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座布団の豆知識

座布団とは

あまり目立たないが実に融通無碍。そして重要な役割を負う生活上の小道具、それが座布団です。この単純なる方形一枚で部屋の空間を思うがままに変化させることが出来るのです。


座布団の歴史は

座布団の歴史は畳に由来することが大。畳は筵(むしろ)を何枚か重ねたものであり、その古代の畳は寝具座具としてつかわれ、自分の権威を表わすものでありました。さらに時代が進むにつれてその畳の上の茵(しとね)が敷かれるようになりました。茵とは薄畳(うすじょう)を芯にして布のへりをつけた正方形の敷物のことであり、それと社寺で使われた「円座」の使われ方がミックスされ、現在の座布団と発展していったようです。現在のように中に綿をいれる布製になったのは江戸時代の中期以降、そしてその座布団が一般に普及したのは大正時代に入ってから、また座布団用として生地が量産されるようになったのは、なんと昭和の戦後以降になってからです。


座布団の形は

さて、座布団は正方形だと思ってないでしょうか、クッション感覚の新座布団は正方形もありますが、本来の座布団は深い理由があって長方形なのです。それは正座したときに折りたたんだ足を座布団の内側に収める為です。つまり膝を合わせた幅より膝下の方が長いから、それで一般には幅より奥行きが一寸ほど長く作られています。そしてなんと座布団には正面があるんです。三方にある縫い目がない部分、つまり輪になっている一辺が正面です。


座布地の名称は

次に独特な座布団の名称を説明しましょう。大きい順より

(1). 夫婦判(68cm×72cm)
(2). 緞子判(63cm×68cm)
(3). 八端判(59cm×63cm)
(4). 銘仙判(55cm×59cm)
(5). 木綿判(51cm×55cm)
(6). 茶席判(43cm×47cm)

以上の6種類のサイズ(数字は標準寸法)です。この緞子、八端、銘仙という名称はいずれも著名な織物の名前です。いつの頃かそれがそのまま座布団のサイズの名称に転用されているのです。一方、日本工業規格(JIS)では、Sサイズを木綿判、Mサイズを銘仙判、Lサイズを八端判と定めています。しかしJIS規格で販売する店は少ないようです。


座布団の中綿は

座布団の中綿は麻、真綿、木綿と移り変わってきましたが、やはり木綿にとどめを刺すます。保温性、吸湿性に富に適度な弾力性があるからです。使っているうちに少しへたってくるが日に干せば回復し、座り心地にしても一番優れています。座った瞬間ふわっと沈むが底に着く直前に綿の回復力が働き、しっかり受け止めてくれます。

『座布団の関東、関西での微妙な相違点』
数えかたが関東では「枚」、関西では「畳」となっており、座布団中央の中綴の形が関東では「+」、関西では「Y」となっています。


最後に

座布団はくつろぐにしろ威儀を正すにしろ、家庭に於いての必要品です。座布団が置いてあればまぎれもなく、そこが自分の場所となり同時に座布団にすわればなぜか安心できます。こんなふうに座布団は優れた日常生活用品なのです。そこでかつて各家庭で使われていた座布団の役割を思い起こして欲しいのです。わずか、座布団一枚でくつろぎの空間を生み出すことができるのです。

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