の演出!常用型摘栽機》で新芽の刈取り。
旬の葉をすばやく刈り取る常用茶刈機。天候の変わりやすい新茶時期、美味しいお茶の葉を摘むのは、時間との勝負です。
2.刈取った茶葉を収集車に収集しているところです。
3.刈取った茶葉を収集車ごと計量しているところです。
4.集められた茶葉を《蒸機》に送る《給葉機(きゅうはき)》です。
5.《蒸機 (むしき)》で蒸します。
蒸時間がお茶の味を決め手となるほどの重要な工程です。《深蒸し茶》は、この段階で倍以上の時間をかけて蒸します。
6.《粗揉機 (そじゅうき)》です。
一番奥から手前の順に、熱風で揉みながら乾燥していきます。蒸した茶葉を、《粗揉機》の回転数を変えて揉(も)みながら乾かします。
7.《揉捻機 (じゅうねんき)》です。
茶の葉に力を加えて水分の均一化をはかりながら揉(も)みます。唯一、火を使わない工程です。
8.《中揉機 (ちゅうじゅうき)》です。
茶の葉を再び熱風で揉(も)みながら、30〜40分かけて乾燥させます。
9.《精揉機 (せいじゅうき)》です。
茶の葉に熱と力を加えて、形を整えながら乾かします。この段階で、水分が約4分の1になります。
10.《乾燥機 (かんそうき)》で熱にて約20分、茶を十分に乾かします。
ここまでの工程が《荒茶製造工程》で、美味しいお茶の元となる葉や茎が混ざった《荒茶》が出来上がります。
生葉10kgが、荒茶で約2kgの製品になります。
荒茶に加工されたお茶は、鮮度を保つために、冷蔵倉庫で保存され、1年間少しづつ製品化のための《仕上加工》を行って、マルハチの美味しいお茶製品になります。
製茶工程は機械と制御盤による自動化がされていますが、経験をつんだベテランの《お茶師(日本酒でいう杜氏)》が、熟練の勘と技術の目や茶葉の香りを確認しながら工程管理を行っています。
11.この後、《仕上茶製造工程》になります。
- 《仕上総合機》
「荒茶」は、形が大小さまざまな状態でまじりあっていますので、
- ふるい分け
- 切断
- 木茎分離 (もっけいぶんり)
- 風選 (ふうせん)
などの作業を連続的に行って、茶の葉のサイズや形を揃えて整えます。
- 《上乾燥機(火入れ)》
茶を、さらによく乾燥させると同時に、マルハチ独特のお茶の香りをつくりだします。
- 《風選 (ふうせん)》
風の力を利用して、茶の「重いもの」と「軽いもの」を選別します。
- 《棒とり機》
茶の棒の部分を取り除きます。選別された棒の部分が「くき茶」になります。
- 《合組機 (ごうぐみき)》
製品の均一化と、消費者の好みに合うように調整・配合されます。マルハチのオリジナルブレンドはこの工程で行われます。
12.店頭販売を行うための製品化。
袋詰め時には 品質保持のため、
- 空気を抜く《脱酸素加工》
- 周りの空気との気圧調整を行う為の《活性ガス(窒素:チッ素)》の充填
を行った後に店頭に並びます。
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